[toc]
鬼滅の刃に対する韓国の過剰な反応
みなさんこんばんは。今回は、韓国での鬼滅の刃「旭日旗問題」についてです。僕はこういった話題についてあまり興味がなかったのですが、一応知っておこうと思い、取り上げてみます。
韓国の一部の人たちが騒いでいる、炭治郎の耳飾りについて。公式の耳飾りには、こういった太陽を象徴するような模様が描かれています。しかしこれが韓国の一部の人からすると、旭日旗を思わせる不快のものと見えてしまうようです。
元々は無限列車編が韓国で上映される際に、この騒動が激化し、今度はNetflixのトップページにまで、飛び火していったようです。
この騒動には、様々な問題が関係してくるわけですが、まずは旭日旗とは何なのか。そこについて無知な私が調べてみました。
旭日旗
旭日旗とは、現在も日本の陸上自衛隊と海上自衛隊が使用している、海外で例えるなら「軍旗」と呼ばれるものです。
陸上自衛隊は放射状の線の数が八つなので「八条旭日旗」。海上自衛隊は十六の線があるので「十六条旭日旗」。
旭日とは「あさひ」とも読むことができ、まさに太陽を象徴するものです。旭日旗と混同されがちな日章旗ですが、実は少し役割が違います。旭日旗は陸上・海上自衛隊の旗、日章旗は国旗です。どちらも太陽を象徴していることには違いありません。
旭日旗の起源は、太陽信仰から始まったと言われています。この太陽信仰というのは、鬼滅の刃の中でも登場していました。
縁壱の母が太陽神を崇めており、縁壱に耳飾りを渡した。これこそ太陽信仰であり、太陽神というのがヒノカミ様・天照大神のことだと思われます。
旭日旗の細かい起源については、1870年に軍旗として使用されるようになったという説が、最有力のようです。
他にも、日足紋起源説というものもあり、戦国時代、日の丸の旗を使う武将が多く見分けがつかないため、放射状の足を描いたことが起源だという説もあります。
こちらの説によれば、1070年が起源となるそうです。他にも、平安時代末期から日の丸が使われていたことから、そこを起源とする話もあるようです。
これを言い出したら、そもそも太陽が起源となり、46億年前が起源であると、言い出す方もいるでしょう。どちらにせよ、ここで押さえておきたいのは、旭日旗は太陽信仰からきているという事です。
旭日旗は、日本特有と思いがちですが、実は海外でもよく使われています。商品のデザインやポスターに使用されることも多く、その意味は、「勢いがある」「めでたい」「かっこいい」など、ポジティブなイメージによるものです。
ここまでは、旭日旗とは何なのかについて、ざっとまとめてみました。次は、旭日旗問題について深堀してみたいと思います。
旭日旗問題
今回の、炭治郎の耳飾りに描かれた太陽を象徴するマークから、旭日旗問題にまで発展したという、おかしな騒動。これは鬼滅の刃だけの問題に限らず、もっと前から問題化しているものです。旭日旗に対して文句を言っているのは、おそらく韓国だけ。
もっと正確に言うと、韓国の人々は世界中の旭日模様を狙っており、この世から旭日模様の物を抹消しようとしている、という噂まであります。SNSなどで旭日模様を見つけると、異常なほどに反応する韓国のネットユーザー達。少し怖いものがあります。
旭日旗を今も掲げる日本に対し、日本軍と戦ったアメリカや中国でさえ、問題化する動きは見られません。繰り返しになりますが、旭日旗を問題化しているのは韓国人だけのようです。
韓国の方の主張は、韓国併合時代のことを非難するものです。その主張は少しいきすぎており「旭日旗はハーケンクロイツと同じ」「旭日旗は侵略の象徴」「旭日旗は戦犯旗だ」などの主張をしています。
戦犯旗という言葉は本来存在せず、韓国の方が旭日旗を非難するためだけに、作った言葉のようです。他にも日系企業を戦犯企業と呼んだり、韓国の方はどうしても、日本を戦犯にしたいという想いが強いようです。
韓国併合時代とは、日本が朝鮮を植民地化した「1910年~1945年」のことを指します。このあたりは、しっかりと反日教育が施されているようで、日本と韓国の歴史教育の違いも、話題となっていますよね。
では、旭日旗問題はいつ始まったのか。これは、Googleの検索ボリュームなどの検証から「2011年のサッカーアジアカップが起源」という説が有力です。
2011年から、韓国全域で旭日・旭日旗というワードが検索されるようになっているからです。2011年のサッカーアジアカップで何が起こったのか。それは準決勝の日韓戦、PKでの事でした。
先制PKゴールを決めた奇誠庸という選手が、日本を侮辱する行為である「猿真似」をしたのです。この時の本人のコメントは「観客席の旭日旗を見て、腹が立ってやってしまった」。これはおかしい。
当時はまだ、旭日旗による反日活動はありませんでした。それに、確認する限り、その日の観客席に旭日旗は無かったそうです。つまり、たった一人の反日感情を発端に、今になっても尚「旭日旗問題」が残っていっているのです。
当時は奇誠庸選手の猿真似が、かなりの炎上を起こしています。彼が所属するスコットランドやイギリスにも拡散され、差別者として批判されています。
比較的親韓の日本のテレビ局でも、大々的に取り上げられていました。そして、この批判や炎上に対抗するように、旭日旗問題はヒートアップしていきました。
世界中に対し、旭日旗問題を拡散していった韓国ですが、中でも笑えるのが、バーガーキングの包装紙に書かれた蟹。蟹に対してまで、旭日旗問題を取り上げていたことです。
しかし、笑ってばかりもいられません。この韓国の旭日旗に対する主張を、信じてしまう人がいたのも事実です。
「旭日旗はハーケンクロイツと同じ」「旭日旗は侵略の象徴」「旭日旗は戦犯旗だ」
こういった主張に対し、謝罪と共に旭日旗のデザインを見直すという方たちもいたのです。めんどくさいから修正する国もあれば、実際に信じてしまっていた方もいると思うと、何とも言えない気分になりますね。
鬼滅の刃と旭日旗
ここからは、鬼滅の刃の問題に戻りましょう。ここまで調べてみると、何ともバカバカしい騒動というのがよくわかりました。
元はといえば個人の反日感情、猿真似という行為が非難され、その非難に対抗するように、旭日旗を叩くようになっていった。そして現在もこうしていろんな国を巻き込み、本当に迷惑な話です。
鬼滅の刃の炭治郎の耳飾り。これは縁壱が母から貰った形見であり、太陽神への願いが込められたもの。
その太陽を修正させてしまうなんて、とんでもない話だ。そうも思いますが、しかしこれは、韓国だけの問題です。韓国版だけ修正してしまえば、今のところは大丈夫そう。
世界中のほとんどの人は、旭日旗問題のバカバカしさに気づいているはずなので、わざわざ全世界の耳飾りを修正しなくてもいいでしょう。韓国版だけ修正して黙るなら、それはそれでありかと思います。
それに、何もすべての韓国人が旭日旗を問題視しているかというと、そうではありません。反日プロパガンダに気づいている人も大勢います。
韓国での無限列車編も好評で、上映1か月で観客動員数が100万人を突破しています。これに対し反日勢は気分を悪くしているのか、それとも旭日旗だけ修正させたら満足だったのか。そこまでは触れないでおきましょう。
まとめ的なもの
結局のところ、耳飾りが修正されたところで、鬼滅の刃の人気が衰えるかというと、それは大した問題でもないでしょう。
逆に韓国が騒いでくれたおかげで、鬼滅の刃の名前が広がっていくことは間違いありません。反日なのに、逆に日本に有利に働くようなことをしているのです。それはそれで滑稽です。
Netflixに関しては、当初耳飾りを修正しないまま公開したものの、結局は修正することになったそうです。これに関しては特に問題はなさそうです。
しかしやはり「韓国だけ修正して他の国は修正しないのか」と声をあげる人もいるそうで、Netflixもお困りな様子。この先の対応はどうなるのでしょうか。
そして今回、もう一つ考えなければならない事があると、僕はそう感じました。それは、日本にも同じような事をしている人が、たくさんいるということ。
反日に対抗した反韓もそうですが、日本人が日本人を叩く。これがまた酷い。アンチと呼ばれる人たちや、ネットの掲示板で個人に対し、誹謗中傷をする人たち。この旭日旗問題と、何ら変わらないことをしている。
ネットで誹謗中傷や、他人を非難して回っている人間に、韓国を非難する資格はないでしょう。それが結構いてしまうのが事実なのです。これは、日本だけの問題とは限らないのですが、日本もまた、考えていかなければならない問題。
ネットで人を叩いたところで、何も変わらないし、そんなことで心を満たしても、自分が病んでいくだけです。
全てのそういった人たちをいなくするというのは、とても無理な話でしょう。TikTokなんかを見ても、ひどいものです。ネットに発信してたら叩かれるのは当たり前とか、そんなクソな発言すらたくさん見られます。
全体を是正するというのは難しいでしょうから、せめて自分は、自分の周りにはそういったことをさせない。そうして積み重ねていく他ないでしょう。
そして、みんなが怖がることなく自分の意見が言えるようになり、よりよい社会が作られていくことを願います。ということで、今回の動画は以上です。また次の動画で!