みなさんこんにちわ、ここなです。
今回の記事は「原初信仰と宗教」についてです。
それではどうぞ♪
原初とは
原初信仰の原初というのは「物事のいちばん初め」という意味のようです。
なので、単純に考えると「最初にできた宗教」ということでしょう。
では、最初にできた宗教とは何なのでしょうか。
少し調べてみると、原初信仰と似た言葉に「原始宗教」というものがありました。
原始宗教とは、筆記が発明され記録が残されるようになる前に、人類の祖先が持っていた、宗教的概念や行為のことです。
自然崇拝やアニミズム、マナイズム、トーテミズムを中心として考えられていますが、多くは考古学的資料からの推測なので、正確な情報というのは無いそうです。
少し難しい話ですね。
これを約ネバの世界に置き換えるなら、単純に考えて「最初にできた宗教」という認識で大丈夫かと思います。
宗教上のルール
私たちの世界で最初の宗教がどれかと言われたら、考え方により様々分かれると思います。
いくつかの考え方があるようなのですが、例えばゾロアスター教が最古という記事も見かけました。
しかし、ゾロアスター教は肉を食ってもいいし結構自由な宗教のようなので、約ネバの宗教観とは少し違うような気がします。
そもそも宗教の概念にも様々な考え方があるようなので、考察も難しいところです。
一つ気になったのは、ユダヤ教の食事のルールです。
ユダヤ教には「コーシェル」と呼ばれる食事規定があるようです。
色々なルールがありますので、それを全部紹介していくと時間が足りません。
今回は、特に気になった部分だけ見ていきたいと思います。
食べてはダメなもの
ユダヤ教では、豚肉、美味しいエビやカキ、タコやイカが食べてはいけないものとされています。
牛肉はいいのですが、血が滴るものはNGだそうです。
これは、約ネバのグプナによる血抜きを思わせますね。
草食動物はOKで、肉食動物はNGというルールもあるようです。
鳥については、食べていい鳥と食べてはいけない鳥がいるようです。
そして、野外で獣に殺された動物を食べることもNGのようです。
屠殺(とさつ)の条件
屠殺とは、家畜等の動物を殺すことです。
屠殺の屠という漢字は「ほふる」という意味です。
これは、ソンジュも言っていた言葉ですね。
一番興味深かったのが、コーシェルを満たす屠殺の方法です。
それは、血と関係があります。
聖書の根本的思想では、血は命です。
そして、血を食べたり飲んだりすることを禁じています。
なので、生き物の肉を食べる前には、血を抜くことが規定としてあります。
これはもろにグプナです。
また、屠殺の方法として「もっとも苦痛の少ない方法で、一瞬に殺さなければならない」というものがあります。
これも、ソンジュの言った「きっと苦しい思いはしていない」という言葉と繋がるものがあります。
そして、どうやらユダヤ教では、コーシェルを満たしているか検査をする人達がいるようです。
この検査が通った肉を買ってきた主婦が、さらに血抜きの手続きをして、ようやく肉が食べれるようになるそうです。
もしかしたら約ネバの世界にも検査員がいて、主婦が買ってきた肉も、家庭で血抜きをしているのかもしれないですね。
まとめ的なもの
126話で「邪血の少女」というキーワードが出てきたことと、ヴィダによる血抜き。
あとは、ソンジュの言った「ほふる」という言葉や「苦しい思いはしていない」という言葉からも、どうやらユダヤ教も少しはモデルになっているのではないかと思うようになりました。
狩りをして食べてはいけないという約ネバ上のルールも、野外で獣に殺された肉を食べてはいけないルールとどこか被ります。
草食動物はOKで肉食動物はNGという部分も、草食が食用児、争っていた頃の人間は肉食、なんて考え方もできます。
ただ、約ネバの作者さんは、神話や呼び名など、様々な物をミックスさせている傾向があります。
なので、宗教も一つではなく、色々な宗教が混ざっている可能性があります。
今回の記事は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また次の記事でも会いましょう。