テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編で活躍する恋柱・甘露寺蜜璃。アニメ刀鍛冶の里編も、いよいよ折り返し地点に差し掛かろうかというところ。
今夜放送のアニメ5話では、蜜璃の恋の呼吸が初披露されます。どんなエフェクト・効果音なのか。しなる刀の作画はどのように描かれるのか。観た方はぜひ感想をコメント欄へ。
今回は甘露寺蜜璃の「恋の呼吸誕生秘密」をお伝えします。いいねとチャンネル登録をお願いします。しない人は運気が大幅ダウン。共有ボタンもお忘れなく。では参ろう。
恋柱・甘露寺蜜璃
鬼殺隊の最高位「柱」の一人である恋柱・甘露寺蜜璃。炭治郎の柱合裁判にて初登場。周囲の一挙手一投足に謎にキュンキュンする、乙女チックな感性の持ち主。その対象は柱唯一の同姓である、胡蝶しのぶに対しても例外ではありません。
年齢は19歳。誕生日は6月1日。身長は167センチ、体重は56キロ。出身地は現在の港区。趣味は料理とメンコ。好きなものは桜餅。アニメの声優は花澤香菜さんが担当しています。人気投票では第1回・2回ともに12位にランクイン。
鬼殺隊に入った理由は「添い遂げる殿方を見つけるため」。柱になった理由は「自分より強い人に出会うため」。他の柱のようにシリアスな理由はなく、純粋に自分の幸せを求めて柱を目指した蜜璃。このあたりも「恋の呼吸の適正」といったところでしょうか。
過去に鬼に何かをされたというワケではないので、鬼に対して特別憎悪の感情は抱いていない。「いたずらに人を傷付ける奴にはキュンとしない」と言っており、キュンとするかしないかが行動の判断基準。
生来は黒髪で生まれた蜜璃ですが、好物の桜餅を毎日170個、八か月間もの間食べ続けたせいで、10歳頃には髪色が今の色に変化しました。
甘露寺蜜璃の能力
甘露寺蜜璃の能力といえば「剛力」。先天的な要因によって、筋繊維の密度が常人の八倍もある蜜璃。例として1歳2か月の時、15キロの漬物石を持ち上げたという逸話があります。
公式での名称は「捌倍娘」。柱の腕相撲ランキングでは6位です(3位~5位までは拮抗)。同じ刀鍛冶の里編に登場の時透無一郎は7位。
この剛力にはデメリットもあり、維持するために膨大なエネルギーを必要とする。そのため、相撲取り3人分よりも食が太い蜜璃。洋食が好物ということもあり、蜜璃の食費はとんでもない額になるのだとか。
蜜璃の能力代表としてもう一つ「柔軟性」というものもあります。常人の八倍もある筋繊維を持ちながら、それを緩めることによる女性特有のしなやかさも併せ持つ。また、関節の可動域の広さもある。そのため、技の速度だけで言えば宇髄天元を超える。
剛力と柔軟性を併せ持つ「剛柔一体」。それが蜜璃の真髄。才に恵まれた蜜璃は、半年で最終選別を突破という快挙を成し遂げます。また、柱になるには早くて2年と言われているところを、1年と少しで成ってしまう。
煉獄杏寿郎は蜜璃についてこのように言っています。「才能が凄い!技の独創性も凄い!可愛い後輩!」。蜜璃は杏寿郎の元で修行を積み、やがて独立した柱になります。
甘露寺蜜璃の装備
蜜璃の日輪刀は、里の長である鉄地河原鉄珍が打った超変異刀。布のようにしなやかでありつつも、達人が扱えば決して折れることのない傑作。実はこの刀、実現不可能なようで実現した刀。中国における「腰帯剣」。インドにおける「ウルミ」などがある。
蜜璃はこの日輪刀を新体操のリボンのように扱う。鬼を取り囲むオールレンジ攻撃、または広範囲にわたっての防御技も実現する。蜜璃のしなやかさがあって初めて扱える刀であり、生半可に扱えば自身が怪我をする諸刃の剣。
刀の色は桃色。炎の呼吸に近い適正といえます。刀の拵も異質で、鍔は桃色のハートに金色の縁の物が四つ付けられている。通称「四葉のクローバー」。ちなみに、煉獄杏寿郎の弟子だった頃は通常の刀を使用しています。
蜜璃は隊服も異質。サイズが合わず胸元が開いた上着に、超が付くほどのミニスカート。女性が肌を晒すのをはしたないとする大正において、蜜璃の着こなしはとても行儀が良いとは言えない。
変態の隠に騙されたのが事の発端。柱になり柱合会議で胡蝶しのぶに指摘されるまで、これが公式の隊服だと思い込み続けた。師匠の煉獄杏寿郎も違和感はもったものの「公式なら仕方ないな!」と天然ぶりを発揮。
公式の隊服ではないと知ってからも、セクシーな隊服を着続けている蜜璃。割と気に入っている様子。結婚相手を探しているということもあり「男性を魅了するのに適しているから」という側面もあるかもしれない。
また、羽織については師匠の杏寿郎が、鬼殺隊士になった祝いとして贈ったもの。当時の杏寿郎の羽織とお揃い。
縞々のニーソックスについては、伊黒小芭内がプレゼントしたもの。蜜璃が隊服を恥ずかしがってモジモジしていたからあげたとのこと。小芭内的には、露出度をなるべく控えさせようとしたのでしょう。
小芭内からニーソックスを貰う前はハーフブーツを履いていました。貰ってからは、なるべく靴下を露出する今のスタイルに落ち着いた模様。
蜜璃の鎹鴉は、登場機会が少ないのに堀江由衣さんを起用したことで話題に。名前は麗。頭部に花飾りをつけている。比較的おとなしい性格の鴉。蜜璃との付き合いで甘党になったんだとか。
恋の呼吸誕生秘話
蜜璃は元々、煉獄杏寿郎と師弟関係であり継子でした。煉獄杏寿郎外伝で詳細が明らかになっています。まだ杏寿郎が柱になる前の話。杏寿郎の階級は甲。蜜璃の階級は鬼殺隊入隊直後の癸。
たった半年で鬼殺隊に入隊した蜜璃に対し、羽織をプレゼントする杏寿郎。胸をはだけた隊服は、杏寿郎も公式と勘違いしてしまう。
堕落した父の代わりに、柱合会議に参加した杏寿郎。十二鬼月の討伐命令を受ける。この任務に蜜璃も同行。杏寿郎とお揃いの羽織にキュンキュンしている。当時の蜜璃はまだ小芭内から靴下を貰っておらず、ハーフブーツを履いています。
転んだ子供を助けようとした際、子の母親から髪の色のことを悪く言われ、17歳の時に破断した見合いのことを思い出す。励ます杏寿郎。同じく派手な髪色の杏寿郎から「見た目など些末な問題だ!気に病む必要はない!」と言われる。普通の人に言われるよりも説得力があり、腑に落ちた感じの蜜璃。
そして現れる十二鬼月。煉獄杏寿郎は影の血鬼術を持つ下弦の弐・佩狼と対峙。蜜璃は、各地にセットされた爆弾の解除を命じられる。爆弾の解除に回る中、佩狼の影の犬が襲い掛かる。蜜璃は影犬を斬ろうとするも、炎の呼吸がうまく扱えずに斬れない。
影犬に苦戦する中、先ほどの親子が襲われているのを発見。子を守る母の姿を見た蜜璃は覚醒し、影犬を斬り親子を助ける。しかし、どうやって斬ったかがまだ分からない蜜璃。
雄たけびを上げ集まる影の犬。蜜璃は決意します。親子を守るため全ての影犬を倒す。ここで思い出すのは煉獄杏寿郎の教え。「刀は腕じゃなく全身で振るうものだ」。蜜璃はここで初めて、踊るように戦う恋の呼吸の原型を手にします。
切っ先まで神経を通わせる。刀も含めて己の身体だ。「刀と一心同体」。それが杏寿郎の教えであり、蜜璃の戦い方のヒント。この戦い方が後の、あのしなるような日輪刀を生み出す。
杏寿郎は見抜いていました。蜜璃が自分を超える剣士になる。奇抜な髪色は鬼の気を引き、人を明るくする立派な才能。何より蜜璃には人を愛する心がある。これこそ恋の呼吸の真髄。
もっと柔らかく、もっとしなやかに、もっと私らしく。蜜璃の剣技が不十分だったのは、自分らしくいられる場所が無かったから。ここにきて、ようやくそれを手に入れた蜜璃。
炎の呼吸は適正も弱く、煉獄杏寿郎のようにはいかない。容姿や体質を否定された過去から、自分らしく戦うことができなかった。自身の能力を活かした戦い方。それがここで開花。
蜜璃は戦いながら、燃えるような恋心を感じる。人を愛する心が人一倍強い蜜璃だからこそ感じるもの。戦いの最中でありながら、ドキドキが止まらない。やっと見つけた恋の呼吸。
無事に影犬を全て斬り、親子を助けた蜜璃。「ありがとう」と言われたことで、初めて人に認められた感覚を覚える。佩狼は杏寿郎が倒し、炎柱に昇格。程なく蜜璃も恋柱に昇格していきます。
まとめ的なもの
蜜璃は元々炎の呼吸を教わっていました。しかし生来の適正はなく、炎の呼吸は蜜璃の能力を活かした剣技ではありませんでした。当時は刀も一般的なもの。
杏寿郎やお館様に才能を認められ、さらに窮地に追い込まれたことで自分らしさを手に入れた。剛力と柔軟性を併せ持つ「剛柔一体」。胸の高鳴りによる高揚感、全身を使った舞うような剣技。鬼相手には髪色さえも武器となる。自分らしさのフルセット。
蜜璃は、鉄地河原鉄珍に打ってもらったしなる刀を以て、恋の呼吸を完成させる。刀鍛冶の里編は、そんな蜜璃の晴れ舞台。これから先のアニメも楽しみです。今回の記事は以上です。それではまた。