鬼滅の刃 刀鍛冶の里編はどうしてつまらないのか
第3期・刀鍛冶の里編の放送が決まっており、今なお人気の衰えない大人気作品『鬼滅の刃』。
前編に当たる第2期・遊郭編は、第1期や無限列車編を凌駕する美麗な作画で、視聴者の高いハードルを軽々と超えてきました。
第3期ではこれまで以上に激しい戦闘が描かれますから、渾身の作画に期待がかかります。
さて、今回の記事では、そんな『鬼滅の刃』第3期・刀鍛冶の里編の魅力に迫ります。
ネットの反応を見ると「つまらない」という意見も散見される刀鍛冶の里編ですが、一体どのような魅力があるのでしょうか。
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では参ろう。
刀鍛冶の里編はつまらない?
原作『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編は、ファンの中でも評価が割れる中編です。
検索サジェストにも「つまらない」のワードが出てくるほど、マイナス評価も目立っている刀鍛冶の里編。
まずは、そんな評価の原因から見ていきます。
一番に考えられる原因としては、やはり善逸・伊之助の不在でしょう。
主人公・炭治郎とその妹・禰豆子に続き、メインキャラクターである2人。
登場頻度が高い分、ファンからの人気が厚いキャラクターです。
しかし、原作『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編では、そんな2人の活躍がほとんど描かれません。
一方で、前編に当たる遊郭編では、かまぼこ隊の活躍が余すところなく描かれています。
その意味では、本編で善逸・伊之助の活躍が一切描かれない刀鍛冶の里編は、2人のファンにとっては残念な展開でしょう。
また、刀鍛冶の里編の評価として、「敵の魅力に欠ける」という意見も散見されます。
遊郭編の堕姫・妓夫太郎は、「初めての上弦の鬼」と「炭治郎・禰豆子と共通する兄妹関係」という2つの魅力を持っていました。
加えて、刀鍛冶の里編に続く無限城編では、猗窩座に童磨、黒死牟と、複数の魅力的な鬼が登場します。
そんな2つの中編に挟まれているからこそ、刀鍛冶の里編には地味な印象が付き纏ってしまっているのかもしれません。
しかし、刀鍛冶の里編は、ストーリー単体として非常に完成度が高いうえに、ストーリー全体としても重要な役割を担う中編です。
ここからは、そんな刀鍛冶の里編の魅力を全力でお伝えします。
恋柱・霞柱の戦闘描写
まずご紹介したいのは、何と言っても柱が2人登場する、という点です。
無限列車編では炎柱・煉獄杏寿郎が、遊郭編では音柱・宇随天元が登場しましたが、刀鍛冶の里編では、2人の柱が活躍します。
恋柱・甘露寺蜜璃は、華奢で柔軟な体に高密度の筋肉を秘めた、恋の呼吸を扱う剣士。
霞柱・時透無一郎は、縁壱や黒死牟を輩出した継国家の末裔にして、霞の呼吸を扱う剣士。
2人の強力な柱が、実力の120%を振り絞って戦う姿は必見です。
特に甘露寺蜜璃は他にない「しなる刀」を振るう剣士ですから、アニメ化でどのように再現されるかが注目ポイントでしょう。
また、時透無一郎については、圧倒的なスピードと剣術で上弦の伍・玉壺と戦う様子に期待がかかります。
上弦の鬼の戦闘描写
刀鍛冶の里編では、柱に続いて、上弦の鬼も2体登場します。
遊郭編で描写されたように、1体であっても強力であった上弦の鬼。
それが2体ともなると、その脅威は計り知れません。
特に刀鍛冶の里編で登場するのは、遊郭編の上弦の陸を凌駕する、上弦の肆と伍。
そんな相手と柱2人が激突するとなると、熾烈な戦闘が繰り広げられることは必至です。
異次元の存在同士がぶつかり合う様は、これまで以上の作画で再現されるはず。
また、上弦の肆・半天狗は、喜怒哀楽や憎しみの感情を具現化させ、分裂することが出来る鬼です。
複数の分裂体は、それぞれが別の能力を与えられており、隊士たちを苦しめます。
そんな強力な血鬼術により、これまで以上に能力バトルの色が濃い戦闘シーンは必見です。
加えて、上弦の伍・玉壺についても、複数の魚を操る特殊な血鬼術を扱います。
作画泣かせの玉壺の血鬼術が、どのように再現されるかも注目ポイントでしょう。
また、時透無一郎と玉壺の衝撃的な戦いの結末にも注目です。
炭治郎と禰豆子のタッグ戦
続いては、炭治郎と禰豆子のタッグ戦です。
遊郭編でも戦闘シーンが描かれた禰豆子ですが、刀鍛冶の里編では、本格的に戦闘に参加しています。
血鬼術を用いて兄・炭治郎と共闘する様子は、さながら堕姫と妓夫太郎。
2人の本格的な共闘は、刀鍛冶の里編が最初で最後です。
また、刀鍛冶の里編では、作中で初めて「赫刀」の概念が登場する中編でもあります。
禰豆子の血鬼術・爆血によって温度が上昇し、赫刀となった炭治郎の日輪刀。
赫刀は鬼舞辻無惨の細胞に、恐怖として刻み込まれた刀であり、日の呼吸の使い手・継国縁壱が振るう刀の色でした。
赫刀を振るう炭治郎の額には、色濃い痣が表出。
上弦を相手に成長を続ける炭治郎と、それをサポートする禰豆子の立ち回りは、アニメ化を経てどのように再現されるのでしょうか。
不死川玄弥の活躍
続いてご紹介する魅力は、刀鍛冶の里編のメインキャラクターの1人として登場した、炭治郎の同期・不死川玄弥の活躍です。
炭治郎だけでなく、周りの人間を拒絶するかのような態度をとる玄弥。
功を急ぐ玄弥は、当初は炭治郎との共闘にも嫌悪感を表出させていました。
そんな玄弥の戦い方は、「鬼を食べる」というこれまでにない方法。
特殊体質の持ち主である玄弥は、鬼食いを行うことで鬼の体質をコピーし、超人的なタフネスを得ることができます。
呼吸を扱うことはできなかった玄弥ですが、鬼食いは彼にしかできない特殊技能。
アニメで描かれる玄弥の活躍は必見です。
また、刀鍛冶の里編では、玄弥とその兄・不死川実弥の過去も明かされます。
粗暴なイメージしか無かった風柱・不死川実弥でしたが、刀鍛冶の里編を経て、彼の印象が変わった人も多いのではないでしょうか。
継国縁壱の描写
刀鍛冶の里編では、時透や炭治郎の修行相手として登場したからくり人形・縁壱零式や、炭治郎の遺伝した記憶などで、継国縁壱が断片的に登場します。
日の呼吸の使い手であり、鬼舞辻無惨の細胞に恐怖として刻まれた存在の縁壱。
あまりの強さにより、味方にすら絶望を振りまく存在であった縁壱の人物像が、徐々に明らかになっていきます。
縁壱とは何物なのか。
そして、炭治郎は縁壱とどのような関係にあるのか。
刀鍛冶の里編では、無限城編に突入する前に、複数の伏線が散りばめられていることがわかります。
腕を6本にすることで、縁壱の圧倒的攻撃力が再現された縁壱零式。
その強さがどのような作画で再現されるのかが期待されます。
無限城編に続く出来事
最後にご紹介するのは、刀鍛冶の里編の物語としての役割です。
柱2人と上弦2体が登場し、物語を大きく盛りああげた刀鍛冶の里編でしたが、続く無限城編に繋がる概念も複数登場しました。
それが、前述した継国縁壱の情報と、炭治郎の赫刀、柱2人が覚醒した痣です。
炭治郎という痣者の発現により、伝播した痣。
ただでさえ強力な柱たちは、痣の発現によって、更なる強さを手に入れました。
甘露寺蜜璃・時透無一郎の2人の痣覚醒シーンがどのように描かれるかに期待がかかります。
また、刀鍛冶の里編のラストでは、鬼舞辻無惨によって鬼となった禰豆子が、太陽を克服する様子も描かれました。
太陽を克服する鬼は、無惨が1000年以上にわたって求めてきた個体です。
青い彼岸花、あるいは太陽を克服した鬼を吸収することにより、自身も太陽を克服することが出来ると考えていた無惨。
陽光によって活動が制限されることに苛立ちを覚えていた彼は、何としてでも禰豆子を手に入れるべく、鬼殺隊に対して攻勢に出ます。
鬼殺隊と鬼による総力戦・無限城決戦の引き金となった禰豆子の太陽克服。
そんな出来事が描かれる刀鍛冶の里編は、物語全体として非常に重要な位置を占めていることが分かります。
まとめ的なもの
以上、アニメ『鬼滅の刃』第3期・刀鍛冶の里編の魅力をご紹介しました。
刀鍛冶の里編の内容を読み解くと、これまでになかった試みが多数見られるため、作画スタッフの力量次第でいくらでも化けそうです。
特に、柱の中でも上位の力量を持つ時透無一郎と、作中最強の剣士を模したからくり人形・縁壱零式の戦闘描写には期待が掛かります。
現時点では第1弾PVが公開されたのみであり、まだ放送開始時期が判明していない刀鍛冶の里編。
当サイトでは放送時期を予想した記事も公開していますので、是非チェックしてみてください。
今回の記事は以上になります。
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それではまた♪