鬼滅の刃アニメ柱稽古編も、とうとう6話まで放送されました。ついこの間 放送開始されたばかりなのに、もう終わってしまう。2か月をまたがないのは、とてもスピードが速く感じる。
今回の柱稽古編は、無限城編の前の準備のための章。ここからが本番です。鬼滅の刃で一番おもしろいのは、やっぱり無限城編からの最終決戦です。ここから、息つく間もない怒涛の展開が続いていきます。
また先日公開された、アニメ柱稽古編7話と8話が 拡大スペシャルというお知らせ。7話は40分、8話は60分に拡大。本当に8話で終わるのかという疑問を、このお知らせが解消してくれました。
まずは今回、柱稽古編7話を予習していきます。今のうちにチャンネル登録、いいねと共有、コメントは絶対です。では参ろう。
柱稽古編7話 冒頭
拡大スペシャルになる前は、尺の都合上、アニメ6話で悲鳴嶼さんの過去まで描かれると考えていました。しかし、6話では悲鳴嶼さんの稽古までで一旦終了。
7話に入ると、炭治郎が岩を一町押し切る流れから始まります。感化された伊之助も、反復動作を習得し、岩を動かすことに成功。かまぼこ隊で残されたのは善逸のみ。
焦りを感じる善逸でしたが、そこにチュン太郎から一通の手紙が届きます。この手紙こそ、実は悲鳴嶼さんの過去とも繋がりのある、あの人物のことが書かれている。
善逸の反復動作
ここで、善逸の反復動作について考えてみたい。作中では明言されていませんが、善逸の場合は分かりやすいものがあります。
それは『禰豆子への愛』。愛する禰豆子の顔を思い浮かべるだけで、善逸の力は飛躍的に増すでしょう。
また、兄弟子への怒り、師を失った悲しみなども、善逸の力を向上させる要因となるでしょう。無限城での戦いでは、怒りによって覚醒した善逸が見られました。
反復動作のように繰り返し行うものではないものの、いつもの善逸とは違う覚醒モードに入っていたのは、怒り・悲しみといった感情によるところが大きいでしょう。
訓練終了
反復動作と痣の力を使い、炭治郎は一町先まで岩を押すことに成功した。しかし、意識が朦朧としている。それもそのはず。痣の状態で動き続ければ命にかかわる。さらに水分補給を怠っていたため、脱水症状に陥っていた。
そこに、木の陰から見守っていた悲鳴嶼さんが登場。炭治郎に水分を補給させる。そして、竈門炭治郎を認めると言った。悲鳴嶼さんが認めたのは、刀鍛冶の里で炭治郎が、妹よりも里の人間の命を優先したということ。
しかし、これは炭治郎も言うように、妹の禰豆子の決断による影響が大きかった。それを正直に話す炭治郎。そして、簡単に自分を認めないでくださいと言う。
それを聞いた悲鳴嶼さんは、逆に炭治郎をさらに認めることに。子供は嘘つきで我欲の塊、という固定概念を持っている悲鳴嶼さん。いつも嘘をつかない真っすぐな炭治郎を見て、子供への考え方が変わりつつあった。
岩柱・悲鳴嶼行冥の過去
炭治郎を認めた悲鳴嶼さん。実は義勇に似て言葉足らずな悲鳴嶼さんは、突然過去のことを話し始める。
悲鳴嶼行冥の両親については、母親は出産時に死去、父親は病によって亡くなっている。身寄りが無くなった悲鳴嶼さんは寺育ちだった。
行冥は寺に住み、盲人ながらも孤児を引き取って暮らしていた。血の繋がりこそなかったものの、仲睦まじく互いに助け合い、家族の様に暮らしていた。行冥はずっとそのように生きていくつもりだった。
とある日「日が暮れる前に家に戻る」という言いつけを守らなかった一人の孤児が、山中で鬼と遭遇してしまう。こいつが後の上弦の陸・獪岳。
獪岳は自分が助かるために鬼に命乞いをし、なんと、寺にいる行冥や子供たちを鬼に喰わせると差し出した。
獪岳は、鬼の脅威を防ぐために焚いていた藤の花の香炉を消し、寺の中へ鬼を招き入れた。そして、すぐに四人の子供が殺されてしまう。
行冥は他の子ども達を守ろうとするも、子供達は言うことを聞かずに逃げ出してしまう。当時の行冥は、食べる物も少なく痩せ細っていた。また、気も弱かったため大きな声を出したこともなかった。
さらに盲目ということで、子供たちは行冥を頼っても助からないと判断したのだ。その結果、逃げ出した三人の子供も鬼に殺されてしまう。
たった一人、一番年下の沙代だけが、行冥の後ろに隠れて泣いていた。行冥は、沙代だけは守らねばと必死で戦った。生き物を殴る気色の悪さを感じながら、全力で拳を振るう。
その威力は、行冥自身も恐れるほどの威力。鬼に襲われなければ、行冥は自分が強いということを死ぬまで知らなかった。
そして行冥は、夜が明けるまで鬼の頭を殴り潰し続けた。夜の間、鬼は再生を続ける。朝日により消滅するまでは。
そうして命がけで沙代を守り抜いた行冥。朝になり、人が駆け付ける。そこで沙代は言った。
「あの人は化け物。みんなあの人が、みんな殺した」
鬼は朝日により消滅していたため、沙代が言ったあの人とは、自動的に血まみれの行冥となってしまった。そして行冥は、殺人の罪で投獄されてしまう。そのうち処刑される予定だった。
7話の終わりについて
私はアニメ柱稽古編を、原作139話までと予想しています。無惨・炭治郎・柱達が、無限城に落ちるところで終了といった予想です。
アニメ6話では、原作135話の冒頭あたりまで進みました。残すは、135話の途中から139話までの約5話。7話と8話で、約5話を分配する流れになるかと思います。
そして、これはもう私の中で答えが出ています。7話は無惨がお館様の屋敷に登場して終了。つまり、アニメ7話は原作135話・136話の原作2話分。7話の引きとしては、バランスを考えてもここしかありません。
8話は137話~139話の、原作3話分。産屋敷邸での出来事を、8話の最終回でまとめる形。これ以外のまとめ方はもうないでしょう。7話は40分拡大、8話は60分拡大という観点からも、この筋で間違いないと思います。
原作136話
アニメ7話の前半は、岩柱・悲鳴嶼行冥の過去。そして、後半は原作136話に入っていく。
岩柱の稽古を達成した炭治郎は、次の稽古である義勇のもとへ向かう。その前に、炭治郎と伊之助・玄弥の三人で話をするシーンがあります。
呼吸を使えないことをバカにする伊之助がおもしろい。またここでは、炭治郎が実弥について言及する場面も。これは無限城編に繋がる大事なシーンです。
そして、義勇のもとへ向かう道中、炭治郎は善逸に出会います。なんだか様子のおかしい善逸。岩を動かすことよりも、やるべきことのために集中している様子。
ここでもしかしたら、善逸は反復動作を行っていたのかもしれない。繰り返し繰り返し、兄弟子への怒りの感情を呼び起こす。来る決戦に向けて。
そして、義勇のもとへ辿り着いた炭治郎。そこでは義勇と実弥の柱稽古が行われていた。使うのは木刀ですが、呼吸を使った真剣勝負。最後は二人とも木刀が折れる相打ち。
そして、素手の勝負に切り替わるといったところで、炭治郎が乱入。接見禁止がついているにも関わらず、またもや実弥を煽っていく炭治郎。
ここがかの有名な、おはぎのくだり。炭治郎が実弥のおはぎ好きを熱弁していく中で、実弥の怒りは沸点を迎える。そして、意識を失うほどの痛烈なパンチ。
炭治郎が目を覚ますと、義勇がそこに座っていた。そして、おはぎ好きの話を聞いていた義勇は、いつも懐におはぎを忍ばせるようにすると言う。実弥にあった際にそれを差し出すと。
ここで「誰か止めてあげてください。喧嘩になるから」といったナレーションが入っています。アニメでこのナレーションは入るのでしょうか。いつもは入らないはずですが、果たして。
鬼舞辻無惨
最後の箸休め的なおはぎのシーンのあと、実弥が鳴女の使い魔を捕獲する。そしていよいよ原作136話の終わり、つまりアニメ7話の終わり、鬼舞辻無惨が産屋敷邸に登場します。
ここからの展開がやばい。柱稽古編のオープニング主題歌『夢幻』とも繋がる二人のやり取りがあったあと、爆発・薬と続く。そして無限城編へ。
まとめ
まだまだ楽しみが尽きない柱稽古編。鬼との戦いが一切ないため、少し盛り上がりに欠ける点も否めませんが、最終回で一気にヒートアップします。そしてその熱を保ったまま、無限城編へ突入といった流れになっていく。
無限城編は戦いの連続です。柱稽古編の平和が幻かのように、次々隊士が倒れていく。柱稽古編では、その隊士達を アニオリも含め深掘りできたいい章でした。
さて、最終回では無限城編について、どのような特報が打たれるのか、今から楽しみで鳴りません。今回は以上となります。皆さまからのコメントもお待ちしております。それではまた。