鬼滅の刃 武器
鬼滅の刃に登場する鬼を狩る集団・鬼殺隊。
彼らの使う武器は鬼を狩ることに特化した、日輪刀と呼ばれる刀型の武器です。
陽光山で採れる特殊な鉄が原材料の日輪刀は、陽光以外で鬼を滅することが出来る唯一の武器。
だからこそ、鬼殺隊士の基本的な武装は日輪刀一本です。
形状にはある程度遊びを持たせることも可能であり、例えば岩柱・悲鳴嶼行冥は手斧と鉄球型の日輪刀を、恋柱・甘露寺蜜璃は蛇腹剣を彷彿とさせる、しなる日輪刀を扱っています。
高い技術力を持つ、鬼殺隊御用達の刀鍛冶たち。
彼らであれば、通常の太刀タイプの日輪刀のみならず、バリエーションに富んだ様々な武器を製造することも可能だったのではないでしょうか。
もし鬼との戦いが現代まで続いていれば、日輪刀や鬼殺隊の在り方も近代化していたはずです。
そこで今回の記事では、鬼滅の刃に登場していれば面白かったであろう武器について、考察していきます。
我々が生きる現代に鬼が出現したときに備えて、様々な武器を考えておきましょう!
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あなたが鬼殺隊士として使いたい武器も、是非コメント欄に書き込んでくださいね。
では参ろう。
刀剣タイプ
まずは鬼滅の刃のメイン武装・刀剣タイプから見ていきましょう。
鬼滅の刃の、物語開始時の時代背景は大正時代ですが、鬼や鬼狩りの概念は1000年以上前から存在しています。
だからこそ、異形の存在である鬼との戦闘において、古来から愛用されていた刀をベースとするのは自然な流れです。
継国縁壱の時代から現代にいたるまで、鬼殺隊士のほとんどはオーソドックスな刀剣タイプの日輪刀で日々戦っています。
伊黒小芭内の日輪刀は、和風のフランベルジュと言った面白い形状をしています。
また甘露寺蜜璃の日輪刀も、蛇腹剣を彷彿とさせる特殊な形状であり、刀鍛冶の技術の高さが伺えます。
作中で最も登場し、様々な形状で描かれた刀剣タイプの日輪刀。
しかし鉈やナイフ、大剣のような日輪刀は登場しませんでした。
雷・風の呼吸などのスピード重視の呼吸には鉈やナイフが、炎の呼吸のような攻撃重視の呼吸には大剣が、それぞれ用いられている様子も見てみたかったものです。
格闘武器タイプ
続いては格闘武器タイプの日輪刀について、考察していきます。
格闘武器とは、つまりはメリケンサックのような、拳に装着して近接格闘を強化する武器の総称です。
手に装着する武装ですから、文字通り手足のように自由に操作することが出来るという点では、他の武器にない利点です。
しかし、性質上斬撃を加えることが出来ないため、力任せに頸を破壊することでしか鬼を滅することが出来ない、という大きな欠点を抱えています。
また、鬼滅の刃に登場するほとんどの流派は剣術主体であり、呼吸は我流で習得する必要がありそうです。
例外として、悲鳴嶼行冥を筆頭とする岩の呼吸は、打撃を用いた攻撃方法も描写されているため、習得出来るかもしれません。
長柄武器タイプ
続いては、長柄武器タイプの日輪刀について考察していきます。
長柄武器とはその名の通り、長い柄が特徴の武器。
日本においても、槍や薙刀などが戦場で用いられていました。
槍や薙刀に限って述べると、日輪刀のノウハウで刀身を製造し、長い柄と組み合わせるだけの武器ですから、作中世界でも十分に再現が可能です。
ともすれば描写がなかっただけで、長柄武器を使用している鬼殺隊士は存在しているかもしれません。
ビジュアルにこだわるのであれば、大鎌もカッコいいです。
例えば死神の鎌「デスサイズ」のような巨大な鎌を振り回す隊士が活躍すれば、鬼殺隊の士気もあがるのではないでしょうか。
洋風の槍やハルバードなども、見た目の点では非常に優秀です。
長柄武器は一定の距離を保ちつつ、対象を攻撃することが出来るという点で、他の武器にない大きな利点を持っています。
しかし、鬼が好む陽光が遮られた地、例えば屋内や森林の中では障害物が多いため、長柄武器は不利を強いられてしまいそうです。
とはいえ、長柄武器を用いて豪快に戦う隊士の姿には興味が湧いてしまいます。
打撃武器タイプ
続いては、打撃武器タイプの日輪刀について考察していきます。
岩柱・悲鳴嶼行冥が用いる武器は、手斧に棘鉄球と、打撃武器と言って差し支えのない得物です。
面の広さで斬撃武器を大きく上回る打撃武器は、時に殺傷力の点でも刀剣を上回ります。
またその形状も、大小ある槌タイプや、多節棍などのリーチがあるタイプ、トンファーなどの近接タイプなど実に様々。
敵に回れば非常に厄介なこと間違いなしの武器です。
悲鳴嶼の日輪刀のように、陽光を多く浴びた純度の高い鉄で精製された打撃武器は、無類の強さを誇ることでしょう。
鬼を滅する条件である頸の切断も、頭部を潰してしまえば問題ないはずです。
欠点を挙げると、格闘武器タイプと同じく、対応する呼吸が少ない点でしょうか。
岩の呼吸、もしくはそれに順ずる打撃特化の呼吸を作り上げる必要がありそうです。
暗器タイプ
続いては、暗器タイプの日輪刀です。
暗器とは、つまり隠された武器。
表立った討伐よりは、暗殺に用いられることが多い武器です。
その形状は、童磨が用いていたような鉄扇や、鉤爪、毒針にクナイなど様々。
暗器タイプの日輪刀を使う場合の立ち回りは、正面から呼吸を用いて戦うのではなく、か弱い一般人の不利をして相手の隙を突く、というものに限られてしまいます。
爆発力や決定力に欠けるという意味で、鬼殺隊士の武装としては相応しくなさそうです。
とはいえ、遊郭編で登場したような「藤の花の毒を塗布したクナイ」は非常に強力でした。
万一の際の補助装備として、藤の花の毒と、それを塗布するためのクナイ、あるいは針を携帯しておくのは、選択肢としてアリではないでしょうか。
暗器の利点は、その持ち運び易さと目立たなさ。
鬼に気取られずに大量に持ち運べますから、持っていて損をすることはないでしょう。
呼吸を使って戦うには心もとない装備ですから、メイン武装として活躍する機会は ないように思われますが、鉄扇で舞うヒノカミ神楽なんていうのは とても強そうで興味があります。
射撃武器タイプ
最後に射撃武器タイプの日輪刀を考察します。
もはや刀要素はゼロですが、射撃武器の強力さは言うまでもありません。
作中では、不死川玄弥が銃を使用していました。
銃以外でも、弓矢やボウガンと、射撃武器にもいろいろな種類があります。
しかし鬼滅の刃では、弓矢やボウガンを使う鬼殺隊士は登場しませんでした。
その理由は単純です。
鬼にダメージを与えるためには、陽光山で採れる猩々緋砂鉄や猩々緋鉱石を用いて、弾や矢をコーティングする必要があります。
猩々緋砂鉄や猩々緋鉱石が有限であることに対して、弾や矢は基本的に使い捨て。
無駄撃ちが許されず、コストが非常に悪い武器です。
とはいえ、宇随天元の妻・雛鶴が実演したように、射出物の先端に毒を塗布すれば、少なからず鬼にダメージを与えることができます。
鬼殺隊士をサポートする意味で、上弦などの強力な鬼と戦う際は、弓兵部隊の導入も有効ではないでしょうか。
日輪刀の近代化
以上、様々な武器を日輪刀として加工した場合について考察しました。
続いては、現代の技術を惜しみなく使用した場合について考察していきます。
前提として、作中の刀鍛冶と同等かそれ以上の技術力と、潤沢な猩々緋鉱石が存在するものとしましょう。
まず思い浮かぶのは、やはり銃火器です。
危険な血鬼術を持っている鬼に対して、わざわざ近距離戦闘を挑む意味はありません。
現代であれば猩々緋鉱石を弾頭に施し、銃火器で集中砲火を浴びせる、という手法が一番合理的に思われます。
前提で述べたような加工技術と、潤沢な猩々緋鉱石があれば、あとは弾をコーティングするだけ。
多少訓練すれば、目標に向かって射撃することは容易ですから、低位の鬼であれば誰でも狩ることが出来るようになるでしょう。
そうなると問題となるのは、上弦などの強力な鬼です。
俊敏な動きに加えて、血鬼術を用いて状況をひっくり返しかねない彼らは要注意対象です。
現代に縁壱クラスの猛者が存在し、その人物が銃火器の扱いに長けていた場合、もはや人類側に負けはないでしょう。
そのような人物が存在しない場合の対策としては、猩々緋鉱石で全面をコーティングした「装甲車」の投入などが挙げられます。
いずれにせよ、大正時代からの100数年で、飛躍的な進化を遂げた人類であれば、鬼の根絶は比較的容易なのではないでしょうか。
現代技術で縁壱を超強化
飛躍的に向上した現代技術と、潤沢な猩々緋鉱石が確保されている場合、継国縁壱をどれほど強化することが出来るのでしょうか。
まずは身に着ける防具から見ていきます。
猩々緋鉱石を利用した鎧が開発できれば、体全体で鬼の弱点を突くことが出来そうです。
しかし縁壱の強さは、唯一無二の剣技「日の呼吸」と、それを扱えるだけの常軌を逸した身体能力。
重い鎧で動きを制限すると、かえって縁壱の良さが失われてしまいます。
防具としては、全体に猩々緋砂鉄を散りばめつつ、要所要所を猩々緋鉱石で覆う装備がベストでしょう。
肝心の装備は、縁壱が用いた刀をそのまま使用するのが一番良いようにも思えます。
日の呼吸はあくまで剣術の流派。
刀を用いることが前提となっていますから、他の武器を手に取れば感覚が狂いかねません。
縁壱であれば、どのような武器でも常人離れしたパフォーマンスを発揮してくれると思われますが「最適な武器は」と問われると、やはり刀でしょう。
まとめ的なもの
以上、鬼滅の刃に登場する武器・日輪刀の可能性に着目し考察を行いました。
基本的には刀使いの多かった鬼殺隊ですが、海外で似たような組織が発足していた場合、また違った武器がメイン武装となっていたことでしょう。
ランスや西洋剣を用いて戦う、騎士団のような鬼殺隊の活躍も気になります。
また、もし鬼が現代に蘇った場合、猩々緋鉱石の入手経路と加工法の確保が最優先です。
とはいえ現代の技術力であれば、猩々緋鉱石がなくとも鬼を滅することが出来るようにも思われます。
刀が主流だったかつては、縁壱のような圧倒的強者は価値が高かったことでしょう。
しかし現在は、武器や兵器が個人の力量差を埋めてしまっています。
もし鬼と同時に縁壱が現代に蘇った場合、活躍の機会がないかもしれません。
今回の記事は以上となります。
あなたならどの武器で鬼と戦いたいですか?
また、あなたが考えた最強の武器も、是非コメント欄で教えてくださいね。
それではまた♪