鬼滅の刃178話考察
みなさんこんにちわ、ここなです。
今回の記事は「鬼滅の刃・178話考察」についてです。
それではどうぞ♪
吐血
177話の最後で厳勝は、鼻から血を流していました。
あれには何か意味があるのかなと考えていたのですが、今回はそこに触れることはありませんでした。
鼻血が出るほど頭に血が上った、という解釈でいいのでしょう。
厳勝は一見大人しそうに見えるのに、陰では縁壱に死んでほしいと考えていたりと、少し怖い人物です。
消息
縁壱は177話で、厳勝の代わりに寺へ向かったように見えましたが、実際には寺に行っていなかったようです。
よく考えたらそうですよね。
当時は戦国時代で継国家は武家ですので、父親は強い子供を欲していたでしょう。
大人を打ち負かすほどの天才を、放っておくワケがありません。
それは縁壱も、分かっていたのでしょう。
連れ戻されることを避けるため寺には行かず、縁壱は別の場所に向かったのだと思います。
気になるのは、どこへ向かったのかということです。
当てがあったのかもしれないですし、当てもなく放浪していたのかもしれません。
ここで、当時の鬼殺隊当主と出会っているとも考えられます。
お館様の発言で、鬼殺隊は1000年以上前からあることが分かっています。
なので、縁壱が当時の鬼殺隊当主と出会っていたとしても、おかしくはありません。
大人になった縁壱は「鬼狩り」になっているようですが、それが鬼殺隊に所属しているという事なのかは、少しハッキリしない部分です。
再会
妻も子供も持ち、厳勝は平穏な日々を送っていたようです。
しかし、時代は戦国。
野営の最中に、厳勝の部隊は鬼に襲われてしまいました。
危うく部隊が全滅かというところで、助けに現れたのが縁壱です。
大人になった縁壱。
刀は既に赤く染まっています。
ということは、これは日輪刀だということになります。
日輪刀を持っているということは、鬼殺隊や刀鍛冶とも関係があった、ということになるのでしょう。
やはりここで言っている鬼狩りというのは、鬼殺隊の隊士のことだったのかもしれません。
縁壱は自身の到着が遅れたことで、厳勝の配下が死んでしまったことを詫びました。
縁壱は何も悪い事はしていないのですが、鬼狩りという立場上、鬼から人を守れなかったことを謝っているのでしょう。
厳勝を助けただけでも立派だと思うのですが、さすが縁壱です。
鬼狩り
縁壱に助けられた厳勝は、妻と子供を捨ててまで鬼狩りになる道を選びました。
おそらく、鬼狩りになることで妻や子供に危害が加わることを避けたかったのでしょう。
これは賢明な判断だと思います。
厳勝が置いてきた子供が子孫を残し、時透無一郎まで繋がっていったのですから。
やはり無一郎は、厳勝の子孫だというのが濃厚なようです。
無一郎は最後刀を赤くしていましたので、縁壱と似たような血も入っているのかもしれないですね。
呼吸
今回の話で、呼吸法がどのように派生したのかについて明らかになりました。
日の呼吸を持つ縁壱が個人の適正を見極め、そこを伸ばすことで新たな呼吸を身につけさせていったようです。
縁壱は自身が強いだけでなく、指導力も神がかっていたようです。
縁壱が指導していた者の中には、当時の炎柱になるであろう面影があります。
他の者は、水や風あたりでしょうか。
黄色い刀もあるので、これは雷の呼吸かな?
そして、縁壱と同じような痣が発現した厳勝。
厳勝も日の呼吸を使いたかったようですが、願いは叶わなかったようです。
月の呼吸というのは厳勝が名付けたもので、ただの派生の呼吸だと厳勝は言っています。
同じ家の生まれにして、呼吸でも縁壱と差が出てしまったことで、さらに厳勝は悔しい思いをしていたようです。
痣者
痣は寿命の前借り。
心拍数を無理矢理上げることで、生涯に使える心臓の動きを前借りする、という意味なのでしょう。
そして、当時の鬼狩り達も、25才になるまでに死んでいったものと思われます。
鬼狩りが集まっているシーンを見ていただきたいのですが、そこの一番右端に、当時の炎柱であろうと思われる人物がいます。
他の面々は少し分かりにくいのですが、一番左の人物は悲鳴嶼さんと同じようなものを首に巻いています。
これは岩柱、ということなのでしょう。
あと、厳勝の前にいる人物は、羽織が善逸のものと似ています。
今後このメンバーが登場するのかどうか、非常に楽しみです。
厳勝の回想はここで終わりそうなので、縁壱の回想で登場してくるのかもしれません。
無惨
痣による寿命で将来がないと、失望する厳勝。
そんなとき厳勝の前に現れた、鬼舞辻無惨。
地元のヤンキー感がすごい無惨ですが、厳勝に鬼になるよう誘っています。
そして、厳勝は鬼になります。
でもよく考えたら、厳勝は痣による寿命がきていたとは断言できません。
もしかしたら縁壱のように、生き残っていたかもしれません。
月の呼吸という、鬼殺隊でも把握していないような呼吸を使っていた厳勝。
太陽(日)と月。
これは上位の呼吸であり、この二つの呼吸を持つ者は例外になれたとか。
そうだとしたら、厳勝は鬼にならなくても、道を極める事ができたかもしれない。
焦った余り、鬼に墜ちてしまった厳勝。
今となっては分からない部分かもしれませんが、そういった設定もあるのかもしれません。
ただ、縁壱は生まれながらにして痣者ということもあるので、後から痣を発現した者に例外はない、とも考えられます。
無惨と厳勝の関係性についてですが、見た感じ、厳勝がひざまずいているようにも見えます。
ここから無惨と厳勝は、無惨と黒死牟として、上司と部下という関係性になっていったのかもしれません。
笛
結局、鬼になっても縁壱を超えられなかった厳勝。
「誰も、あのお方でも、縁壱に勝つことはできなかった」
そう黒死牟は言っています。
勝つどころか、縁壱に傷一つ付けられなかったそうです。
縁壱は「生涯無傷」だったのかもしれないですね。
恐るべし。
そして、立ったまま絶命した縁壱を、一刀両断する黒死牟。
そこで出てきたのは、過去に厳勝が縁壱にあげた「笛」でした。
それを見て黒死牟は、涙を流しました。
「頂いたこの笛を、兄上だと思って」
過去の縁壱はそう言っていました。
年を取っても肌身離さず笛を持ち歩いているということは、縁壱の気持ちはずっと変わっていない、ということなのでしょう。
縁壱は、ずっと兄を想っていた。
もしかしたら縁壱は、厳勝の気持ちに気付いていたのかもしれません。
色々な才能を持つ縁壱ですから、人の感情を読み取れていたとしても、おかしくはありません。
兄の気持ちを分かっていながら、仲良くしようと、兄を助けようと、縁壱は、歩み寄ろうとしていたのかもしれません。
しかし厳勝との溝は埋まらず、厳勝は鬼になってしまった。
そして、縁壱は鬼狩りを辞めた。
この辺りは、ストーリーが進むにつれて考察の幅も広がります。
また今後の記事で、その辺りも詳しく考えてみたいと思います。
最期
厳勝の夢は「縁壱になる」ということでした。
少しでも縁壱に近づきたくて、どうしても近づけなくて。
その悔しさから、憎悪の気持ちを抱いてしまった厳勝。
でも本当は、厳勝にとって縁壱は、なりたいほどに憧れる尊い存在だったのではないでしょうか。
そのために、厳勝は鬼にまでなった。
しかし、鬼になっても縁壱には近づくことができず。
最期に黒死牟は、生まれた意味を問うています。
そして、黒死牟が消滅した後には、縁壱が持っていた笛が。
ここで一気に泣かされました。
どうしてもこの笛だけは、捨てることができなかったのでしょう。
縁壱との思い出を、忘れたくなかったのかもしれません。
厳勝は結局、心の奥底では縁壱の強さに憧れ、縁壱という存在に惹かれていたのではないかと私は思います。
好きと嫌いは紙一重。
まさしく、その典型だったのではないでしょうか。
展開予想
今回で、完全に消滅してしまったと思われる黒死牟。
ここで一旦、回想は終わりとなるのでしょう。
ということは、いよいよ無一郎と玄弥の生死が判明します。
今の状況では絶望的ですが、次週でハッキリすると思います。
さすがにそこを放置したまま、次の展開というのはないでしょう。
もしかしたら、その場にいる全員、倒れてしまうという可能性もあります。
無一郎と玄弥は絶望的、悲鳴嶼さんは痣による寿命、実弥は出血多量。
怖い展開ですね。
おそらく愈史郎たち救護班を、輝利哉様が現場に向かわせているような気がしますが、どこまで救護できるのかどうか。
さすがの愈史郎でも、無一郎と玄弥を救うのは難しそうですよね。
可能性があるとしたら、珠世が愈史郎を鬼にしたように、無一郎や玄弥を鬼にすることで助けられる可能性はあります。
そこは本人の意思もあるとは思うのですが、そうも言ってはいられない状況です。
悲鳴嶼さんの痣による寿命に関しても、実弥の出血多量に関しても、鬼になることで助かる可能性はあります。
しかし、あの二人が鬼になりたいと言い出すとは到底思えません。
となると、痣による寿命を無くすというのは、さすがの愈史郎でも無理なような気がします。
実弥に関しては、稀血ということで輸血が難しい可能性もあります。
次週でワニ先生は、どんな展開を見せてくれるのでしょうか。
怖いですが、非常に楽しみです。
そして、おそらく次週の最後あたりで、次の展開への前振りがあるのかなと思っています。
恋蛇か、一旦無惨か、もしくは本部急襲か。
まだまだ楽しめそうです。
まとめ的なもの
今回の178話。
まさか最後に、黒死牟が笛を持っているとは思いませんでした。
この笛が出てきたことで、黒死牟が完全に悪だったと思えなくなりました。
厳勝は生きずらい性格で、最後まで強くなろうと頑張っていた。
厳勝は縁壱を憎んでいましたが、それを縁壱にぶつけることはありませんでした。
陰で苦しみ、強くなろうと努力していたのです。
それがたまたま無惨と出会い、流れで鬼になった。
無惨がいなければ、痣の寿命で死んでいたかもしれません。
あと、今回の178話ではまだ少し気になることがあるので、今後の記事で考察してみたいと思います。
では、今回はこの辺りで終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました♪