テレビアニメ 鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 縁壱零式
実は最近、自分で記事を書いていなかったここなの研究所の人です。
刀鍛冶の里編、もうすぐですね。
いつか分かりませんが…。
ちょっとフライングして、刀鍛冶の里編のアニメを追いかけていきます。
今回は、刀鍛冶の里編第2話・第3話に登場するであろう、縁壱零式について深掘りしてみたいと思います。
縁壱の動きを模したとされる縁壱零式ですが、深掘りしていくと面白い。
それでは参ろう。
縁壱零式とは
縁壱零式とは、刀鍛冶の里に存在する、鬼殺隊士の訓練用からくり人形です。
戦国時代の最強剣士、継国縁壱を模した容姿をしており、しっかり耳飾りもつけられています。
縁壱の動きを再現するため、六本の腕が備え付けられており、そこには真剣や木刀をセットすることが可能。
元は複数隊あったようですが、これまでの訓練で破壊されたことで、今では零式だけとなってしまいました。
縁壱零式が作られてから三百年という月日が経つにもかかわらず、壊れてしまったら誰も直すことができないそう。
それほどまでに凄い技術が使われているようです。
初登場
原作の102話で初登場した縁壱零式。
老朽化が進んでおり、もうすでに壊れかけの状態でした。
そこに現れる時透無一郎。
無一郎は小鉄の制止を振りほどき、縁壱零式を使用します。
そして、無一郎はあっけなく縁壱零式を破壊。
腕を一本ぶった斬り、その手にあった刀を持って立ち去りました。
壊れて倒れている縁壱零式。
小鉄はそれを見て呆然とします。
それもそのはず。
壊れたらもう直すことはできません。
炭治郎は、まだ動くかどうか確認しようと小鉄に言います。
倒れている縁壱零式を起こす二人。
微動だにしない縁壱零式。
二人が諦めかけたとき、再び縁壱零式の歯車が回り始めます。
そして、ここで小鉄が覚醒。
炭治郎の過酷な修行が始まります。
修行
縁壱零式の凄いところは、刀鍛冶によって剣士の弱点を突くように設定できるということ。
寄木細工の要領で、縁壱零式の指を回すことで様々な設定が可能。
分析能力に長けている小鉄は、炭治郎の弱点に合わせて縁壱零式に細工をします。
時透無一郎は、この機能を知らずに縁壱零式を倒してしまいました。
前に縁壱零式を使った人の設定のままに、倒してしまったのです。
つまり、そこには弱点克服などの修行効果はなく、ただ単に少し強いからくりを倒したに過ぎないのです。
その点炭治郎は、分析力に優れた相方である小鉄がいるため、自分の弱さを的確についてくる縁壱零式が相手です。
さらには小鉄の指導力の無さから、七日間も飯を食わせないという暴挙までセットで行われました。
炭治郎は三途の川を渡りかけ、死の淵をさまよいます。
この、生きるか死ぬかの修行が功を奏し、炭治郎は隙の糸の上位版スキルを習得します。
その名も動作予知能力。
隙の糸よりも早い段階で匂いが到達するというこのスキル。
炭治郎はこのスキルを使いこなし、ついに縁壱零式を倒すまでのレベルアップを成し遂げます。
炭治郎の優しさが一瞬邪魔をするも、見事に縁壱零式の首に大打撃を加えます。
そして、その首元から現れたのは、三百年前からそこに存在するであろう一本の刀でした。
縁壱の刀
縁壱零式から出てきた一本の刀。
戦国時代である三百年前から存在するであろうその刀は、さび付いて使い物にならない状態でした。
そこに現れる、強敵鋼鐵塚蛍。
この刀は彼の手腕に預けられることとなりました。
さて、この刀は縁壱の刀で間違いありません。
歴代最強の男、継国縁壱。
彼がどのような想いで、刀鍛冶の里の縁壱零式の中に刀を隠したのか。
はたまた、刀鍛冶の里ではどのようにして、この伝説が受け継がれていったのか。
甘露寺蜜璃は言っていました。
「この里には強くなるための武器があるらしい」
これが縁壱零式の中に隠された刀。
いつか自分と同じように、天命をもって生まれた者に託されるように、縁壱はこの刀を零式にしまっておいたのかもしれない。
縁壱零式最強説
ここからは少し視点を変えてみます。
縁壱零式は、戦国時代に縁壱の動きを再現できるように作られました。
優秀な人間によって造られたからくり人形。
当時は数体いたようですが、もしもその技術が今もあったなら、からくり鬼狩り部隊も編制できていたでしょう。
これはとても夢があります。
からくり人形には体力という概念がありません。
疲れることがない。
けが(故障)をしてもある程度は直せる。
そして毒が効かない。
さらには闘気を発することがないので、猗窩座対策もできてしまう。
そしてからくりは眠ることがありませんので、夜に見回りをさせたり、鬼殺隊の少ない人員の補助をすることができる。
魘夢の強制昏倒睡眠も効かないでしょう。
そういったあらゆる意味で、鬼に近しい存在とも言えます。
感情もありませんので、鬼に対して躊躇することなく刀を振れますし、捨て身の攻撃も可能。
しっかりプログラムを組んでしまえば、下弦クラスは縁壱零式に壊滅させられてしまうのではないでしょうか。
さらにわたしが縁壱零式を最強だと思ったのは、その形態にあります。
姿は縁壱。
これがどういう意味をもつのか。
そう、鬼舞辻無惨をびびらせることができます。
鬼舞辻無惨は縁壱という存在に恐れをなし、数十年の間、表に姿を現しませんでした。
からくり縁壱の姿を見ただけで、震えあがって逃げ出すのではないでしょうか。
黒死牟にも少しは効果があるかもしれません。
いや、鬼舞辻無惨と他の鬼は、細胞を通じて繋がっていますから、すべての鬼は縁壱零式をみただけで、震えあがること間違いなし。
というのは冗談で、からくりだとすぐにバレてしまいそうなものなので、あまり意味はない気もします。
しかし、もしも鬼舞辻無惨や鬼対策として、里を守るために縁壱の容姿が採用されたという裏もあるなら、それは何だか素敵な話です。
どうやって動いてるの…?
縁壱零式最大の謎。
それは、縁壱零式がどうやって動いているのかということです。
「からくりだから」という一言だけでは、とても片づけることはできません。
動力源も無ければ、センサーのようなものも勿論ないでしょうから、どうやって相手を認識しているのかも謎です。
ここはあまり深掘りしてはいけない部分かもしれません。
考えられるとすれば、やはり中にあった刀でしょうか。
いや、そこしか考えられません。
動力源が刀。
熱を吸収しやすい日輪刀ですから、ソーラーエネルギーのような原理で熱の力を動力とする。
また、縁壱の刀という部分にも秘密があるのかもしれません。
縁壱が握った刀には、何かしらの特別な力が働くとか…。
それにしても、これを作った技師は凄い人です。
刀鍛冶の里長である鉄地河原鉄珍は、甘露寺蜜璃のしなるような柔らかい刀や、胡蝶しのぶの毒を調合できる刀など、数々の特殊な刀を製造しています。
そんな鉄地河原鉄珍ですら、縁壱零式を作り出すことや修理することはできない。
現状直すことも作ることも出来ないようですから。
そう考えると、戦国時代には化け物じみた強さをもつ縁壱の他にも、化け物のような刀鍛冶が存在していたということなのでしょう。
まとめ的なもの
縁壱零式は、炭治郎によって破壊されました。
その後小鉄が直したという情報はありませんでしたが、いつかこの技術を小鉄が継承してくれたと夢をみておきましょう。
最近、鬼滅の刃のゲーム・ヒノカミ血風譚の話を聞かなくなりましたが、まだまだ開発は進んでいるようです。
この夏には有償アップデートにて宇髄天元、続いて堕姫や妓夫太郎なども使えるようになるそうです。
遊郭編のストーリーが出るのであれば、もう一度ゲームもプレイしてみたいと思います。
刀鍛冶の里編が終わるころには、縁壱零式や半天狗、玉壺、時透無一郎、甘露寺蜜璃なども使えるようになる可能性が高い。
そうなると、再びヒノカミ血風譚が盛り上がってくるかもしれません。
というわけで、今回は久々に自ら記事を執筆いたしました。
早く刀鍛冶の里編のアニメが見たいです。
今のペースだと、今年はないかなと思いつつ、年末には少し期待しています。
12月か来年か。
ひそかにチェンソーマンのアニメにも期待しています。
それではまた♪