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テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編八話|宇髄さん!煉獄さん!音の呼吸!【きめつのやいば 遊郭編】

きめつのやいば 遊郭編

鬼滅の刃 遊郭編 さすがにこれは…

テレビアニメ鬼滅の刃・遊郭編8話がヤバすぎた。アニオリがヤバすぎる。数えきれない程のアニオリ。みなさんはいくつ気づきましたか?間違い探し感覚のアニオリ。

結論。めちゃくちゃ良かった。製作者のみなさんは天才的だと思うのです。原作に忠実に、キリのいい所まで進めながらの、ちょうどいい塩梅でのアニオリの挿入。興奮して自律神経がぶっ壊されました。

まずはちょっと8話を振り返らせてください。本編の前にいいねと共有ボタン、コメント欄に何でもいいので、8話の感想を書いていってください。それではどうぞ♪

鬼滅の刃 遊郭編 8話 前半

もう最初から最高のアニオリ。炭治郎が禰豆子を箱に入れるシーンです。小山の子ウサギが流れ、前回の振り返り、からの炭治郎が禰豆子を箱に入れ、笑顔で「ゆっくりとお休み」と言う。

もう思考が追い付きません。こんなシーンなかったぞ。ずるいぞ。禰豆子がまだ泣いているという、何とも切ないシーンからの、あの笑顔と声はずるい。

そして炭治郎は、禰豆子を離すことなく、箱を抱えて戦場に向かいます。この箱も結構な重量だと思うので、動きも鈍くなりますし、疲労の蓄積も早まってしまいます。けれど禰豆子と離れない炭治郎。

堕姫との戦いでは一旦離れてしまったため、今度こそは一緒に戦い抜く。そういった意思の表れに見えます。そして、堕姫と妓夫太郎と禰豆子と炭治郎という、兄妹の対比。ここも隠れた演出。

あとこのシーンで、今さらながら気づきました。漫画だと「戦い抜く。最後まで!」が印象に残っていて、「今度は」の部分を見逃していました。アニメだと分かりやすい。

この「今度は戦い抜く。最後まで!」というのは、もちろん無限列車編で最後まで戦えなかった事に対する想い。炭治郎たちの戦いは、無限列車編からまだ続いているのです。

そして、宇髄天元vs上弦の陸の場面に移ります。ここからも、いたる所でアニオリのセリフが挿入されています。妓夫太郎の「気に食わねえなあ」という天元への妬みの部分もアニオリ。

妓夫太郎の声には賛否両論ありますが、僕は最初からシックリきています。「一刻も早く死んでもらいてぇなぁ」の狂気じみた喋り方。好きです。

そして天元の、才能のくだりに入り、堕姫と妓夫太郎を世間知らずだと言う天元に「お前に何が分かる」と堕姫が反論。ここも実はアニオリなんです。

やはりアニメはいいですね。漫画だとスラスラ先にいってしまうところですが、アニメだとセリフの一つ一つまで、じっくりと聞き入ることができます。そして、いい感じでの相槌もあり、より一層ストーリーを盛り上げてくれる。

宇髄天元のここでのセリフもそうです。「俺が選ばれてる?ふざけんじゃねぇ。俺の手の平から、今までどれだけの命が零れたと思ってんだ!」。迫力の演技です。

そして、お待たせしました(?)煉獄さんの登場です。「俺は煉獄のようにはできねぇ」と言う天元の後ろに、煉獄さんの姿が…。遊郭編は特に煉獄さんの登場が多いのですが、これって凄い事ですよね。

原作が連載されていた当初は、無限列車編がここまで盛り上がるとは誰も思っていなかったでしょう。だけどワニ先生は、特にここで煉獄さんを強調している。無限列車編からの繋がりを強調しているのです。

煉獄さんという男が、後々の物語に絶大な影響を与えていく。無限列車編で爆発し、アニメ2期、3期、最終決戦と進むたびに、煉獄さんの伝説は濃くなってゆく。ヤバいっすね。

そして、猛毒を与えたのに死なない天元に、イラつく妓夫太郎。ここから天元の過去の回想です。オープニングとエンディングにも起用されたこのシーン。ここを待ち望んでいた人も多かったはず。

ここも本当に凄かった。血に染まる血族。そこから這い上がってきた天元と弟。この弟も、天元に似てすごく男前です。もう少し弟とのやり取りがあるかと思いましたが、ここでは一旦おあずけ。外伝に期待。

お館様とのやり取りも良かったです。塀があるので、ここは産屋敷邸のどこかでしょうか。ここでのお館様の言葉。僕はすごく深いものだと感じています。

「自分を形成する、幼少期に植え込まれた価値観を否定しながら、戦いの場に身を置き続けるのは苦しいことだ」

「様々な矛盾や葛藤を抱えながら君は、君たちは、それでも前を向き戦ってくれるんだね。人の命を守るために」

「ありがとう。君は素晴らしい子だ」

これはなかなか出来ないことです。宇髄天元の本質を見抜き、全肯定する。自分が経験してない事でも、理解し寄り添う。これがなかなか出来ません。やはりお館様は偉大。

この言葉を聞くと、自分が救われるように感じる瞬間があります。これは現代で戦う人達へのメッセージでもある。僕はそう感じます。

そして、回想を抜けると天元に異変が起きます。こめかみ部分の毒は広がり、呼吸が荒くなっています。毒は効いていました。それを見て大喜びの妓夫太郎。笑い方がサイコパス。

でも、天元はさらに大見得を切ります。この時のBGMの盛り上げ方が、まさに音柱といった感じで最高。そして「派手にな!」という掛け声と共に、堕姫と妓夫太郎に突進していく天元。

ここからが8話のバトル第一幕。漫画でもアニメでも、早すぎて何が起こっているのか分からない。

右手で刀を持ち、もう片方の刀は鎖を使って回転させる。そして右手の刀を振り上げながらの、回転させていた刀による攻撃。これは悲鳴嶼行冥の戦い方と似ています。やはり強い天元。

漫画では堕姫を蹴り上げると共に、妓夫太郎の鎌での攻撃を天元が防いでいましたが、アニメでは、妓夫太郎は一旦後ろに退いています。そして、天元の爆薬丸による攻撃。

宇髄天元、マジで強いっす。二刀流で戦い方も多彩。さらに爆薬。最強説すらも浮上してくるほどです。さらにすごいのは、天元が爆発の中で堕姫の頸を斬っていること。アニメでは頸を斬る音もあり、分かりやすく演出されていました。

堕姫は爆薬丸を触ってしまい起爆しましたが、妓夫太郎はこれをかわします。天元もすごいですが妓夫太郎もすごい。妓夫太郎のこの、動きを見切る能力。これがずば抜けている。透き通る世界。それに近いものかもしれない。

この後の、天元の刃先を持った攻撃もすごかった。あれで妓夫太郎の頸に傷をつけてしまうのですから、本当に物凄い握力です。上弦の硬い頸です。普通の隊士なら、まともに斬っても傷すらつけられないでしょう。さすが柱。

そして堕姫ちゃんが可愛い。「何で私ばっかり斬られるの」が特に可愛かった。沢城さんってほんま凄い。

とここでタイトル回収。かまぼこ隊の集結です。妓夫太郎は「何だこいつら」と言っていますが、その気持ちすごく分かります。片方は猪頭、片方は寝ているのですから。

そして、二階から炭治郎の登場。ここで堕姫が、額を押さえてニヤリと笑っています。これはおそらく、妓夫太郎から目を移動させた合図のようなものでしょう。

妓夫太郎の細胞を堕姫に残しておいたのか、二人はずっと繋がっているのか。同時に頸を斬られたら死ぬことから、おそらくはずっと繋がっている状態なのでしょう。

そしてここで最高のアニオリ。後半へ繋げるための天元の一声。「てめえら、派手な登場じゃねぇか。気に入ったぜ!」。実は天元、かまぼこ隊の登場がめちゃくちゃ嬉しかったんだと思います。

毒でジワジワと弱っている状態で、一人で堕姫と妓夫太郎の頸を斬るのは非常に困難。猫の手でも借りたい状況でしょう。かまぼこ隊の登場で、希望の光が見えてきました。

鬼滅の刃 遊郭編 8話 後半

後半です。今回は内容が濃すぎます。後半の迫力もすさまじかった。炭治郎は肩の傷の影響で、刀と手を縛っていなければ、まともに刀を振ることもできません。

上弦を前に手が震える。これは猗窩座の恐ろしさを知っているが故。それでも戦わなければならない。炭治郎は自身を鼓舞します。

「それでも俺は、俺たちは」。炭治郎のこの言葉に繋げるように、天元が「勝つぜ!」と声をあげます。決して諦めないその姿。毒が回っていても、お前らがいるから大丈夫。まるでそう言うような天元の言葉。

ここで炭治郎は、宇髄天元と煉獄杏寿郎を重ねます。これが柱。偉大な柱の姿。無限列車のような単騎ではなく、今度は鬼殺隊として戦える。

これは天元の、指揮官能力の高さが分かるシーンでもあります。こうやって部隊の士気を上げているのです。実際に炭治郎・伊之助は、かなり士気が上がっているでしょう。

しかし、ここで妓夫太郎がマウンティング。柱を合計22人喰ってきた。そう言う妓夫太郎に、今度は堕姫が調子づきます。それを許さない善逸。堕姫の声を聞いて、寝ていながらも嫌悪感を覚えます。

堕姫が天元に攻撃するタイミングで、善逸の霹靂一閃。四連ほどで堕姫を屋根上に。派手な轟音。やはり速い善逸。堕姫に対し、静かに言います。耳を怪我させた子に謝れ。鼻ちょうちんが何とも言えない。でも言っている事はカッコいい。

反論する堕姫ですが、ここでもアニオリの演出がありました。セリフは原作と同じですが、流れる映像がとても意味深。遊女屋を覗く男の姿。とても怖い人間の描写。

この街じゃ女は商品。売ったり買ったり壊されたり、持ち主が好きにしていい。この言葉、すごく怖いです。特に「壊されたり」の部分。遊郭での壊されるとは…。とても悍ましい。

そして、燃える蝶の演出。これは堕姫の過去を思わせます。夜の蝶が燃える。燃やされた過去。恐ろしい。

そして善逸の「自分がされて嫌だったことは人にしちゃいけない」。この言葉が本質を突いています。堕姫は自分が何かされたとは言っていませんが、それを見抜いた善逸。堕姫の言葉からそれを見抜いたのでしょうか。凄い。

善逸に反論する堕姫。と思いきや、何だか声がおかしい。堕姫と妓夫太郎の声が重なっています。漫画では妓夫太郎のセリフの文字になっていたので、妓夫太郎の声かと思っていた。一本取られました。

そして堕姫&妓夫太郎はこう言います。

「人にされて嫌だったこと、苦しかったことを、人にやって返して取り立てる」

「自分が不幸だった分は、幸せな奴から取り立てねぇと取り返せねえ」

これは怖い思想。でも、こういった人結構いますよね。特に日本は、幸せそうな人を妬む傾向が強い。かと言って、堕姫と妓夫太郎みたいな力は無いから、SNSでひたすらアンチ活動とかしてるような。

やっぱり鬼滅の刃は、随所にこういったメッセージが隠れています。読めば読むほど深い部分が見えてきます。

そしてついに、堕姫の額に第三の目が顕現。妓夫太郎の目が、堕姫の額に移動したのです。これで妓夫太郎は堕姫を操れるようになり、堕姫は動体視力が向上。

さらに妓夫太郎は、堕姫の視覚なども共有できるため、全体を俯瞰して視ることができる。これは凄い能力です。堕姫と妓夫太郎の強さはこれです。妓夫太郎の基本的な強さと、それを補完する堕姫の帯。連携力。やはり上弦は強い。

そして、下での戦い。炭治郎&天元vs妓夫太郎。まだ炭治郎は手の震えが止まりません。自分からは動けない炭治郎。炭治郎が躱すスピードよりも速い妓夫太郎の攻撃。実力差は歴然。

天元が炭治郎を放り投げなければ、炭治郎はやられていたでしょう。そして、ここからが凄かった。竈門炭治郎のうたが流れ、圧巻のバトルシーン。天元と妓夫太郎のやり取りが凄い。

もはや無限列車編の戦いを超えています。本当に作画が細かい。赤く光る妓夫太郎の鎌。堕姫の帯を躱しながら妓夫太郎に応戦する天元。かまきりの様な太刀筋。それをうまく捌く天元。速すぎて目で追えません。

段々と傷を負っていく天元。妓夫太郎優勢の状況です。さらに飛び血鎌も仕込んでいた妓夫太郎。天元は逃げ場を失います。そこをカバーする炭治郎。これは北斗の拳の柔の拳。わからない人はすいません。

炭治郎は飛び血鎌を、水の呼吸でうまく受け流しました。そしてここで、天元の音の呼吸。音の呼吸・伍ノ型・鳴弦奏々。これが超ド派手な技でした。

両方の刀を回転させながら、辺りを爆破していく。花火のように綺麗な爆発のエフェクト。爆薬丸を投げた素振りはなかったので、刀を振り回すと同時に爆薬丸をまいている。そういったイメージの技だと思います。凄すぎる。

妓夫太郎はこれをかわし「騒がしい技で押してきた所で意味がない」と言います。しかし、天元の狙いは押し出すこと。外に押し出し、場を広く戦いたかったのだと思います。家の中では見通しも悪い。そして瓦礫も邪魔になるからです。

そして上での戦い。無数に広がる帯の攻撃。そこに妓夫太郎の飛び血鎌。ここの作画も大変だったでしょう。魘夢戦を思い出す素晴らしい作画。

このシーンは、妓夫太郎の凄さも分かるシーンです。妓夫太郎は下で天元と炭治郎相手に戦い、堕姫の帯を操作して自身をカバー。そして、上では飛び血鎌を操作しているのです。マルチタスクです。ヤバすぎます。

そして、段々と戦いの場になじんできた炭治郎と、それを見て冷静な分析をする天元。柱の俺が毒を喰らってしまった。早く決着をつけなければ全滅。これは天元の言う通りです。柱が倒れれば、妓夫太郎によって炭治郎はやられてしまう。

そして善逸と伊之助も、妓夫太郎と堕姫によってやられる。ここは天元にかかっています。しかし、妓夫太郎は手ごわい。勝利への突破口が全く見えない状況。

そこに現れたのが雛鶴でした。カラクリからクナイを放出。それを見た妓夫太郎は、またしても冷静な分析。やはり妓夫太郎は、至高の領域に近いのかもしれない。

そして繰り出す跋狐跳梁。斬撃で天蓋を作る血鬼術。斬撃の速度も尋常ではありません。しかしその隙をついて、天元が間合いに入ります。クナイが刺さっているにも関わらず、突っ込んでいく天元。ここしかチャンスがない。

天元の決死の一振り。妓夫太郎の足を切断。妓夫太郎は、クナイに仕込んであった藤の花の毒により、足の再生ができません。ここで炭治郎。妓夫太郎の頸にもう少しで刀が届く。

しかし、妓夫太郎は不適の笑みを浮かべます。統制が取れてきた鬼殺隊を、楽しむかのように笑います。さて、頸は斬れるのか。次週を待て!

まとめ的なもの

本当にヤバすぎた。アニオリもそうですが、バトルが凄すぎる。これは無限列車編を超えた。そして、最後の天元と煉獄さんのやり取り。これは嬉しすぎるサプライズ。

「煉獄、お前ならどう戦う。俺は、お前の様には出来ないかもしれない」

「俺だってお前のように出来はしない。お前の剣技は美しい。妻はちょっと多すぎるがな」

この関係性、めちゃくちゃいいですよね。かまぼこ隊を天元に託す煉獄さん。どこまでカッコいいんでしょうか。派手にまかせておけと言う天元も、これまたカッコよすぎる。

アニメ8話は、原作89話のラストまで話が進みました。これで次回の予想がしやすくなりました。次回はさらにヤバい展開になります。止まらないですね。鬼滅の刃・遊郭編。9話の先読み考察もします。

みなさんも、8話についての感想、9話についての期待など、コメント欄で聞かせてください。今回の記事は以上です。それではまた♪

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