カナヲは死なない。
そして目も治る。
またここなさんが、とんでもないことを言い出したぞ。
そう思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、一応私の中ではありそうな展開として、心に留めてあるものです。
今回も、盛大な妄想考察にお付き合いください♪
カナヲ
202話でとうとう残された目を使い、彼岸朱眼を発動してしまったカナヲ。
このままでは両目ともに、失明してしまう可能性があります。
とはいえ右目も、まだ失明したわけではありません。
カナヲは以前に目について「ほとんど見えない」と言っていただけで、完全に見えないとは言っていないからです。
202話の彼岸朱眼では、左目しか使っていません。
なので右目はまだ「ほとんど見えない状態」のままだと思います。
では、左目についてはどうか。
彼岸朱眼は、使った時間によって怪我の具合が変わります。
長く使えば、それだけ失明のリスクが上がる。
今回の左目については…
正直、何とも言えないところです。
童磨の時に使った時間と、今回の202話で使った時間。
距離的にもあまり変わらず、ハッキリと時間の差を感じることができません。
なので、右目と同程度の状態であれば、ラッキーといったところでしょう。
202話の最後、カナヲは炭治郎の攻撃により、その場に倒れこんでいます。
その時点で、彼岸朱眼は解除されているでしょう。
ここは、失明していないことを祈るしかありません。
そして、ここでもう一つ心配なのは、カナヲの生死についてです。
生死
カナヲの生死については、以前の私は死んでしまうと考えていました。
しかし、今は考えが変わりました。
カナヲは死なない。
少なくとも、炭治郎の攻撃で死ぬようなことはない。
そう考えています。
炭治郎が人間を殺してしまったら、義勇の想いは何だったんだってなりますし、炭治郎は地獄行きの切符を、手にしてしまうことになります。
それはあまりにも酷すぎる。
玄弥が死んだことで、同期組が全員生き残る保証がないことは確か。
しかし炭治郎が人を殺してしまったら、炭治郎が人間に戻れたとしても、切腹しなければならないでしょう。
義勇や鱗滝も、責任を感じて切腹…
禰豆子も目の前で兄が人を殺したとなっては、この先それが、一生心の傷として残っていくことになるでしょう。
そんなエピローグは、本当に悲しすぎる。
ワニ先生も、さすがにそこまではしないでしょう…多分。
今後新たな敵の出現や、無惨が復活するようなことがあるなら、カナヲが犠牲になる可能性はあります。
しかし、現状でそれは考えられない。
なので、今のカナヲのダメージで、死んでしまうようなことはない。
カナヲは生き残る。
そう思います。
本題
ここまで、カナヲの目はまだ完全に失明していないということ。
そしてカナヲは死なないということについて、触れてきました。
ここからが本題。
カナヲの目が治る可能性について。
これは、完全なる妄想展開予想になります。
それは「しのぶの遺書と一緒に薬がある」という妄想です。
コミックス19巻の実弥の回想で、お館様が言っていた言葉。
「鬼殺隊の子供は皆、遺書を書いている」
いつ鬼に殺されるかも分からない鬼殺隊の隊士は、全員が遺書を残しているといいます。
しのぶの場合は、藤の花の毒を摂取し始めた一年前から、死ぬ覚悟をしていたはずです。
なので余計に、遺書は確実に残してあるはず。
その遺書と一緒にある薬こそが、カナヲの目を治す薬。
これが今回の妄想です。
回想
以前の回想で、しのぶがカナヲの目を案じているシーンがありました。
でもしのぶはその時、カナヲに技を使うなとは言っていません。
失明の可能性があると、心配をしているだけです。
しのぶにも、いろいろと思う部分があったのでしょう。
その中に、カナヲは止めても技を使うと、思うところもあったのではないでしょうか。
カナヲは、カナエやしのぶが認めていないのに、花の呼吸を見よう見まねで習得。
さらには、選別にも勝手に参加しています。
感情や意志が無いように見えて、実はしっかりと自分の意志で動いていたのです。
炭治郎と出会ってからは、こうしたいという意思表示も上手になってきており、それはしのぶも喜ぶほどでした。
これらを分かったうえで、しのぶはいずれカナヲが、彼岸朱眼を使う日が来ると読んでいた。
忠告は、失明を防ぐためのものだったのかもしれません。
安易に技を使わないようにと。
そして、失明さえしていなければ、目を治せる薬を開発しておいた。
その薬の完成時期は、おそらく珠世との共同開発の際。
そこには、愈史郎の助力もあったかもしれません。
愈史郎
愈史郎といえば、目に関する血鬼術を使う鬼。
ここがカナヲの目を治す薬の開発に、大きく関与したのではないか。
私はそう考えています。
202話で愈史郎がカナヲを見つけたのも、何かそういった関係性の示唆なのではないかと。
私は少し前まで、カナヲが失明した時に、愈史郎の札で炭治郎の顔を見るという場面があると、考えていました。
そのための、愈史郎とカナヲの関連付け(202話)かと思っていました。
しかし、カナヲの目を治す薬を、愈史郎が持っているのだとしたら。
もしもしのぶから愈史郎へ、薬と遺書が託されているのだとしたら。
愈史郎がカナヲを見つけ、彼岸朱眼を使うのを見たことの説明がつきます。
こう考えていくと、しのぶと珠世の共同開発の際、しのぶと愈史郎との間にどんなやり取りがあったのか、ある程度の想像ができます。
しのぶは共同開発の際に、カナヲの目の薬も作ろうとしていた。
しかししのぶだけの力では、薬の完成は難しかった。
そんな時に愈史郎の血鬼術について知り、助言をお願いしたと。
しのぶにとって鬼の愈史郎に助言を求めるのは、死んでも嫌なことだったでしょう。
しかし、愛弟子のカナヲのためを想い、頭を下げたと。
想像したら泣けてきます。
疑問
ここで一つ、疑問に思うことがあります。
どうしてしのぶは生前に、目の薬をカナヲに渡しておかなかったのか。
ここにも、私なりの考察があります。
それは「薬を渡すとカナヲが無茶をしてしまうから」といった理由です。
薬があるとわかっていたら、カナヲはいつもより多く、彼岸朱眼を使ってしまうかもしれない。
それは、失明のリスクを大きく上げてしまうことになる。
失明をしてしまうと、薬で治せない可能性があったのかもしれません。
そのため、しのぶは薬の存在を隠しておいた。
私はそう考えています。
あと、薬がどこにあるかについては、愈史郎以外の可能性も考えられます。
例えば蝶屋敷の誰かに預けてあるとか、お館様に預けてあるとか。
そういったことも考えられます。
まとめ的なもの
一番の理想は、しのぶがカナヲの目を治す薬を、こっそり開発し残しておいたという線。
そこには遺書もあり、最後にそれをカナヲが読むというエピローグ。
これだけ様々な薬が出てきているのですから、目を治せる薬が出てきたとしても、何らおかしくはありません。
珠世や愈史郎も、鬼になり病気を克服したのですから、その技術を使えば目を治すことも可能な気がします。
他にも、愈史郎の血鬼術関連でカナヲの目を治せるとか、そういった可能性もゼロではないかも?
今回の妄想は、今の最終決戦が終わり、エピローグに入ってからが本題となる部分です。
果たしてこれが当たっているのか。
それとも何か別の、予想外の展開が待っているのか。
楽しみに待ちたいと思います♪
それでは今回はこのあたりで♪