茶々丸を振り返る。
今日は、鬼滅の刃の唯一の猫さんである、茶々丸を振り返ってみたいと思います。
鬼滅の刃189話で、無惨に殺されてしまった茶々丸。
死ぬ時の表情を見てあげてください。
いや、死ぬ前の表情。
覚悟の決まった顔をしています。
そして、無惨にバラバラにされた時の表情。
死を何とも思っていない顔をしています。
一瞬の出来事で、痛みを感じる暇もなかったのか。
もしくは、元々感情が無い猫なのか。
いや、そんな事はないでしょう。
思えば、茶々丸が初めて鬼滅の刃に登場したのは、コミックス3巻。
炭治郎が響凱を倒した時の事です。
ここはアニメ第1期でも描かれていますので、思い入れがある方も多いのではないでしょうか。
茶々丸は愈史郎の札と術のおかげで、鳴く度に姿を現したり、消したりする事ができます。
茶々丸は、炭治郎と出会ったコミックス3巻・25話から、無惨に殺されてしまった189話までの間、影ながら活躍してきました。
コミックス3巻の登場の後、コミックス11巻でも、堕姫と妓夫太郎を倒した炭治郎の前に現れています。
そこでは炭治郎になでられて、嬉しそうにしている茶々丸がいました。
そしてそのあと、炭治郎が寝たきりになった際には、茶々丸が側で心配している様子が描かれています。
コミックス12巻、おまけページでの事です。
このとき茶々丸は、目覚めた炭治郎を見て「よかった。このまま死ぬかと思った」と震えていました。
つまり、茶々丸にも恐怖心はあるのです。
先程「茶々丸には感情が無かったのではないか」というような事を言いましたが、茶々丸にもしっかりと感情があり、恐怖心もあります。
なので、無惨の元へ飛び出して柱を救ったのにも、それなりの覚悟があったと言えます。
しかも、失敗は許されないといった状況でした。
茶々丸に託された薬の数は4つ。
一つでも外せば、誰かは死んでいた可能性が高い。
もしもそれが小芭内だったなら、赫刀の秘密にも気づけなかった可能性が高い。
そう考えると、茶々丸の功績はかなり大きなものです。
茶々丸の名前は、後世にも伝わっていってほしい。
そう思います。
あと、茶々丸が12巻で炭治郎に付き添っているところを見ると、結構な割合で、炭治郎の側にいたのではないかと推測できます。
つまり姿は見えないけど、炭治郎の側にずっといたという事です。
珠世の使い猫なので、もちろん珠世の用事もこなしていたとは思います。
それにしても、茶々丸が炭治郎の側にいた時間は、作中でもトップを争うほどです。
そう考えると、今回の茶々丸の死は結構重いものです。
ただ単に、通りすがりの猫が死んだというワケではありません。
できたら炭治郎にも弔ってほしいけど、今はそれどころではないですよね。
茶々丸。
よく頑張った。
怖かっただろうに。
訓練されていたとはいえ、4つの方向に確実に薬を飛ばすなんて、茶々丸にしかできなかったでしょう。
お疲れ様。
追記
鬼滅の刃189話で茶々丸が、薬を射出するシーン。
よく見てみると、もう一つ薬を差し込む穴があるような、無いような。
この一つを先に、蜜璃に打ってきたのではないか。
そういった話も浮上しています。
それなら蜜璃も少しは延命できそうですよね。
このカラクリを作ったのは、おそらく愈史郎。
愈史郎は鬼の血を回収する「採血の短刀」を作れるほど、手先が器用なためです。
それにしても、茶々丸のポジショニングと、4人同時に薬を命中させる技術はすごいものです。
気が向いたらもう少し、茶々丸ミサイルと愈史郎について、今後の記事で掘り下げてみたいと思います。
という事で、今回の記事は以上です。
それではまた♪