みなさんこんにちわ、ここなです。
今回の記事は「126話考察・後編」についてです。
前編では、エマが何か言いかけたところで考察を終えました。
今回は、ノーマンが帰還してからについてです。
それではどうぞ♪
五摂家
今回、鬼の身分制度がハッキリと出てきました。
王の下に貴族・平民と続き、最下層に野良鬼がいるようです。
これは、ある程度分かっていたことです。
しかしここで、王の次に権力を持っている五摂家のシルエットが出てきました。
五摂家は五つの貴族で、五人のトップがいるということも再確認できました。
まず一番左は、バイヨン卿で間違いないでしょう。
しかし、バイヨンは死亡しています。
ということは、今は四摂家になるのでしょうか。
それとも、既にもうバイヨンの後釜がいるのでしょうか。
そして、一番右の鬼ですが、これは1巻から登場している会議中の鬼かと思われます。
私はあれが王なのかなと思ったこともありましたが、違ったようです。
そして、右から二番目の鬼ですが、これはルーチェの角によく似ています。
しかし、ルーチェは五摂家のトップの一人ではないかと思います。
死ぬ前に言った「ボクのパパ」という言葉から、これはルーチェのお父さんではないでしょうか。
分からないのが、真ん中の細長い鬼と、左から二番目の鬼です。
こんな形の頭をした鬼は、見たことないような気がします。
私の記憶の中では、偉そうな鬼として出てきたのは、1巻の会議中の鬼とバイヨン卿だけです。
立ち位置的に、それらより偉いのが真ん中の鬼なのでしょう。
五摂家2
ここで一旦、五摂家についておさらいです。
五摂家という言葉、元々は日本にいた家柄の事のようです。
日本の五摂家については、難しそうなのでスルーします(笑)。
約ネバの世界では、大公や卿と言った名称も登場しているので、私はこの五摂家を五爵としてとらえています。
五爵とは、公爵や伯爵のことです。
そして、公爵の上の大公が、レウウィス大公だと思っています。
なので先程の五摂家のシルエットに、レウウィスはいないというのが私の考察です。
五摂家のシルエットについてですが、おそらく順位もあると思います。
五爵の順位として有力なのは、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の順番です。
これをシルエットに当てはめるなら、真ん中が公爵で大公の次、左端のバイヨンは侯爵、右端の鬼は伯爵、左から二番目の鬼が子爵、ルーチェの父親と思われる鬼は男爵となります。
身分の違いについてですが、簡単にご説明します。
公爵は、王家の親戚関係にあたり、侯爵は、王との主従関係の中で有力な者。
それよりも力の弱い者が伯爵で、地方の有力者などがなっていたようです。
子爵は伯爵の副官で、それよりも下の身分が男爵です。
少し難しい話になりましたが、レウウィス大公は王家の五男坊なので、王家の親戚である、公爵より上であるのは頷けます。
こう見ていくと「バイヨンは王家と血の繋がりはなかった」という事が読み取れます。
そしてやはり、ルーチェの父親は五摂家の中で一番下の身分でした。
現状読み取れるのはここまでです。
不満を持つ鬼
ノーマンが駒にしようとするギーラン家ですが、どれくらいの数がいるのかは説明がありませんでした。
鬼対鬼の戦いが、どれくらいの規模になるのか楽しみですね。
登場しているのはそれほど数がいないので、20体くらいかもしれません。
私が気になったのは、平民の存在です。
平民も取り込めば、かなりの数になるのではないでしょうか。
王家や五摂家との格差は年々広がっているとのことなので、貧困に苦しむ鬼達が他にいてもおかしくはなさそうです。
野良落ちの刑
今回、野良落ちの刑について説明がありました。
追放刑の一種で、人肉を許可されない身分に落とされることのようです。
追放ということは、自由だということでもあります。
堂々と人肉を食えなくはなりますが、ノーマンの言ったように量産農園を襲ったり、市井から盗んだりすることは可能です。
これは少し甘い刑のようにも見えます。
700年間盗まれ続けた、農園のセキュリティもかなり弱いものです。
全体的に、どこか鬼さん達は考えが甘いような気がします。
これではノーマンに勝てないでしょう。
ギーラン卿との出会い
エマが「よく見つけたね。そんな鬼達」と言っていました。
ギーラン卿達のことです。
ノーマンはどうやって、ギーラン卿達を見つけたのでしょう。
おそらく、襲っていた量産農園がたまたま被って、鉢合わせたのではないでしょうか。
ギーラン卿が先に量産農園を襲っていて、それをノーマンが見つけたとか考えられます。
もう一つの事情
これも伏線のようですね。
ギーラン卿が復讐を果たすまで、食用児に手を出せない理由です。
これは一体何なのでしょうか。
ここでソンジュの言った、あるセリフを思い出しました。
「人間でなきゃ壊せないんだよ。約束は」というセリフです。
ノーマン達がいないと、約束を壊せないのかもしれません。
しかし、ギーラン卿の目的は、王家と現五摂家の一掃です。
それらを一掃してしまい、ラートリー家も自由にしていいとなると、約束はなくなったようなものです。
鬼と人間の約束というのも、ただの口約束か書面によるものだと思います。
それなのに、どちらも1000年以上約束を破らないというのも、どこか妙ですよね。
ここでもう一つの約束もあるとなると…頭がパンクしそうです(笑)。
邪血
とうとう出てきましたね。
ムジカです。
エマが軽く言った言葉に、ノーマンはかなりの驚きを見せています。
人を食べなくても退化しない、新たに食べた物の影響も受けない鬼のことを、ノーマンは「邪血の少女」と言いました。
今回も妄想を発表します。
おそらくムジカは、人間の血を飲んだのではないでしょうか。
邪という漢字の意味は、間違っているや良くないという意味もあるそうです。
なので、邪血とは本来取り入れてはいけない血液。
つまり「人間の血」だと推測しました。
こう推測したのには、もう一つ理由があります。
グプナという儀式のことです。
グプナでは、神が受け取った証拠として「花が咲いたら食べてもいい」というルールがあります。
そして、同時に血抜きを行うことができると、ソンジュは言っていました。
私はこのグプナを、血抜きがメインの儀式だと考えました。
血抜きを絶対にしなければならない理由が、ムジカの邪血と繋がると思ったからです。
おそらく過去に、ムジカが理由で事件が起きたのでしょう。
ムジカは檻のような物に入れられています。
そして、周りには大量の鬼の死骸。
感じ的には、ムジカが直接やったとは思えません。
鬼には武器が刺さっているので、おそらく相手は人間でしょう。
では、ムジカが人間を催眠術にかけたという話なのでしょうか。
ムジカがそんなことをするようには思えないですよね…。
とすると、ムジカは人間に利用されていた可能性があります。
もし人間に利用されていたとするなら、人間の血を無理矢理に輸血されたのかもしれません。
もしくは、人間と鬼とのハーフという説も、まだ捨てきれません。
レウウィスの回想の中で、ムジカを守るソンジュの姿がありました。
これは、人間に利用されていた罪のないムジカを、ソンジュがかばっているとも取れます。
ただ、一つシックリこない部分があります。
それは、ムジカが人間の血を取り入れただけで最強の兵器になるのなら、何故鬼は邪血を大量生産しなかったのかという点です。
大量生産してしまえば、過去の人間と鬼の対決も、人間が圧勝できたのではないかと思うのです。
それに、鬼も間違って血抜きせずに食べてしまうこともあるでしょうし…。
ということは、ムジカは輸血だけの単純な作業だけでなく、色々な実験の副産物なのかもしれません。
もし仮に、血を一定量飲むと邪血になるのであれば、アンドリューを食べた野良鬼も、ムジカと同じようになっているのかもしれません。
もう一つ気になるのは、ノーマンは「邪血の少女」と言っていたので、ソンジュのことは言っていなかったように思えたことです。
ムジカのことは次週に分かるような気がするのですが、そこにソンジュは出てくるのでしょうか。
次週が楽しみでなりません!
今回の記事は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また次の記事でも会いましょう。