鬼滅の刃 刀鍛冶の里編
テレビアニメ鬼滅の刃・刀鍛冶の里編第6話。
半天狗・分裂体と炭治郎たちの壮絶な戦い。
第4話から始まった戦いは、5話にして最高潮の盛り上がりを見せています。
頸を斬って死なない半天狗・分裂体。
遊郭編から明らかに成長している炭治郎と禰豆子は、知略も織り交ぜながら上弦と互角の戦いを進めます。
そして名前の通り、本当に死なない不死川玄弥と、半天狗の分裂体・哀絶とのバトル。
それぞれの戦いが繰り広げられる中、この戦いに終わりは見えません。
そして、炭治郎と禰豆子に最大のピンチが訪れました。
禰豆子によって吹き飛ばされていた可楽が、戻ってくるなり団扇によって炭治郎と禰豆子を攻撃します。
可楽の暴風により、地面に押し付けられる炭治郎と禰豆子。
その攻撃力は凄まじく、二人は気を失ってしまいました。
刀鍛冶の里編 第6話
6話に入り、場面は時透無一郎の展開に移ります。
小鉄の要望で、鋼鐵塚や鉄穴森を助けに来ていた無一郎。
森中にいると思われる玉壺の巻いた鬼を討伐しながら、無一郎は鉄穴森との合流を果たします。
無一郎の刀鍛冶は、この鉄穴森が担当しています。
刀が欲しいと言う無一郎。
近くの小屋に置いてあると答える鉄穴森。
その近くの小屋では、鋼鐵塚が縁壱零式から出てきた刀を研いでいる。
すぐに小屋に向かう無一郎たち。
しかし、無一郎はある異変に気付きます。
「何かが来ている」
そう、玉壺本体が待ち伏せていたのです。
ヒョッと言いながら、その姿を現す玉壺。
気配に気づいたことに感心し、玉壺は無一郎を柱だと認識。
柱たちが急いで小屋に向かう様子に「小屋の中に何か大事なものがある」と玉壺は悟ります。
上弦の伍 玉壺
ヒョヒョッと笑いながら、自己紹介をする玉壺。
そして、自身の作品を見せたいと言います。
何を言っているのか分からない無一郎。
壺の中から出てきたのは…「鍛治の断末魔」
全く持って理解のできない玉壺の感性。
玉壺の説明はこうです。
まずは手を見てほしい。
刀鍛冶特有の分厚い豆だらけの汚い手を。
あえて私はそれを前面に押し出した。
この作品には、五人の刀鍛冶を贅沢に使っているのです。
さらに刀を刺すことにより、鍛治らしさを強調。
このひょっとこの面も、無情観や不条理を表現するために残しました。
こちらもあえて、意図してです。
そして極めつけは…
このように刀をひねると、断末魔を再現するのです。
以上が玉壺の作品の説明です。
ヤバすぎる玉壺の感性。
これを芸術と呼べてしまえるのです。
刀鍛冶たちは既に息絶えています。
その死体に対し、断末魔をあげるように細工をしているのです。
玉壺は、鬼になったからこのようになったのではありません。
過去、人間時代だったころから、ひいては生まれたときから、このような狂った感性を持っていました。
早くに親を失くした玉壺は、水死体として見つかった両親の死体を見て、美しいと感動しています。
そして、自身をからかった子供を殺して壺に詰めるなど、凶悪な犯罪も犯しています。
それが鬼になったことにより力を持ってしまったことで、さらに凶悪になってしまったのです。
時透無一郎 vs 玉壺
「いい加減にしろクソ野郎」
無表情だった無一郎も、玉壺の言動にはさすがに怒りを隠しきれません。
すぐさま霞の呼吸により、玉壺に斬りかかる無一郎。
しかし、既の所で玉壺は壺に身を隠します。
玉壺の能力は、壺の鬼を出現させる他にも、壺から壺へと移動する能力もあります。
状況を把握した無一郎は、すぐさま壺に斬りかかります。
割れる壺。
しかし玉壺は中にいません。
玉壺は他の壺に移動した後でした。
「気づくと壺がある。どうやって壺が出てくるんだ」
これは玉壺最大の謎です。
玉壺は壺から壺に移動します。
さっきまで無かった場所に壺が出現し、次の瞬間にはその中に玉壺がいる状態。
これはおそらく「玉壺が壺ワープという能力を持っている」ということに他なりません。
壺ワープ。
移動地点に壺を出現させ、壺から壺へ渡り歩く。
原理については不明ですが、壺の中は異空間のような仕組みになっているのでしょう。
移動のスピードは、柱である無一郎の攻撃スピードにも対応できるほど。
一般隊士ではまず攻撃を当てられないでしょう。
絶体絶命
逃げ回る玉壺。
自身の作品を理解しない無一郎に対し、とうとう痺れを切らします。
そして、場の状況を分析する無一郎。
「逃げ回っているということは、この鬼は頸を斬れば死ぬ」
そう無一郎は判断しました。
ここで玉壺の反撃。
玉壺の手に持つ壺から、巨大な二匹の金魚が現れます。
そして金魚から繰り出される血鬼術「千本針・魚殺」
これを無一郎は屋根を使い回避します。
金魚は次に小鉄たちを狙います。
小鉄と鉄穴森が危ない。
救ったのは無一郎でした。
さすがの無一郎でも、人を守りながら攻撃を防ぐことはできず、千本針を全身に喰らってしまいます。
そして、再度襲い掛かる千本針。
今度はこれを刀で防ぎます。
しかし、ここからまずい状況に。
千本針・魚殺の針には毒が塗られていたのです。
そして「つまらない命」という玉壺の言葉に、突如過去を思い出す無一郎。
段々と頭の中の霞が晴れていく。
どんな作品にしようかとはしゃぐ玉壺に、うるさいと斬りかかる無一郎。
ここで玉壺は罠を仕掛けていました。
無一郎を限界まで近づかせ、カウンターの血鬼術。
「血鬼術・水獄鉢」
壺の形をした分厚い水の牢獄。
簡単には抜け出せそうにありません。
鬼狩り最大の武器である呼吸を止められ、このままでは窒息死してしまう。
時透無一郎、絶体絶命!
そして時を同じくして、刀鍛冶の里に走る甘露寺蜜璃。
ここでアニメ第6話は終了するでしょう。
鬼狩り全滅の危機
今回、上弦の伍である玉壺の能力が一部明らかになりました。
それは柱の無一郎を追い詰めるほど強力。
さすが上弦の伍。
柱の攻撃をかわせるほどの目を持ち、異空間を渡り歩く壺ワープ。
そして壺から出現させた金魚を使った、千本針・魚殺。
針には毒が塗られており、一本でも喰らえばジワジワと弱っていく。
極めつけは鬼狩り潰しの血鬼術・水獄鉢。
呼吸を潰されることで脱出は不可能。
無一郎は絶対絶命のピンチを迎えます。
まだまだ玉壺の実力はこれだけではありません。
さらに凶悪な血鬼術も持ち合わせています。
第5話では、炭治郎と禰豆子が半天狗・分裂体に敗北。
これで残すは、玄弥と甘露寺蜜璃だけとなってしまいました。
柱の蜜璃がいるので、まだまだ勝機はあるような気がします。
しかし、相手は上弦二体。
一体でさえ柱三人分と言われているのに、甘露寺蜜璃と玄弥だけでは荷が重いのは明白。
時透無一郎の早急な復活、炭治郎と禰豆子の無事が求められます。
玉壺の過去
ここで玉壺の過去に触れておきましょう。
玉壺は人間時代、益魚儀という名前でした。
漁村出身の益魚儀。
彼の血鬼術の由来は、人間の頃から魚を捕まえて遊んでいたからだと言われています。
当時から異常な感性を持っており、動物をいたずらに殺し、違う魚同士を縫い合わせ、壺に鱗や骨を溜めたものを芸術と呼ぶ。
こういった奇行を繰り返していた益魚儀は、周囲の村人から忌み嫌われていました。
早くに両親を失った益魚儀。
損傷の激しい水死体で発見された両親を見た益魚儀は、悲しむどころか美しいと感動をしています。
両親の水死体からヒントを得たのか、そこから益魚儀は、壺に人を詰め込むような芸術に目覚めてしまいます。
益魚儀はある日、自身をからかいに来た子供を惨殺し、その死体を壺に詰めてしまいます。
それを知った子供の親は激怒。
益魚儀を二股銛で串刺しにします。
そこから瀕死の状態で放置された益魚儀。
益魚儀は半日経っても死ぬことがありません。
そこをたまたま通りかかった無惨により、益魚儀は鬼となったのです。
こういった経緯から、人間時代からろくな感性を持っておらず、ある意味かわいそうな鬼である玉壺です。
刀鍛冶の里編 第6話まとめ
第5話に引き続き、第6話もピンチが続きます。
時透無一郎の攻撃すらかわし、鬼狩りの呼吸を潰せる血鬼術を持つ玉壺。
上弦の肆と合流でもされようものなら、全滅は必至と言えるでしょう。
頼りの綱は甘露寺蜜璃。
次回はどうなってしまうのでしょうか。
今回の記事は以上となります。
それではまた♪