煉獄杏寿郎の秘密
みなさんこんばんは。今回は、煉獄杏寿郎の知られざる秘密について迫りたいと思います。煉獄杏寿郎は、柱合会議での初登場の後、無限列車編に再登場。そしてそこで亡くなることとなりました。
登場から間もなくの退場であったため、本編ではほとんど秘密が語られることはありませんでした。そんな彼の秘密のうち、おもしろいのはやはり柱としての立ち位置です。
なんと煉獄杏寿郎は、柱の中での打ち解け度が95%!これは柱の中でトップです。ちなみに弟子だった甘露寺蜜璃は90%、悲鳴嶼行冥も90%、そして胡蝶しのぶが85%と続きます。
それぞれの柱から見た煉獄杏寿郎は、一体どのような印象だったのでしょうか。互いの印象も踏まえて、一人ずつ見ていきたいと思います。
甘露寺蜜璃
杏寿郎の柱就任時、杏寿郎の弟子だった蜜璃。甘露寺はいずれ俺を超えると、杏寿郎は言っていました。
蜜璃は杏寿郎が亡くなった際、深いショックを受けています。呼吸は派生に向かったものの、一番距離が近かった柱が蜜璃なのかもしれません。
そんな蜜璃から見た杏寿郎は「かっこいいお兄様!一緒に修行して楽しかった。可愛がってもらった!」
なんだかこれ、泣けてきますよね。お兄さんのように慕っていた蜜璃の気持ちがよく伝わってきます。一緒にいた時間は楽しく、だからこそ杏寿郎の訃報を聞いた時、蜜璃は深い悲しみを受けた。
逆に杏寿郎から見た蜜璃はというと「才能が凄い!技の独創性も凄い!可愛い後輩!」と、これまた師弟愛を感じさせるものです。
時透無一郎
杏寿郎には、弟の千寿郎がいました。幼くして柱になった無一郎を、杏寿郎は弟のように、何かと気にかけていたようです。
刀鍛冶の里編では「柱として共に頑張ろう」と激励の言葉をかけていました。その際無一郎は、杏寿郎の刀の鍔を見て涙を流しています。
無一郎から見た杏寿郎の印象は「梟みたい。快活な声が心地よい人」
確かにフクロウに似てると言われていましたし、種類によっては煉獄さんにしか見えない。「梟 煉獄」で調べると、いろいろなイラストも出てきます。
逆に杏寿郎から見た無一郎は「同じ歳の頃の自分よりも才覚がある!若いのに頑張ってえらい!」
杏寿郎の感想は、無一郎の言う通り快活な印象を受けます。無一郎よりも幼い頃から鍛錬してきた杏寿郎ですが、無一郎の方が才覚が上というのは、さすが血筋といったところでしょうか。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶは、杏寿郎が最後に会話した柱と思われます。アニメで追加された、しのぶと杏寿郎の会話。しのぶの「お気をつけて」という言葉は、今見るとすごく心にしみます。
実はこの二人も仲が良かったのではないでしょうか。というよりも、人の感情の機微に敏感で気遣いもできるため、杏寿郎はほとんどの柱から好かれていました。
しのぶから見た杏寿郎の印象は「良い人。話が噛み合わない時がある」
最後の会話ではしっかりと会話していましたが、確かに無限列車編のように話が噛み合わない時もあったのでしょう。基本は良い人だが…といった印象です。
杏寿郎から見たしのぶはと言うと「毒を開発!凄い!不利な体格を物ともせず戦う!尊敬に値する!」
おそらく全部見る前から分かるのですが、杏寿郎から見て、人をネガティブに捉えているところがない。これは見習うべきところです。
宇髄天元
宇髄天元と煉獄杏寿郎。あまり関わりがなさそうに見えます。しかし、天元は強さという点で杏寿郎を認めていました。
杏寿郎の訃報を聞いた際は「上弦の鬼には煉獄でさえ負けるのか」とつぶやき、妓夫太郎との戦いでは「俺はアイツのようにはできない」と発言しています。
それだけ信頼の厚かった杏寿郎。しかし天元は、杏寿郎の派手さを好いていませんでした。天元から見た杏寿郎の印象は「派手!俺より目立つな!でもめっちゃ良いやつ」
さすが派手柱。自分より目立つものを嫌う傾向があります。けれど杏寿郎の人柄の良さ、強さに一目置いていたため、何も言う事はなかったと。
杏寿郎から見た天元の印象は「剣技の軌道が美しい!忍びを初めて見た!感動!妻がちょっと多すぎる!」
とても素直な感想です。ネガティブとまではいかないけれど、ここで初めて妻が多すぎると指摘をしています。
悲鳴嶼行冥
ここはあまり関係性がない部分です。杏寿郎の訃報を聞いた行冥は、南無阿弥陀仏と手を合わせて涙を流しました。
行冥からの杏寿郎への印象は「前向き。弱音を吐かない。正直」。行冥も杏寿郎に、信頼を置いていたことが分かります。
そして杏寿郎から行冥への印象は「恵まれた体格。羨ましい!あの巨大な武器を軽く振れて凄い!素晴らしい筋質!」
もうべた褒めですね。性格については一切触れていませんが、体格と筋質、強さにおいて尊敬の意を示しています。
杏寿郎の赫き炎刀で、悲鳴嶼さんの武器を赫刀にするシーンとか見たかったです。
伊黒小芭内
ここは実は関係性が深い。小芭内は、杏寿郎の父・槇寿郎に命を救われています。本編では二人の関係性は見えませんでしたが、杏寿郎にも相応の信頼を置いていたのは間違いない。
その証拠に小芭内から杏寿郎への印象は「よく話す。好き。性格が良い」とのこと。小芭内の好きな基準に「よく話す、よく食べる」があるのかもしれない。
杏寿郎から小芭内への印象は「感覚が鋭い!肩、肘、手首の関節だけなら、甘露寺よりも柔らかくなる!」
なるほどと思いました。ここに蛇の呼吸の秘密がありました。蛇の呼吸とはつまり、肩・肘・手首のしなやかさによる、変幻自在の剣技。なるほど。
不死川実弥
実弥と杏寿郎は、実は仲がいい。しかし、煉獄外伝では一度衝突をしています。あれは実弥なりのテストで、禰豆子を試した時とよく似た状況でした。
実弥って、一度もめた相手を好きになる症候群なのかもしれません。杏寿郎は外伝の時「ツンケンしているが熱い心の持ち主」と実弥を評価しています。
公式ファンブックでの実弥から杏寿郎への印象は「好き。いい奴」と、もうべた惚れ状態。
対して杏寿郎から実弥への印象は「風の呼吸の技術を一段押し上げた男!天晴れ!」と、好きとも嫌いとも言っていませんが、尊敬はしているようです。実弥の片想いですね。
また、実弥は杏寿郎の訃報を聞いた際「醜い鬼どもは俺が殲滅してやる」と言っていました。これは一見弔いの意はないように思いますが、これは実弥なりの弔辞。
お前の代わりに俺が鬼を葬ってやるという、杏寿郎への弔辞だったように思えます。
冨岡義勇
義勇の水の呼吸は、杏寿郎の火の呼吸と対となるもの。しかしここの関係性は薄く、杏寿郎の訃報を聞いた義勇は「そうか」と一言つぶやいただけでした。
これは無感情というわけではなく、鱗滝の教え、水の呼吸の極意の部分もあるので仕方ありません。「心を常に保て。水鏡のように静かに穏やかに」。これが義勇の信念ですから。
そんな義勇から杏寿郎への印象は「好き。よく話しかけてくれる」。出ました。ここでも好きアピール。鬼滅21歳組全員から好きと告白されていた杏寿郎です。しかしそれは、悲しい恋に終わってしまいました。
そして杏寿郎から義勇への印象は「声が小さくて聞き取りづらい!努力家!」。ここでも天元に続き指摘があります。指摘というよりは、素直な感想ですね。
水の呼吸・炎の呼吸ともに、いつの時代にもいたとされています。実はこの二人、関係性は低いとはいえ、絶妙に対照的な性格をしています。言動や周囲の評価なんかを見ても、完全に対照的と言えるでしょう。
まとめ的なもの
今回は、煉獄杏寿郎から見た他の柱の印象と、他の柱から見た杏寿郎の印象をお伝えしました。
ここを見ていくと、意外な発見があっておもしろいです。また次も、他の柱でまとめてみたいと思います。
ということで、今回の記事は以上です。それではまた♪