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【鬼滅の刃】200話考察|おばみつ【きめつのやいば】201話

2020年4月1日

【鬼滅の刃】200話考察|おばみつ【きめつのやいば】201話


まさかこんな結末になるなんて…

小芭内は目が見えず、愈史郎の札も外れてしまっているため、最後に蜜璃の顔を見れない。

蜜璃は腕がなくなり、最後に好きな人を抱きしめることもできない。

悲しすぎませんか?

最後に想いを伝えられたとはいえ、これは悲しすぎる。

誰かこの二人を助けてあげてほしい…

二人は、もうすぐ自分が死ぬとわかっているようだけど、なんとか生き残れる道はないのだろうか。

でも、生き残ったとしても蜜璃は腕がなく、小芭内は盲目。

それならいっそ、二人一緒に今世を終えて、来世で再び出会った方がいいのでしょうか。

小芭内の言っていた鬼のいない世界で、過去の呪縛がない世界で。

蜜璃の生まれ変わりと再び出会い、今度こそ自分から好きと伝える。

そういった未来のほうがいいのでしょうか…

いや、私は無惨を倒したこの先の未来で、二人一緒に幸せになってほしかった。

死んだら終わりなんだよ。

来世で出会える保証なんて…

なれそめ

今回、二人のなれそめが明らかになりました。

今までの情報では、蜜璃がかわいすぎて小芭内が一目ぼれしたとだけ、公式ガイドブックで明らかになっていました。

その一目ぼれこそが今回二人が話していた、お館様の屋敷でのこと。

蜜璃が道に迷っていたところを、小芭内が道案内した。

このとき小芭内は、こっそり一目ぼれをしていたのですね。

小芭内は蜜璃のことを「普通の女の子」と言っていますが、どう見ても蜜璃が普通ではないことは確か。

ミニスカートに胸の開いた隊服、そしてピンク色と緑色の髪。

大正時代にはまずいない容姿の蜜璃です。

蜜璃を普通の女の子と呼ぶあたり、冗談抜きで小芭内の感覚は、少し狂っているのかもしれません。

小芭内は幼少期、女性にひどい目にあわされて逃げ出し、当時の炎柱に助けられています。

そしてすぐに鬼殺隊に入隊、柱になるまで死に物狂いで頑張っていたと思うので、他の女性とは恋愛をしていないはず。

女性の隊士や隠、鬼から助けた女性とも話をしているとは思いますが、蜜璃ほどのトキメキはなかったのでしょう。

そして、ひときわ奇抜でかわいい蜜璃に、ひとめぼれをした。

でも、この感覚の狂いがあったからこそ、小芭内と蜜璃が結ばれることとなった。

そう考えると、これはこれでよかった。

もちろん蜜璃は私から見てもかわいいですし、かわいすぎるというのは否定をしません。

それにこれは、後に続く性格的なことを言っているのであり、容姿のことを言っているのではない。

そういう意味なのかもしれません。

あと、道に迷っているシーンの蜜璃、短い靴下をはいています。

これはこれでちょっとかわいい。

救われた

小芭内は、蜜璃と一緒にご飯を食べ話をしていると、まるで自分も普通の青年になれたようだと言っていました。

そしてそれが幸せだったと。

底抜けに明るく優しい蜜璃は、たくさんの人の心をも救済している。

もちろんその中に、小芭内も含まれていたのでしょう。

ここで杏寿郎や無一郎、しのぶを出してくるあたりもエモいです。

そして何がエモいって、小芭内から蜜璃に、最後まで好きと言っていないということです。

小芭内なりに蜜璃の魅力をできる限り話し、直接的には好きと言わずとも、最大限の愛情表現をしているようにも見えます。

しかし、好きと言ったのは蜜璃だけ。

小芭内は前に言っていました。

自分の血は汚いと。

汚い血を死んで全て入れ替えなければ、蜜璃の傍にいることさえ憚られると。

最後の最後まで小芭内は、それを貫き通していたのです。

そして、お互いが死ぬとわかっている中、生まれ変わったら結婚してほしいという蜜璃のお願い。

小芭内にとって、これほど嬉しいものはないでしょう。

ずっと自分の中で、無惨を倒して死に、生まれ変わったら蜜璃ともう一度出会い、結婚したいと思っていた小芭内。

小芭内はその気持ちを、墓場まで持っていくつもりだったと思います。

でも最後は涙を流し、蜜璃のお願いを聞き入れる小芭内。

最後の最後、死ぬことよりなにより小芭内は、全てが救われたと思います。

最後は生きてきて良かったとさえ、思えたのではないでしょうか。

蜜璃

蜜璃は、小芭内の過去など知らず。

言ってしまえば小芭内は、蛇を首に巻いたネチネチした人。

普通なら近寄りがたい人でしょう。

そんな人でも蜜璃からすると小芭内は、優しい目で自分を見てくれる好きな人。

蜜璃は自分の髪の毛の色や、筋肉のことや大食いのこと、それらを認められる場所に行きたくて鬼殺隊に入りました。

そしてそこで、自分よりも強い人と結婚したいと思っていた。

蜜璃は鬼殺隊に入ることで、お館様に認められ、鬼から助けた人たちから認められ、鬼殺隊の仲間からも信頼されていました。

そんな中でもひときわ好感を感じたのが、小芭内だったのかもしれません。

小芭内が好きと言わなくても、それが表情や接し方から感じ取れるものだった。

もっと早く、蜜璃から好きと言っていれば…

もっと早く、蜜璃が小芭内の過去を聞けていれば…

もう少し違う未来があったかもしれない。

いや、それでは無惨を倒せていなかったかもしれない。

なんともいえない…

感じること

ここから先、二人が生き残ることはあるのか。

私はもう、可能性はゼロに近いと思っています。

確かに目が見えなくても、腕がなくても、生き残ってくれたら嬉しい。

でも小芭内と蜜璃はもう、生まれ変わったら結婚すると約束した。

小芭内の願望は、死んで血を全部入れ替えて、綺麗な状態で蜜璃と結婚すること。

それが叶うなら、そっとこのまま…

蜜璃に関しても、体の痛みを感じないほどの状態。

ここからの生還は残念ながら…

蜜璃には親もいます。

蜜璃の親が泣く姿、見るのがとてもつらい…

でも、蜜璃の親は言ってくれるでしょう。

立派に鬼を倒して、娘は世界を救ったと。

思えば最後の戦いで、蜜璃が途中で戦線離脱、小芭内が活躍を見せていたのは、ワニ先生の二人への想いもあったのかもしれないですね。

蜜璃の夢は、自分よりも強い殿方を見つけ結婚すること。

その夢が、最終決戦で見事に描かれているようで。

小芭内はここまで活躍がなく、最後の最後で痣と赫刀を発現し、蜜璃を超える活躍を見せる。

なんだかエモい。

まとめ的なもの

本当に悲しい。

この二人には、回想はないのでしょうか?

私がお迎え要員で考えていたのは、確かお館様。

あの世でお館様と話をする場面、見てみたいものです。

鬼滅の刃では死後、天国と地獄にわかれるようですが、二人は間違いなく天国行きでしょう。

そういえば、今回小芭内が言っていた他の者って、しのぶ・杏寿郎・無一郎、全員亡くなった人たちじゃん…

なんてこったい…

ここでもそういった演出があるとは…

恐れ入ります。

ということで、今回の記事は以上です。

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