結局、十三番目の型ってなんなのさ。
今回はそのあたりを、自分なりにまとめてみたいと思います。
十三番目の型については、まだいろいろな説が残ったままです。
1.十二個の型を、延々と続けることが十三番目の型、もしくは十二個の型を延々と続けることで、十三番目の型にたどり着く。
2.十二個の型を繋げた時点で、それが十三番目の型となる。
3.縁壱が一瞬で出した技が十三番目の型で、ただ十二個の型を繋げるだけでは、十三番目の型とは言えない。
今出てる説をまとめると、こんな感じでしょうか。
それでは一つずつ、考えていきましょう。
延々と
まずは一つ目。
これを考えるだけで、ある程度の答えは出ます。
十二個の型を、延々と続けることが十三番目の型、もしくは十二個の型を延々と続けることで、十三番目の型にたどり着く。
これは、炭治郎の解釈です。
これは間違いではないと思うのですが、捉え方によっては少し違うと言えます。
というのも私は縁壱が、無惨を倒すために生まれてきた男だと思っているからです。
実際に縁壱の日の呼吸・十三番目の型は、無惨を倒すために生み出されたようなものです。
ですが炭治郎は、十三番目の型で無惨を倒すというよりは、十二個の型を出し続け、夜明けまで無惨を食い止めるという作戦をとっています。
ここが、縁壱の十三番目の型と、炭治郎の解釈が違う部分です。
でも、これは仕方のないことなのかもしれません。
縁壱クラスの身体能力がなければ、本来の十三番目の型は使えないと思うからです。
縁壱が、一瞬で無惨を斬った十三番目の型。
あれを、今の炭治郎が真似をできるはずはありません。
それは炭治郎も分かっており、縁壱ほどのスピードは出せなくても一つずつ型を出し続けることで、無惨をなんとか食い止めようと、そういった答えにたどり着いたのでしょう。
ただ、最初は円舞と炎舞でつながると考えていた炭治郎も、最終的に出している順番に法則性はなく、その場その場に適した技を出すようになっています。
なので、まだ炭治郎の中でも実験を繰り返している途中で、これから十三番目の型が完成するという線も、ひょっとしたらあるかもしれません。
体力が残っていればの話ですが。
完成
二番目の説は、十二個の型を繋げ切った時点で、炭治郎の中で十三番目の型は完成した、という考え方。
それはつまり、ここから先十三番目の型については、もう触れられない可能性がある、ということにもなります。
一番目の説もそうですが、十三番目の型の名前というものは、もう出てこないのかもしれません。
十三番目の型は別にある技ではなく、十二個の型を繋げるという、一連の流れのことだと思うからです。
縁壱の出したものが、本来の十三番目の型だとすると、炭治郎のものはそれよりもスピードが劣る、劣化版十三番目の型。
縁壱の十三番目の型は、無惨を追いつめることができる。
炭治郎の十三番目の型は、無惨を足止めできるかどうかといった程度のレベル。
その違いはあれど、どちらも十二個の型を繋げることで、それが十三番目の型と呼べるのかもしれません。
未完成
三番目の説は、縁壱が出した技が本来の十三番目の型で、ただ十二個の型を繋げるだけでは、十三番目の型とは言えないという説。
つまり炭治郎が今やっていることは、まだ十三番目の型にたどり着いていない、という考え方です。
この線で考えていくとするなら、ここから先炭治郎が、十三番目の型を完成させるのではないか、という考察もできますよね。
炭治郎のやっていることはまだ途中段階で、ここから何かをきっかけに目覚め、縁壱の十三番目の型に近いものを使えるようになる、という考察です。
ただ、199話の時点で無惨は赤ん坊になり、炭治郎は左腕を欠損。
さらに炭治郎は、無惨の中に取り込まれてしまっている状態。
出てこれたとしても左腕がない状態で、日の呼吸を連発するようなことが可能なのかどうか。
私は少し無理があると思っています。
これだけ満身創痍な状態で、連発は厳しいでしょう。
ただ、可能性を考えるとするなら、左腕を失い満身創痍だということは、連発ができない分、一撃にかける必要があるということにもなります。
そこで炭治郎が、無駄な部分を全てそぎ落とし、真の十三番目の型を完成させる。
そういった展開もおもしろいかもしれません。
そしてそこで、十三番目の型の名前が明らかになると。
これは少し期待。
結論
最終結論です。
今の時点で十三番目の型は完成しているのか、完成していないのか。
これは、どちらとも言えます。
完成しているとするなら、縁壱と炭治郎の十三番目の型は別物で、もうここから話の進展はないでしょう。
完成していないとするなら、最後の最後で炭治郎が、真の十三番目の型を完成させ、名前も明らかになる。
そういった展開になるのではないかと。
今回ここを考えるうえで、いろいろとネットでもコメントを見ていたりしたのですが、一つおもしろいコメントがありました。
それは「縁壱に幻日虹いらなくない?」といったコメントでした。
確かに、縁壱ほどのスピードがあれば、避ける間もなく無惨を斬ってしまえそうなもの。
避ける必要がなくても、わざわざ途中で幻日虹を出さなければならない…w
それはちょっと、お笑いでしかない。
でもそう考えると、十三番目の型はやはり順番通りに出すものではなく、その場その場に適した型を出しつつ、型と型を繋いでいくような技。
それが正解なのかもしれません。
つまり縁壱が無惨を斬ったときも、十二個の型を順番通りに出したのではなく、どうしたら十二個の臓器を一瞬で斬れるかを考え、それに適した型を一瞬で選び発動した。
そういうことになりますよね。
結論、やっぱり縁壱は化け物。
補足ですが、炭治郎は198話で日の呼吸を使う際、灼骨炎陽から始まり十二個を回す前に、日暈の龍・頭舞いを二度発動しています。
このことから、十二個を繋げるのに順番はなく、同じ型を何度使用してもいい、ということが分かります。
ということで、十三番目の型についての考察は終わりです。
ここなの余談
みなさん、無惨の影響はいかがでしょうか。
ここでは例のばい菌のことを、無惨と呼んでいきます。
無惨に感染しても軽傷で済むとか、致死率は低いといった考え方で、無惨を甘く見ないでください。
イギリスでは、21歳の女性が基礎疾患がないにもかかわらず、死亡しています。
若者の致死率は低いとはいえ、絶対に死なないというわけではないのです。
まずは、感染しないことが大事。
軽い気持ちで感染して命を落としてしまっては、元も子もありません。
どんなときも、生き続けることが大事。
私はそう思います。