粟坂二良(あわさか じろう)
渋谷事変にて、術師が入れない帳を守る一人。ダルマのような顔立ちに、低身長で筋肉質。年齢は61歳。常に奪う側をモットーに、20年以上前から呪詛師として活動している。人体をよく知るためといった理由で、平然と人の顔の皮を剥ぐサイコパス。
五条悟の爆誕以降、呪詛師として自由に活動ができなくなったことに苛立っていた。再び自由に活動するため五条悟の封印に賛同し、夏油一味と手を組む。
術式『あべこべ』
強い攻撃は弱い攻撃となり、弱い攻撃は強い攻撃に変わる。そのまんまの「あべこべ」な術式。あべこべになる上限と下限は、自在に変更が可能。そのため相手によってリスクを軽減できる。攻撃だけに限らず、高所から落下した際の衝撃や、壁へ激突した際の衝撃も対象となる。
相手に術式を看破されなければ、全力で攻撃をされた方が好都合。全力の攻撃に合わせてカウンターを当てることで、相手へのダメージを倍増させる。
格闘戦では強い術式だが、規格外の五条悟や鹿紫雲一のような、一発が強力な術式の前には効かない模様。また、五条悟の六眼で術式を見破られると、その時点で負けが確定する。
他に弱点として、多人数の攻撃には調整が難しいといったものがある。同時に複数の攻撃をされると、強弱の上限を間違えることで真面にダメージを喰らってしまうからである。また、複雑な術式にも弱い。例えば壊相の『蝕爛腐術・朽(しょくらんふじゅつ・きゅう)』のような毒攻撃など。
粟坂二良の最後
あべこべの術式を伏黒恵に看破され、全力攻撃からの式神による弱攻撃を契機に、強い力と程々に弱い力のコンボにより追いつめられていく。最後は虎杖の一人時間差攻撃を喰らい敗北。