広告 刀鍛冶の里編 時透無一郎 鬼滅の刃

アニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編8話|時透無一郎と有一郎|霞の呼吸【きめつのやいば】ネタバレ・漫画

アニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編8話|時透無一郎と有一郎|霞の呼吸【きめつのやいば】ネタバレ・漫画

テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編8話。待ちに待った時透無一郎の回想。ついについに観ることができました。期待以上の作画と構成でした。回想だけではなく、霞の呼吸のシーンも最高。この先の戦いの期待度も爆増中。

今回の注目ポイントは「情けは人のためならず」。そして豪華すぎる声優。痛々しすぎるあのシーンなどなど。みなさんは8話のどこが印象的でしたか?コメント欄で教えてください。チャンネル登録といいね・共有ボタンをプッシュ。では参ろう。

豪華すぎる声優

アニメ7話の終わり。時透無一郎は小鉄の空気を使い、霞の呼吸・八重霞により水獄鉢を抜け出す。ひどく咳き込む無一郎。窒息死寸前までいったのですから、相当に苦しい思いをしたことでしょう。無一郎は14歳です。14歳にしてこの試練はきつすぎる。

そして毒針を抜いていく。アニメでは出血の様子が生々しく、漫画よりもさらに痛々しい。針は全て抜いたものの、無一郎は体の痺れでろくに戦えない状態。玉壺の千本針は、一本一本の毒は微量だとしても、これだけ刺さると体を動かせなくなる程の効果になるのでしょう。

前にはぐったりと倒れこむ小鉄。迫り来る玉壺の鬼。ここで諦めかけた無一郎の脳裏に、父の姿が蘇る。ここは原作とは少し違った進行がありました。原作では小鉄を助けながら徐々に記憶を取り戻していく流れでしたが、アニメでは父の言葉により先に回想に突入。

「無一郎なら大丈夫。さぁ、立って」。実はこの時透の父の声優がすごい人。杉山紀彰さん。有名どころだとNARUTOのうちはサスケ役でしょうか。確か時透の父はここ以外で登場は無かったはず。先週の時点で物凄くいい声だとは思っていましたが、さすが鬼滅の声優は使い方が贅沢すぎる。

そして過去の回想に突入。時透家は杣人。木こりで生計を立てる家系。無一郎は父の仕事の手伝いが好きだった。アニメのエンディングにもある通り、時透家はもともと仲の良い幸せな家族でした。しかし、とある嵐の日にそれは崩壊してしまう。

母は家族のために働きすぎて肺炎を患う。必死で看病をする無一郎。この時透の母の声優も実はすごい人。沼倉愛美さん。私は詳しくないけど、セリフが「寒い」だけのキャラにここまでの声優を起用するとは。その贅沢さだけは分かる。

ちなみに、兄の有一郎は無一郎と同じ河西健吾さんが担当。時透家を襲った鬼役は熊谷健太郎さん。刀鍛冶の鉄井戸役は斧アツシさん。これまたすごい人たち勢揃いらしい。詳しい人教えて。

最悪の日

母は元々家族のために自分を顧みず働く人だった。そして、父は母のために薬草を探しに出かける。嵐の中だったため、その道中 不運にも崖から転落し死亡。そのあと母も亡くなっている。ここはアニメでしっかりとその様子が描かれた。父の死も生々しく。

両親が一度に亡くなる最悪の日。無一郎が10歳の頃だった。ここで無一郎は思い出す。ずっと一人っ子だと思っていたが、そうではなかった。無一郎には兄がいた。

情けは人のためならず

無一郎は双子だった。兄の名前は有一郎。一度に両親を失くしてしまった時透兄弟。二人は杣人を続けながら必死で生きた。兄の有一郎は、両親が亡くなったことで厳しく無一郎に当たるようになる。

「情けは人のためならず」。有一郎は言いました。誰かのために何かしてもろくなことにならないと。無一郎はその言葉の意味を「人のためにすることは、巡り巡って自分のためになる」という意味だと指摘。

意見の食い違い。いや、これは無一郎が正解。「情けは人のためならず」という言葉の意味は、人のために情けをかけておけば、巡り巡って自分のためになるという意味。「情けは人のためだけではなく、自分のためにもなる」という意味です。この言葉は、多くの人が誤解しやすい言葉です。

無一郎の無

人のためにすることは、巡り巡って自分のためになる。この言葉は父が言っていた言葉。それに対し有一郎は、人のために死んだ人間の言うことは当てにならないと言う。馬鹿の極みとまで言った。とことん両親を侮辱する有一郎。

さらには無一郎の名前まで侮辱する。無一郎の無は無能の無。無一郎の無は無意味の無。有一郎はなぜ、ここまで無一郎に冷たく当たるのか。無一郎はこの時の有一郎が、自分を嫌っていると感じていた。しかし、それは真実ではない。

有一郎は必死だった。大切な弟を守るために。父は母のために死んだ。そして母も家族のために病になり死んだ。有一郎の真意は、弟だけには死んでほしくないというもの。なので、両親の取った行動を全否定しているのです。

無一郎の無が無能・無意味と罵ったのには、自分が人を助けられると思わせないため。全ては兄が弟を想う愛からくる行動だったのです。有一郎もまだ子供。こういった方法でしか弟を守れないと思ったのでしょう。

また、この時の有一郎のきつい性格は、記憶の無い時の無一郎とそっくりだった。「兄が守ってくれていたようで嬉しかった」。無一郎はそう語る。

始まりの呼吸の剣士の末裔

春頃、ある人物が時透家を訪れる。お館様の御内儀であるあまね。あまりにも美しい容姿から、無一郎は白樺の木の精だと錯覚している。アニメではあまねが二人に説明する様子もオリジナルシーンとして挿入。

有一郎は、いつもあまねに暴言を吐いて追い返していた。これも全ては無一郎を守るための行動。弟は自分が守るという固い決意の表れ。

あまねは、二人を始まりの呼吸の剣士の末裔だと言った。始まりの呼吸の剣士といえば、それはそれは偉大な剣士。この事を知った無一郎は、人を助けるため剣士になりたいと言う。しかし、有一郎がそれを許さない。

「お前には何もできない。父や母そっくりの馬鹿。人を助けることは選ばれた人間だけができること。子供には何もできない。俺たちができることは犬死にと無駄死にだ。結局あの女に利用されるだけ。この話はこれで終わりだ」。

有一郎は一方的に全否定をし、それからというもの二人は口を利かなくなる。ただ一度だけ、有一郎があまねに水をかけて追い返した時に喧嘩をしたきり。ここでもアニメオリジナルシーンが挿入されており、木を運ぶ無一郎を助けたい気持ちを、必死で抑える有一郎といったシーンがあった。

襲撃事件

季節は流れ、ある夏の日の熱帯夜。二人は戸を開けて寝ていた。あまりの暑さに水を飲みに行く無一郎。気づくとそこには鬼が立っていた。

無一郎に襲い掛かる鬼。兄の有一郎が無一郎を庇い、左腕を切断される重傷を負う。この腕が壁に当たるシーン。マジでグロすぎた。これは心の準備がなかったら衝撃的すぎたはず。

声をあげる有一郎。鬼は「うるさい、騒ぐな。どうせお前らみたいな貧乏な木こりは 何の役にも立たない。いてもいなくても変わらない つまらない命なんだからよ」と二人を罵る。

ここで無一郎に異変が起きる。目の前が真っ赤になり、生まれてから一度も感じたことのない、腹の底から吹き零れ出るような激しい怒りを感じる。まさか自分の口から発せられてるとは思えない程の咆哮をあげ、無一郎は我を忘れて鬼と戦った。

ここの無一郎の戦闘シーンが見たかったけれど、アニメでも描かれることはなかった。あらゆる道具を使い、木で体を打ち付けている。そして再生もままならない程に滅多打ち。気づくと鬼は死にかけていた。頭を潰しても死なない鬼。間もなく朝日が昇り、鬼は塵になって消えていく。

「早く有一郎の所へ行きたい」。そう思う無一郎でしたが、夜通し戦った疲労により体が思うように動かない。目の前の家まで行くのに、相当な時間が掛かってしまった。

何とか家に辿り着いた無一郎。有一郎はかろうじて生きているものの、もはや風前の灯火。兄は神仏に祈る。

「神様、仏様、どうか、どうか弟だけは助けてください。弟は俺と違う心の優しい子です。人の役に立ちたいというのを、俺が邪魔した。悪いのは俺だけです。バチを当てるなら俺だけにしてください」。

「わかっていたんだ。本当は、無一郎の無は無限の無なんだ。お前は自分ではない誰かのために、無限の力を出せる選ばれた人間なんだ」。

兄の最期の願い。弟だけは助けてほしい。生前は神様仏様を信じていなかった有一郎。だからこそ、自分が無一郎を守らなければと思っていた。有一郎いわく、自分には余裕がなく弟に優しくしてやれなかったとのこと。人に優しくできるのも、選ばれた人間だけだと。

痣と新しい刀

兄との記憶を完全に取り戻した無一郎。炭治郎と同じく毒の影響もあり痣を発現。そしてここでアニメオリジナル。小鉄を助けるために玉壺の鬼を倒す。霞の呼吸・肆ノ型 移流斬り。カッコよすぎる。目にはしっかりと光が戻っている。

一方あばら家では、玉壺が執拗に鋼鐵塚を攻撃しています。片目を失う鋼鐵塚。しかし声も上げず、刀を研ぐのを止めない。

そこに駆け付けた無一郎は玉壺に攻撃。鋼鐵塚だけに集中していた玉壺は、無一郎の気配には気づけなかった。これをポジティブに捉える玉壺。無一郎の気配に気づけなかったほど鋼鐵塚に集中していた。鋼鐵塚の集中力に嫉妬していた玉壺は、少しご機嫌な様子。

玉壺はすぐに無一郎の異変に気づく。まず顔の痣。そして、毒針の影響はどうなったのか。無一郎は千本針の影響で体が痺れているはず。なのにも関わらず、先ほど戦った時よりも早い攻撃を仕掛けてきた。

玉壺の理解も追いつかないままに、無一郎は追撃を仕掛ける。玉壺は血鬼術・蛸壺地獄で反撃。無一郎は蛸の足を斬ろうとするも、弾力が強く斬れない。さらに刀を折られてしまう。破壊されるあばら家。外に放り出された鋼鐵塚はまだ刀を研いでいる。

無一郎と鉄穴森は、蛸の足に捕らわれてしまいました。今度は確実に潰して吸収する。そう言う玉壺でしたが、無一郎は何とこの状態から刀を振り、蛸壺地獄から脱出。新しい刀です。蛸壺地獄に捕まる前に、間一髪鉄穴森が無一郎に渡していたのです。

鉄井戸さん

ありがとう鉄穴森さん。無一郎は鉄穴森に感謝の意を述べる。記憶を取り戻したことにより、きちんとさん付けで呼んでいる。鉄穴森は「あなたの最初の刀鍛冶の書きつけ通りに作った」と言う。

無一郎は思い出す。自身の最初の担当刀鍛冶。名前は鉄井戸。心臓の病気で死んでしまった。ここで思い出す、鉄井戸との記憶。

「儂は心配だよ坊や。誰が分かってくれようか。お前さんのことを。お前さんがどれだけ手一杯か。どれだけぎりぎりと余裕がないか。物を覚えていられんことの不安がどれだけか。」

「そして血反吐を吐くような努力を、誰が分かってくれようか。儂はお前さんが使った刀を見ると涙が出てくる。儂はもう長くはない。命を惜しむ歳ではないが、どうにもお前さんが気がかりじゃ」。

鉄井戸は、無一郎の境遇から冷淡な性格の理由、血反吐を吐くような陰の努力まで、全てを理解していた数少ない人間。無一郎のことを、使った刀からも理解していたのです。そして、自分の生い先が短いことを悟り、次の刀鍛冶への手記を遺した。

その手記通りに鉄穴森が刀を打ち、新しい無一郎の刀が生まれた。記憶と痣、そして新しい刀を手に入れた無一郎。向かうところ敵なしの状態です。

アニメ8話の終わり

無一郎は、手にしっくりくる刀を振り、霞の呼吸・伍ノ型 霞雲の海を繰り出す。アニメの霞の呼吸がカッコよすぎる。凄まじい連撃。霞雲の海の霞雲とは「人が非常に速くかけて行くこと」という意味があるらしい。まさにこれ。

ギリギリ霞雲の海を躱した玉壺。と思いきや、玉壺は頸をかすめられていた。あまりにも速すぎて、斬られたことに気づくのに時差が生じた。それ程までにスピードが上がっている無一郎。

「次は斬るから。お前のくだらない壺遊びにいつまでも付き合ってられない」。そう言う無一郎に対し「舐めるなよ小僧」と返す玉壺。

ここからのアニメオリジナル戦闘シーンも見ものだった。玉壺の攻撃を躱しながら物凄いスピードで駆けていく。遊郭編とは比べ物にならない程のスピード感。さすがの無一郎。

アニメ8話はここで終わり。今回は予想がヒットし、原作2話分が進みました。無一郎の過去の回想、痣、新しい刀。無一郎パートは材料が出揃った。あとは玉壺との決着を残すのみ。

まとめ的なもの

いよいよここまで来ました。霞の呼吸がカッコよすぎる。これから先もまだまだ霞の呼吸が見られます。あなたはどの型が好きですか?コメント欄で教えてください。

時透無一郎の過去が描かれたことで、残す過去は蜜璃の過去のみ。蜜璃の過去はどのように描かれるのか。アニメオリジナルシーンにも期待。

ということで今回の記事は以上となります。いいねとチャンネル登録・共有ボタンもプッシュ。それではまた。

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