テレビアニメ 鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 上弦の肆 半天狗 分裂体
テレビアニメ刀鍛冶の里編。
今回の記事は、アニメ第4話に登場してくるであろう「半天狗・喜怒哀楽」の徹底まとめです。
それぞれの性格、強さ、特徴を知っておくことで、よりアニメを見る際に分かりやすく面白くなると思います。
まずは半天狗のおさらいからです。
では参ろう。
上弦の肆 半天狗
十二鬼月・上弦の肆である半天狗。
人間時代の名前は不明。
身長は166センチ、体重は56キロとのことですが、いずれも縮小可。
趣味は人の家に入り込んで物を盗むこと。
食うために盗むというよりは、趣味で盗みをやっていたという曲者です。
血鬼術は分裂からの、それぞれの能力の使用、そして再び結合する能力があります。
一人称は儂、または俺。
初登場は原作98話「上弦集結」
テレビアニメ刀鍛冶の里編・第1話にて登場予定です。
普段の状態は、額に角と大きなコブを持つ、老人の鬼といった風貌。
目は裏返っており、上弦の肆と刻まれている様子は確認できません。
後述の分裂体の目には、しっかりと上弦の肆と刻まれています。
基本の姿は半天狗という名前に反し、天狗らしい姿はしていません。
分裂体の空喜が翼を生やしていること、そして可楽が羽団扇を武器としていること、服装が天狗っぽいということ、これらのことが半天狗の名前の由来なのでしょう。
基本的な戦闘スタイル
半天狗の戦闘は、刀鍛冶の里編でしか登場していません。
そのため、普段どういう戦闘スタイルをとっていたのかは不明です。
最初の登場は、ぬらりと気配を消した状態での登場。
気配のとぼけ方の巧さは、柱である時透無一郎ですら気づくのが遅れたほど。
というよりは、鼻の利く炭治郎が気づかない時点で、半天狗の気配のとぼけ方が脅威だということがわかります。
鬼は強くなるにつれて、においも禍々しく強くなるからです。
そして、無一郎の霞の呼吸の一撃を、躱したということにも驚き。
その後は禰豆子に蹴られたりなど、反撃する様子を一切見せてはいませんが、柱の攻撃を躱したというのは事実です。
ここで、半天狗の二つの戦闘スタイルが考えられます。
まず一つ目は「勝てそうな相手ならそのまま喰ってしまう」という戦闘スタイル。
柱の攻撃を躱せるほどなので、一般隊士の攻撃はまず当たらないでしょう。
なので、自分が不利な状態にない場合、そのまま相手を喰ってしまうという事が考えられます。
ただ、その場合は攻撃能力も重要になるわけですが、基本の状態の攻撃能力については未知数。
二つ目は、原作でも見られた戦闘スタイル。
頸をわざと斬らせることにより分裂し、段々と攻撃力を増していくという戦闘スタイルです。
端から分裂してればいいのでは?という疑問もありますが、半天狗の本質はコソ泥ですから、あまり目立ちたくないというのもあるのでしょうか。
また、原作で半天狗の頸を最初に斬ったのは無一郎です。
そもそも頸を斬れない弱い隊士が相手の場合、半天狗はどう戦うのでしょうか。
やはり並の隊士なら殺せるほどの、攻撃能力は持ち合わせているのかもしれません。
分裂
半天狗は頸を斬られることがトリガーとなり、まずは積怒と可楽に分裂をします。
そしてさらに2体の頸を斬ると、空喜と哀絶も分裂体として登場します。
どちらの頸からどちらが現れたのか。
ここも気になるところですが、漫画だと少しわかりにくい。
位置的に積怒から空喜、可楽から哀絶のような気もしますが、相性がいいのは空喜と可楽、積怒と哀絶でしょう。
ただ、最初の分裂体が可楽と積怒だったことを考えると、どういったわけか相性の悪い組み合わせで分裂を組んでいる様子。
いやむしろ最初に空喜と可楽だと、性格的に戦いがままならない。
そう考えると、場を仕切れる積怒が最初に登場したのも頷けます。
また、積怒の能力である錫杖による雷撃は、半天狗の細胞には効かず、他の生物にのみ有効。
この特性を持つ分裂体は積怒のみです。
可楽の団扇は、武器の特性による爆風、空喜は鳥人間と音波、哀絶は十文字槍による物理攻撃。
こう考えると、最初に積怒を登場させる必要がある事もよくわかります。
積怒は戦いにおいても能力においても、リーダー的存在です。
ただ、積怒は他の分裂体が中々勝負を決しないことに対し、苛立ちを覚えていました。
「四体の分裂体は全体的に統率が取れていない」という特徴もあります。
四体に増えた分裂体は、それ以上頸を斬られても増えることはありません。
喜怒哀楽の四体が分裂の限度です。
限度というのは、半天狗本体の体力限度や「これぐらいなら大体の鬼狩りは倒せるだろう」という計算のもとでの限度です。
また、四体の分裂体は頸を斬っても死ぬことはありません。
半天狗本体の体力が続く限り、分裂体は死ぬことがないのです。
半天狗の分裂体の年齢順についてですが、若い順から哀絶・空喜・可楽・積怒、そして半天狗本体となります。
ではここから喜怒哀楽、それぞれの特徴を深掘りしていきましょう。
積怒
「何も楽しくはない、儂はただひたすらに腹立たしい」が名言の積怒。
喜怒哀楽の怒り担当。
人間なら最悪の人生を歩むことになったであろう性格。
老人の半天狗が着ていた服をそのまま着用しています。
「腹立たしい」といつも怒っていますが、言動については冷静沈着。
怒りに身を任せるわけでもなく、分析能力や全体を俯瞰する能力に長け、強力な雷撃で敵の動きを封じます。
半天狗の細胞には効かない雷のため、場全体に雷撃を敷いても問題なしという、とてつもなく厄介な存在です。
また、雷撃を打ち出す錫杖は、何本でも精製可能。
可楽
喜怒哀楽の楽しみ担当。
とにかく楽しむことを優先している可楽。
それは戦いにおいても変わりがありません。
この性格は、分裂体の中でも一番欠点と言える部分です。
楽しむことを優先するあまり、他の分裂体に手を出すなと言ってみたり、結果禰豆子の反撃を喰らってしまうことになります。
戦闘スタイルは、爆風を生み出す団扇による攻撃と、体術がメイン。
団扇は巨大化させて威力を上げることも可能。
相手を吹き飛ばすための武器というよりは、壁や地面などに叩きつけて敵を倒すことがメインの武器。
ただ、武器を奪われてしまうと逆用されてしまうという弱点があります。
空喜
喜怒哀楽の喜び担当。
他の分裂体とは少し異なり、半人半鳥の容姿をしている空喜。
容姿は一番天狗に近い分裂体とも言えます。
性格は可楽に似ており、異様なほどのハイテンションで、笑顔で人を傷つける愉快犯。
戦いに喜びを感じる体質で、最初から本気を出さないなど、可楽に似た欠点も持っています。
翼が生えていることにより飛行が可能で、金剛石を砕くと豪語するほどの爪と、口から繰り出す音波がメインの攻撃手段。
空喜は分裂した際「喜ばしい、分れるのは久しぶり」と言っていました。
ほとんどの場合、空喜と哀絶の出番はないのでしょう。
それだけ積怒と可楽だけのコンビでも、とてつもなく強力な鬼ということです。
哀絶
喜怒哀楽の哀しみ担当。
積怒と似て非なる存在。
冷めた性格で「哀しい」と後ろ向きな発言が目立ちます。
哀絶の攻撃手段は、十文字槍による物理攻撃一本。
その威力は強力で、人体に穴をあけるほどの威力の突きを繰り出すことができます。
対人間の殺傷能力という面では、哀絶の槍が一番強力。
原作では死なない不死川玄弥に翻弄されましたが、並の人間ならすぐに串刺しにして終わりでしょう。
槍使いの鬼殺隊士がいたとして、哀絶との一騎打ちなんかも見てみたかったものです。
強力すぎる個性
積怒・可楽・空喜・哀絶。
普通の隊士一人なら、積怒と可楽の状態でも勝てる見込みはありません。
積怒が出た瞬間に雷撃を放ち、可楽の爆風で地面に叩きつけられて終了。
可楽は、禰豆子の体を貫通するほどの蹴りも繰り出すことができます。
なので単純な体術でも、人を一人屠る程度は容易いことでしょう。
しかし、可楽は戦闘に楽しみを見出す戦闘狂。
すぐに人を殺してしまわない可能性もあります。
せっかく分裂して外に出られたのだから、戦いを楽しもうと。
ただ、それに見合う相手でなければ、可楽は楽しむことができない。
最低でも鬼殺隊の最上位である甲、もしくは柱ぐらいでないと、可楽を楽しませるまではいかないのではないでしょうか。
例え柱であったとしても、積怒の雷撃と可楽の団扇と体術の前には、簡単にやられてしまう可能性が大。
さらにここから増えるとなると…。
こう考えると、半天狗がいかに強力な鬼なのかということが分かります。
実は猗窩座より強いのでは?
これは余談です。
まだまだ半天狗の強さには秘密があります。
なのでここで全てを語りませんが、実は半天狗が猗窩座よりも強いのではないかと。
これは面白い勝負になると思います。
猗窩座は透き通る世界が見えませんから、半天狗の本体を見つけることが出来ません。
猗窩座本体vs半天狗の分裂体。
結果については別の記事で考察し直します。
なぜこのような事を考えたかというと、半天狗のある発言を思い出したからです。
それは上弦会議でのこと。
怖ろしい怖ろしいと言いながら、半天狗はこう続けます。
「呼ばれたのは百十三年振り、割り切れぬ数字、不吉な丁…奇数、怖ろしい、怖ろしい」
つまりこういう事です。
半天狗は上弦の参という奇数の数字を嫌がり、猗窩座よりは上にいかないようにしている。
例え勝てたとしても。
上弦の参になってしまうと、目に上弦の参を刻まれてしまいますし、それを半天狗は最も嫌がるでしょう。
では上弦の弐になればいいのでは?
いやしかし、そこまでの実力はない。
童磨は別格です。
そして、もしも上弦の伍が戦いを挑んでこようものなら、何があっても叩き潰す。
もし上弦の伍に負けた場合、上弦の陸まで自ら下がるかもしれません。
猗窩座の闘気感知と、半天狗の分裂体の体力勝負。
あなたはどちらに軍配が上がると思いますか?
まとめ的なもの
今回は、テレビアニメ刀鍛冶の里編・第4話に登場するであろう、半天狗の分裂体・喜怒哀楽についてまとめてみました。
四体にまで分裂し、本体の体力が尽きるまで死なない鬼。
さすが上弦の肆といったところです。
みなさんは喜怒哀楽のうち、誰がいちばん好きですか?
中盤以降、いよいよ半天狗の最恐の分裂体も登場し、ますます盛り上がっていくであろう刀鍛冶の里編。
考えるだけでも楽しいです。
というわけで、今回の記事は以上となります。
それではまた♪