呪術廻戦 乙骨憂太の領域展開は〇〇
乙骨憂太が主役を務める劇場版『呪術廻戦 0』が話題を集めている昨今、週刊少年ジャンプ本誌で連載されている『呪術廻戦』でも、乙骨憂太の領域展開に注目が集まっています。
舞台は死滅回遊の仙台結界。
乙骨は、受肉した過去の術師2名を相手に、激闘を繰り広げていました。
注目ポイントは、178話のラストシーンです。
接戦を繰り広げていた三者は、決着を着けるため、領域展開を実行しました。
続く179話で三者の領域は崩壊してしまいましたが、今回明らかになった乙骨が領域展開を使えるという事実に変わりありません。
さて、今回の記事では、そんな乙骨の領域展開に焦点をあてて考察を行います。
乙骨の領域がどのようなもので、どのような必殺要素を持っているのか。
そして、次に乙骨が領域を使うタイミングはいつなのか。これらについて、詳しく見ていきましょう。
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では参ろう。
乙骨憂太の生得術式
『呪術廻戦』に登場する領域展開とは、現代の術師が「呪術戦の極致」と称する、いわゆる奥義のような位置付けの技です。
主な効果は、術式効果の必中。
つまり、対象を結界の中に閉じ込めたうえで、術師が持つ術式という名のルールを相手に強制させることが出来ます。
だからこそ、領域展開において重要な点は術式効果です。
今回の考察対象である乙骨は、模倣の術式を持っています。
つまり劇場版『呪術廻戦 0』でも見られたような、他者の術式をコピーする効果です。
先ほど述べたように、領域展開の主な効果は、術者が持つ術式を必中させること。
したがって、乙骨が領域展開を行った場合、模倣した他者の術式を相手に必中させることが出来る、と考えられます。
領域展開の必殺効果は?
乙骨の術式が模倣であることから、領域の必中効果が他者の術式の必中であろうという推測が成り立ちました。
さて、現代の術師が扱う領域展開には、必中だけでなく必殺にも特化している傾向にあります。
例えば術師最強・五条悟の領域「無量空処」は、端的に述べれば対象に「無限」を流し込む領域。
この効果によって相手を、行動不能状態に陥れることが可能です。
また人間の呪霊・真人が持つ領域「自閉円頓裹」は、無数の手によって構成される領域。
真人の術式が、手で触れた相手の魂に干渉し、相手を変形させる能力であることを考えると、この領域の強さがおわかりいただけることと思います。
不死の術師・天元によると、過去の術師にとっての領域展開は、必殺効果が省かれたポピュラーなものでした。
しかし、現代の領域は必中必殺に拘っているため、ハイリスクハイリターンな技術として仕上がっています。
今回の主題である特級術師・乙骨憂太の領域も、必殺と呼べるほどの強さを持っていてもおかしくありません。
それでは、乙骨の領域の必殺効果とは、どのようなものなのでしょうか。
重要な点は、やはり術式です。
繰り返しになりますが、乙骨の術式は模倣の術式。
それ単体では意味を為さず、強力な術師の術式を模倣する必要があります。
強力な術者と言えば、その最たる例は五条悟です。
もし乙骨が領域内で「無下限呪術」を再現できた場合、それこそ最強であるようにも思えます。
五条の術式「無下限呪術」は、六眼があって初めて精密な操作が可能となる術式です。
ゆえに普段の乙骨が、五条の術式をコピーすることは不可能ですが、領域という特殊な空間がそれを可能とした場合、かなり熱い展開です。
むしろ領域によって、完全な模倣が可能となった場合、五条の術式以上に強力な術式は存在しないでしょう。
乙骨の生得領域
続いては乙骨が展開する領域そのものについて考察していきます。
五条悟は無限に広がる宇宙かのような。
海の呪霊・陀艮は南国のビーチかのような。
大地の呪霊・漏瑚は、マグマ溜まりかのような。
作中ではそれぞれが、それぞれの特性に合った領域を展開していましたが、乙骨はどのような領域を展開するのでしょうか。
模倣空間
乙骨の術式が模倣であることを念頭に考えると、他者の領域そのものを模倣する、という可能性も考えられます。
乙骨の模倣は、恐らく彼自身が目にしたことのある術式が対象です。
領域についても同じ理屈が通る場合、乙骨自身が目にした、もしくは体験したことがある領域であれば、再現が出来てもおかしくはありません。
つまり他者の領域を模倣した領域を展開することが出来る、もしくは乙骨自身の領域内で、他者の領域を再現することが出来る、ということです。
複数の領域をスイッチして再現することが出来る場合、相手術師の負担は倍増します。
領域内での術式の模倣と、領域そのものの模倣。
いずれにせよ、乙骨憂太というキャラクターが、五条悟に次ぐ最強キャラクターであろうことは、疑いようのない事実です。
雷の領域
続いては、乙骨の出自から生得領域に迫ります。
劇場版『呪術廻戦 0』の終盤で明かされた通り、乙骨憂太は菅原道真の子孫です。
菅原道真とは、実在した人物にして、日本三大怨霊の一角。
現代にも様々な逸話が残されています。
さて、そんな菅原道真について、興味深い事件の記録が残されています。
それは、930年の7月24日に起きた、「清涼殿落雷事件」です。
平安時代だった当時、平安京周辺は干害に苦しんでいました。
そこで、時の天皇である醍醐天皇が座す清涼殿に太政官が集まり、会議が開かれることとなります。
そんな折、事件は起きました。
午後1時過ぎ、平安京の空を黒い雲が覆い、雷雨となって襲い掛かったのです。
雷雨は落雷となって清涼殿を襲い、公卿や官人に死傷者を出しました。
その死傷者の中には、かつて菅原道真の動向監視を命じられていた藤原清貫の名前も。
この事実によって、清涼殿を襲った落雷を巡っては、「菅原道真の怨霊が雷神を使って引き起こしたのではないか」という伝説が語られることとなりました。
恨みや呪いを落雷に乗せ、多数の死者を出した菅原道真。
その子孫たる乙骨憂太の生得領域が雷の迸る空間であっても、何ら不思議はありません。
階級上は五条悟と同列の特級術師にして、現代の異能こと乙骨憂太には、中二感漂う「雷の領域」を展開して欲しいものです。
里香が再現
乙骨憂太の領域展開について、もう一つ考えられる存在が、祈本里香です。
劇場版『呪術廻戦 0』にて、この世を離れた特級過呪怨霊・祈本里香。
しかし、その想いの残滓は「リカ」として乙骨のもとに残り続け、いまも彼と共にあります。
領域展開は、術師の心象空間たる生得領域を具現化させる技術。
つまり乙骨の生得領域には、彼の想い人たる祈本里香が再現される可能性があります。
乙骨の心の中で生き続ける里香が、愛する人のために無敵の力を振るう。
いかにも少年漫画らしく、熱い展開です。
乙骨憂太が領域展開を使用した際、祈本里香の再登場が期待されます。
領域展開を使うタイミング
最後に、乙骨憂太が領域展開を使うタイミングについて考察します。
前半でも述べた通り、領域展開とは現代の術師における奥義的な位置づけの技。
効果が強力である分、使用後はしばらく術式の使用が困難になるなど、反動として使用者に襲い掛かります。
まさしくハイリスクハイリターンな技術・領域展開。
一方の乙骨は、領域、ひいては術式なしでも、無尽蔵の呪力によって圧倒的な強さを誇る術師です。
そんな術師が領域を使う相手となれば、呪術全盛の世を生きた一握りの強者に限られるでしょう。
具体的には、両面宿儺や羂索です。
もし乙骨がそんな術師、あるいは呪霊たちと対峙することがあれば、流石に領域展開を解禁せざるを得ないのではないでしょうか。
また相手が誰であっても、領域展開を使用された場合は、カウンターとして乙骨自身も領域を展開する必要があります。
いずれにしても、乙骨が領域展開を使う場面としては、「領域を使うに値する程の強者が敵対した場合」と「領域を使うことが出来る強者と敵対した場合」の2パターンに限られそうです。
まとめ的なもの
以上、乙骨憂太の領域について考察しましたが、いかがでしたでしょうか。
『呪術廻戦 0』で主役を務め、多くのファンから高い人気を誇る呪術師・乙骨憂太。
菅原道真の子孫であることや、学生として唯一の特級術師であることなど、注目すべき要素の多い人物です。
仙台結界編では明かされることがなかった乙骨の領域展開は、作中でいつ明かされるのでしょうか。
仙台結界編以降、再び乙骨に焦点が当たる日が楽しみです!
今回の記事は以上となります。
あなたは乙骨憂太の領域がどのようなものだと思いますか?
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それではまた♪