呪術廻戦0巻
みなさんこんにちは。最近は、呪術廻戦最新話に少し乗り遅れています。ただ、この話題だけは見逃せませんでした。
「呪術廻戦0巻・東京都立呪術高等専門学校」の映画化。この作品で乙骨憂太が一躍注目を浴び、本編での登場をずっと待ち望んでいた人も多かったでしょう。
呪術廻戦0巻の元となった「東京都立呪術高等専門学校」は、実は結構前に描かれた作品で、2017年のジャンプGIGAにて月刊連載されたものです。
僕も初めて知ったのですが、実はこの作品が芥見先生の初連載作で、呪術廻戦の元となった作品なんです。言われてみれば0巻の絵のタッチは、まだ今の絵のレベルより劣る印象を受けます。
そして、2018年に呪術廻戦の連載がスタート。その後呪術廻戦3巻の発売と同時に、0巻もコミックス化されました。まるで狙ったかのような流れですが、実は芥見先生はジャンプGIGAでの連載時、週刊連載を考えていなかったそうです。
しかし0巻の内容は当時から好評で、その流れを引き継ぎ週刊連載、後に0巻の内容を番外編として出せば、より多くの人に読んでもらえるだろうという大人の事情もあり、今の呪術廻戦が始まったそうです。
それにしても、僕はかねてより0巻が映画化することは予想していました。というよりも、多くの人が予想していたことでしょう。
番外編という事と、ちょうどいい内容のボリューム。そして鬼滅の映画・無限列車編の前評判や社会現象を考えたら、これはやらない手はない。
そしていよいよ今年2021年の冬、呪術廻戦0の映画化が決まりました。今年発表の今年公開ですから、かなりハイペースな気もしますし、前々から温めていた感もあります。
僕は映画化は予想していたのですが、まさかこんなに呪術廻戦が流行るとは予想できていませんでした。ストーリーは間違いなく面白いですし、渋谷事変は特に盛り上がりました。
しかししかし、好む層を選ぶのではないかという事と、鬼滅という巨塔の存在が大きすぎた影響もあり、僕は呪術廻戦がここまで盛り上がるとは予想できていませんでした。分からないものです。
今後もう、鬼滅のような作品は生まれることがないと思っていても、いつかはまた時代が変わる時がくる。今回の、鬼滅からの流れで時代は大きく動き、その流れは急激に早くなったのかもしれません。
そのいい例が呪術廻戦であり、今後もまた新たな注目株が生まれてくるのでしょう。楽しみでなりません。
という事で、ここからは呪術廻戦のネタバレも含めながら、0巻について、主に乙骨憂太について深堀りしていきたいと思います。
乙骨憂太
呪術廻戦0巻の時系列は、本編より前のお話。その名の通り、1巻より前の0巻となります。それは乙骨憂太・禪院真希・パンダ・狗巻棘がまだ1年生の頃のお話。呪術廻戦から約1年前のお話です。
次の世代の虎杖たちも化け物ですが、乙骨世代はそれよりも上をいきます。呪言もパンダも真希の天与呪縛もすごいですが、乙骨憂太が規格外すぎる。
最初は祈本里香のすさまじい呪力が、乙骨憂太を強くさせているのだと思われていました。しかし結末を見てみると、乙骨憂太は呪われていたのではなく、祈本里香を呪っていた張本人。
ただの少女を、特級過呪怨霊にまでした乙骨。当時は狙ってやったことではないにしても、それができてしまったという事実は、乙骨憂太の恐ろしさを物語っています。
そのポテンシャルはすさまじく、特殊なメガホンを用いて呪言を使用したり、反転術式まで使えていました。
もはや何でもありだった乙骨憂太は、単純な呪力だけで言えば、あの五条悟を超えるとも言います。ただ、五条悟は六眼によって呪力切れを起こさないため、持久力では五条悟が上回るとのこと。
つい最近、白猫プロジェクトで五条悟が登場しましたが、次は乙骨が登場するのではないかと思うと、どれほどの規格外になるのか楽しみでなりません。
そんな最強と並ぶほどの実力を持つ乙骨憂太は、0巻の主人公と呼べる人物であり、そんな0巻の主人公と同じ境遇だった虎杖悠仁は、呪術廻戦本編の主人公。
お互い秘匿死刑にかけられそうになったところを、五条悟に救われたという共通点があります。そして、呪いの王が中にいる虎杖悠仁と、呪いの女王が今も中にいるかもしれない乙骨憂太。この繋がりは、うまく仕込まれたものだなと感じます。
そして今、本編では乙骨憂太が再登場。期待していた読者を裏切る形の、虎杖悠仁の死刑執行人。と思いきや、実は五条悟に頼まれて助けに来た英雄。短い期間で大どんでん返しを二度も食らい、読者は右往左往させられていました。
もうここからは、乙骨憂太が裏切るということはないと思います。強き救援者として、大いに活躍してくれるのではないでしょうか。
気になる解呪後の祈本里香ですが、今もまだ、呪いの頃の姿を時折みせています。しかしまだ、あれが祈本里香なのかは不明と言われています。
ほぼほぼ祈本里香だとは思うのですが、どうして呪いの頃の姿なのか、これまた面白い謎を残してくれています。
元々祈本里香を特級過呪怨霊にしたのは乙骨なので、またその力を使っているとしても、何らおかしくはありません。
僕的には乙骨憂太の真の能力は、祈本里香がいる領域展開だと思うのですが、それは今後見られるのでしょうか。
菅原道真
これまた謎多き、乙骨憂太が菅原道真の子孫だという話。菅原道真は、平安時代に日本三大怨霊と呼ばれた人物です。
理由は道真の死後に天変地異が相次ぎ、関係者の非業の死などが重なったことで、道真が怨霊となって祟りを成したと、人々が恐れたからです。
これって実は、現代の呪霊とも似ています。呪霊は人々の恐れから生まれます。そして道真も、人々の恐れによって怨霊になった。そして、祈本里香は特級過呪怨霊。なんだかこの辺が繋がってきそうな気がしませんか?
もしかして乙骨憂太は、呪霊のような存在の子孫?だからあれだけの呪力を持っていて、呪力の扱いも天才的なのでは?すごく怪しいです。もしくは呪霊操術の上位版のような術式で、人を怨霊に変えられる術式を持っていた一族とか…
平安時代には宿儺のような化け物もいましたし、やはり今後「平安時代編」なるものがきそうな予感。宿儺は安倍晴明説など、いろいろ興味深いものもあります。
他にも、五条家と菅原家が遠い親戚だという話も、菅原氏五条家という言葉もあるようなので、きちんと裏付けされているものだと思います。
そして最後にもう一つ。ここまで乙骨憂太と虎杖悠仁の共通点が多いとなると、やはり平安時代、つまり過去にも繋がりがあることは間違いないはず。
乙骨憂太が、平安時代の日本三大怨霊である菅原道真の子孫。ということはやはり虎杖は、平安時代に同じく存在した「安倍晴明の師である賀茂忠行の子孫」となるのでしょうか。
つまり加茂家の子孫という事になり、脹相とも正式な兄弟であると。そして安倍晴明が宿儺だとするなら…。やっぱり謎が深くておもしろい。
虎杖はまだ加茂家の子孫と決まったわけではありませんが、脹相がお兄ちゃんだったら、めちゃくちゃ面白い。
みなさんは、このあたりの謎についてどう思われますか?ぜひコメント欄で教えてくださいね。
まとめ的なもの
呪術廻戦0巻の映画化。本当に楽しみです。ころちゃんで延期は本当にやめてほしい。そして今回、ようやく僕も呪術廻戦最新話に追いつきました。今後また、ちょこちょこ考察もしていきたいなと考えています。
呪術廻戦のアニメ1期も終わり、いよいよ鬼滅2期も迫ってきています。そして鬼滅のゲームもあともう少し。今年もまたジャンプ漫画が熱い年です。それを楽しみに生きていきましょう。それでは今回はこのあたりで♪