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【鬼滅の刃 考察】時透無一郎|刀鍛冶の里編【きめつのやいば ネタバレ】

2019年6月21日

鬼滅の刃 時透無一郎

こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「鬼滅の刃・時透無一郎」についてです。

今回振り返ってみたのは、無一郎について、6巻の初登場時と、12巻~15巻の対玉壺戦のあたりがメインとなります。

それではどうぞ♪

初登場

無一郎の初登場は柱合会議のときでした。無一郎の目には輝きがなく、表情もどこか虚ろです。

霞柱である無一郎は、刀を握ってからたったの二ヶ月で柱まで昇格したほどの逸材です。

本来なら柱になるには5年、早くても2年かかると言われていますので、これがどれだけすごいことか察しがつきます。

初登場からフワフワしている無一郎ですが、柱になれたという時点でかなり強いというのは分かります。

炭治郎がお館様の話を遮った際は、ほんの少しだけ怒っている様子も見れました。

そして、無一郎の大きな活躍が見れたのは、コミックス12巻からの刀鍛冶の里編です。

再会

炭治郎が刀鍛冶の里に訪れた際、同じタイミングで無一郎も里に来ていました。

無一郎の目的は、緑壱零式を使った戦闘訓練です。

緑壱零式の鍵を巡り無一郎と小鉄がもめているところに、炭治郎が現れました。

炭治郎と無一郎は初対面ではないのですが、無一郎は炭治郎のことを完全に忘れています。

そしてやたらと暴力を振るう無一郎…笑

ちょっとやり方は強引すぎますが、これにも無一郎なりの正義があり、柱としての責任も感じ取れます。

その後無一郎は、緑壱零式の鍵を奪い戦闘訓練を開始。6本の腕を持つ緑壱零式にも、あっさりと勝利しました。

それもそのはず。緑壱零式は、手首と指を回すことにより様々な動きを設定できます。

その設定が剣士にとって訓練になるような内容でないと、本当に意味のある戦闘訓練にはなりません。

無一郎が戦った緑壱零式の設定は、そこそこの剣士向けに設定されたものだったのでしょう。

そしてここでは、無一郎の鴉によって、無一郎が日の呼吸の使い手の子孫だということが分かっています。

次に無一郎が現れたのは、炭治郎と禰豆子が寝ているときでした。

鼻をつまんで炭治郎を起こす無一郎…笑

このやり取り、結構面白いですよね。

そして、その後の炭治郎の言葉に、無一郎が大きく反応を示しました。

このとき、一瞬だけ無一郎の目に光りが戻っています。

無一郎が反応した言葉は

「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなる」

という部分です。

これは後々出てくる無一郎の記憶、父の言葉と炭治郎の言葉が重なって起きた反応です。

しかし、すぐに我に返り、禰豆子のことを指摘しています。

禰豆子のことを鬼とまでは分かっていないようですが、前にも会ったことがあるような気がすると、少しだけ記憶にあるようです。

そんなとき、部屋の中に入ってきた半天狗。無一郎さえも、目視するまで気配に気付けなかった鬼です。

半天狗

すぐさま上弦の鬼だと判断した無一郎は「霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り」を出すものの、半天狗を仕留めるまでには至りませんでした。

そして、炭治郎、禰豆子と攻撃を続け、最後に無一郎が半天狗の首を落とします。

しかし、上弦は首を斬っても死なない可能性があるということに、炭治郎は気付いていました。

そして、炭治郎の危惧したとおり半天狗は死んでおらず、首と胴体がそれぞれ別の鬼となりました。

それを見た無一郎はすぐに斬りかかるも、可楽によって遠くに吹き飛ばされてしまいました。

人のため

吹き飛ばされた無一郎は、急いで炭治郎の元へ戻ります。

その道中、小鉄が玉壺の術に襲われているのを見かけます。

無一郎は小鉄のこともすっかり忘れているようで、一旦は子供ということで小鉄を見捨てようとしました。

しかし、そんなとき頭によぎった炭治郎の言葉。

さきほどの

「人のためにすることは、巡り巡って自分のためにもなる」

という部分です。

この言葉によって、無一郎は小鉄を助けることに決めました。

そして、玉壺の術が壺を壊せば解除されるとすぐに見抜き、術を解除しました。

助けられた小鉄は、無一郎のことを「昆布頭」と呼んでいます。

そして、無一郎のことを嫌いだったことも暴露しました。

普通の人間なら、助けた相手にこんなこと言われたら、少しくらいは腹が立つものです。

しかし無一郎は、そんなことに怒りを覚えても時間の無駄だと感じています。

何せ無一郎は、何よりも効率優先のリアリストですから。

そして小鉄は、鉄穴森と鋼鐵塚のピンチを無一郎に伝え、助けてほしいと懇願します。

それを断ろうとする無一郎でしたが、そこにお館様の記憶が頭をよぎります。

過去、鬼に襲われ死にかけていた無一郎は、記憶を失っていました。

しかし、お館様は必ず無一郎の記憶が戻ると言っています。

そして、それは些細な事がきっかけで戻るとも言っています。

その些細なきっかけというのが、先程の炭治郎の言葉だったのでしょう。

この記憶を思い出した無一郎は、小鉄や鉄穴森、鋼鐵塚を助けることに決めました。

このお館様の言葉ですが

「頭の中の霞を、鮮やかに晴らしてくれる」

という部分。

これは記憶のこと以外にも、何か意味があるのではないかと私は感じました。

無一郎は、日の呼吸の使い手の子孫です。

なので、ゆくゆく無一郎は日の呼吸を使うのではないかと私は考えています。

炭治郎のヒノカミ神楽のように無一郎も、霞の呼吸ともう一つの呼吸を習得するのではないかと。

それがお館様の言った言葉に隠されているのではないかと思いました。

「霞が晴れて日が出る」と捉えると面白いですよね。

そうなれば、炭治郎とのタッグも楽しみになりますよね。

この先上弦や無惨を倒すのであれば、無一郎の日の呼吸習得も、かなり重要な要素になるのではないでしょうか。

そして、小鉄を助けることを決めた無一郎ですが、少し迷いが生じています。

しかし、お館様に認められたということを自信に変え、決めたことをやり抜く決意をしています。

対玉壺

鉄穴森を助けた無一郎、その前に現れたのは、上弦の伍である玉壺でした。

趣味の悪い玉壺の作品に、怒りの表情を見せる無一郎。玉壺に斬りかかるも、なかなか仕留められません。

壺を斬られて怒った玉壺は、血鬼術の「千本針 魚殺」を発動します。

この術は、無一郎一人だけなら無傷で何とかできたとは思うのですが、無一郎は小鉄と鉄穴森をかばうため自分を犠牲にしています。

このような行動は、以前の無一郎なら考えられなかったでしょう。

そして、玉壺の血鬼術「水獄鉢」により、無一郎は捕らえられてしまいました。

玉壺の血鬼術は水の系統が多いようですね。

水獄鉢は刀で斬ることができず、水中のため呼吸もできません。これは呼吸を使う剣士にとっては致命的です。

無一郎は、肺に残った空気を利用し、最後の技を繰り出します。

「霞の呼吸 壱ノ型 垂天遠霞」

しかし、刃こぼれした刀では術を破ることができませんでした。

ここで無一郎は応援を期待しますが、それは絶望的な状況です。

そして、無一郎は自分が死んだら柱を二人頼むと願いました。

これって自分が死んだら二人柱を育ててくれという意味でいいのでしょうか?

無一郎は、柱二人分の力があるということでしょうか?

自分で言っちゃうところも、リアリストの無一郎ならではといったところでしょうか。

そして、諦めかけていた無一郎の前に現れたのは、炭治郎の幻影でした。

炭治郎の幻影は、今を諦めようとする無一郎を、何度も鼓舞し続けます。

そこに現れた小鉄。

小鉄は、攻撃されてボロボロになりながらも、水獄鉢に空気を入れようとするなど、無一郎を救うことを諦めませんでした。

それに感化されてか、とうとう無一郎の記憶は蘇り、「霞の呼吸 弐ノ型 八重霞」によって、水獄鉢を抜け出すことに成功しました。

過去

水獄鉢から抜け出す際、過去の記憶を思い出した無一郎。

両親は亡くなり、自分には兄がいたことも思い出しました。

兄の名前は有一郎。無一郎とは対照的な名前です。

有一郎は無一郎の名前を「無能の無」や「無意味の無」と皮肉っていました。

しかし、有一郎は死の直前、無一郎の無が「無限の無」であると言い直しました。

「自分ではない誰かのために、無限の力を出せる」

そういった意味の無限です。

これを有一郎の名前に置き換えると、有一郎の有は「有限の有」となります。限界が有るということです。

ただ、これは捉え方次第ですよね。有一郎の有は「有能の有」でもあるし「有意義の有」でもあります。

有一郎は、優しい無一郎を守るため、自分は強くいなければならないと考えていました。

そのため無一郎に優しくすることができず、余裕がなかったようです。

そしてこの兄の性格が、記憶を失ったあと、無一郎の性格のひとつとなりました。

一人称が僕のときと俺のときがあるため、僕のときは無一郎、俺のときは有一郎となるのかもしれません。

そして、無一郎の父についても少しだけ出てきています。

炭治郎と同じ赤い瞳。

赤いと言えば「赫灼の子」というキーワードがコミックス2巻で出てきていましたね。

赫灼の子とは、赤みがかった髪と目を持つ者のことで、火仕事をする家にそういった子供が産まれると、縁起がいいと喜ぶのだそうです。

炭治郎の家の竈門家は代々炭焼き職人の家系ですので、炭治郎が生まれた時には赫灼の子として喜ばれたのでしょう。

無一郎の父は杣人という職業で、林業、主に木を切る仕事をしていたようです。

なので、無一郎の父と炭治郎に直接的な関係はないように思えます。

でもやはり、日の呼吸という炭治郎と無一郎の共通点に、何も意味がないとは思えません。

私の予想では、二人は遠い親戚のようなものではないかと、今はぼんやりと考えています。

痣の発現

全てを思い出し、極限まで追い詰められた無一郎の体に、とうとう痣が発現しました。

特筆すべきはその数です。無一郎の痣は顔に3つ出ています。

そして、体にも出ているような気がします。

痣は血とよく似ているので、正直どれが痣なのか分かりにくいところではあります。

痣と血の違いをよく観察してみると、痣は色がハッキリしていて一部とがった箇所があるということ、血は色が薄い部分もあり、全体的に丸みを帯びているということが分かります。

顔の3つは確実に痣だとして、腕に出ているのは痣なのかどうか怪しいところです。

色の薄いものは血で間違いないと思うのですが、ひとつだけ色の濃いものがあり、これは痣の可能性もあります。

しかし、違うシーンではこれも色が薄くなっていますので、これも血で間違いないでしょう。

今のところ、腕に痣は無いように見えます。

私が注目しているのは痣の数なのですが、始まりの剣士と思われる人物は痣が一つ、炭治郎も痣は一つです。

黒死牟は痣が二つ。蜜璃は一つ?

私は最初、痣の数が多いほど強いのかなとも思いましたが、よく考えたら始まりの剣士が弱いとは考えられませんよね。

痣はバランスを考えて描かれているだけで、「痣の数」というのに特に意味はないのかもしれませんね。

霞の呼吸

痣を発現した無一郎は、霞の呼吸を駆使し玉壺を追い詰めます。

繰り出した技は

「伍ノ型 霞雲の海」
「陸ノ型 月の霞消」
「参ノ型 霞散の飛沫」

そして玉壺の頸を斬った「漆ノ型 朧」です。

鉄井戸の書きつけ通りに鉄穴森が作った刀と、今回発現した痣で、無一郎の技の威力は切れ味を増しているように見えます。

そしてとうとう無一郎は、玉壺を倒しました。

手負いでボロボロの無一郎が上弦を倒したというのは、もはや異常事態。

しかし玉壺を倒した直後に、無一郎は毒により倒れています。

意識が朦朧とするなか無一郎が見たのは、父や母、家族の姿でした。煉獄も出てきていますね。

父にも兄にも認められ、涙を流す無一郎でした。

本当の無一郎

過去の記憶を思い出した無一郎ですが、今の無一郎はどのような性格になっているのでしょうか?

記憶が戻る前は、自身でも兄の有一郎のようだったと語っています。

一人称が僕や俺に変わるのも、その影響だったようです。

ですが、記憶を取り戻してからも、僕と俺という一人称は混同しています。

玉壺との悪口合戦でも、有一郎の毒舌具合が出ています。

なので、記憶を取り戻したからといって、昔の優しい無一郎に戻ったというわけではなく、未だ新しい無一郎と兄の性格が合わさって存在しているようです。

昔の優しい無一郎に戻るのもいいのですが、戦闘のことも考えると今の無一郎のほうが有利になるでしょう。

私は今の無一郎の性格のほうが、味があって好きです。

炭治郎との関係

炭治郎と無一郎は、柱稽古を通じて再会しました。

無一郎は本当に炭治郎のことが気に入ったようで、笑顔全快で対応しています。

これは優しい無一郎ですね。

そして、他の隊士には冷たい表情…笑

これは兄の有一郎でしょうか。

無一郎と炭治郎、これは名コンビとなりそうな予感がします。

二人が共闘する場面があるとするなら、上弦の壱か無惨相手になるでしょう。

日の呼吸使いという点から、上弦の壱とも関係がありそうですし、無惨の天敵ともなりえます。

今後の展開が楽しみですね!

まとめ的なもの

今回時透無一郎という人物を振り返ってみましたが、実に面白いキャラクターですよね。

今のところ体も無事そうですし、痣も発現してかなりパワーアップしています。

あとは日の呼吸を使えるようになると、最終決戦あたりまで活躍してくれるのではないでしょうか。

まだまだ若いキャラクターなので、今後の成長にも期待が高まります。

無一郎が好きな方は、ぜひコメント欄で教えてくださいね♪

それではまた♪

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