五条悟・夏油傑 死亡確定
呪術廻戦236話で、宿儺の世界を断つ斬撃により胴体を真っ二つにされ死亡した五条悟。現在(239話時点)の状況では生存・復活の可能性はないとみられる。
五条悟が死亡した236話の冒頭では、死後の世界と思わしき場所が描かれた。そこには夏油傑・七海建人・灰原雄・夜蛾正道・天内理子・黒井美里の姿があった。全員もれなく死亡した人物だ。
夏油傑の肉体は羂索が乗っ取っているため、五条悟が生きていれば、まだ夏油復活の余地はあると考察していた。しかし、死後の世界で二人が共演したということは、あれが最期の共演とみていいと思う。
五条悟なき今、夏油傑だけ復活というのは考えにくい。二人の間のドラマが何もない上に、夏油傑は復活しても居場所がない。作者が今後そのようなストーリーを描くとは思えない。
夏油傑 復活の可能性
五条悟復活の可能性は極めて低い。しかし、夏油傑においては限定的な復活はあるかもしれない。考察のポイントは以下の通り。
- 夏油傑の肉体はまだある
- 羂索に抵抗する様子をみせた
- 作者の意味深なコメント
夏油傑の肉体はまだある
一度死んだとはいえ、夏油傑の肉体は存在し続けている状態。理論的には夏油の脳を移植すれば動くはず。「肉体は魂であり、魂は肉体」という羂索の見解もあった。それが正しければ、『夏油傑は肉体も魂もまだ存在している』ということになる。
羂索に抵抗する様子をみせた
91話で五条悟の呼びかけにより、夏油の右手が羂索の首を絞めるという場面があった。この現象から『夏油傑の意志はまだ完全に死んでいない』と考えることもできる。肉体が魂であるなら、肉体が滅びるまでは魂も存在しており、そこに意志が残されているのかもしれない。
作者の意味深なコメント
『首がもげたトンボが動いたみたいなアレ』
作者は前述の夏油の抵抗を、このように語った。昆虫は頭にある脳神経節だけで動く生き物ではなく、頭が取れても他の神経節で動くことができる。
ただ、触覚や目がないため何も見えず、口がないため食べられず餓死する。また、頭の脳神経節がなくなることで抑制が効かなくなり、いわば暴走状態になるそう。
以上を踏まえて作者のコメントをみると、このように解釈できる。夏油傑をトンボなどの昆虫と仮定する。
- 頭の脳神経節がなくても、肉体と魂という他の神経節で生き続ける。
- 少しの間生き延びるが、やがては死ぬ。
夏油傑は羂索に乗っ取られた後も、肉体と魂のみで暫くは生き続けた。少なくとも、五条悟の呼びかけに応えた時までは。しかし、それ以降のどこかで完全に死亡した。そして、死後の世界に現れたことで死亡の確定、復活の可能性がないことを示唆している。私はそう結論付けました。
まとめ
五条悟と夏油傑はどちらも完全に死亡した。共に復活の可能性はない。
五条悟の復活は、物語のパワーバランスを大きく狂わせるため可能性は極めて低い。
夏油傑はしばらく肉体と魂・意志があったが、すでに完全に死亡しており、死後の世界に登場でそれが確定した。