テレビアニメ 鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 第3話
4月のPVから特に音沙汰のないアニメ『鬼滅の刃』。
そろそろ痺れを切らし始めたファンの方も多いのではないでしょうか。
さて、今回もアニメ第三期・刀鍛冶の里編の放送内容と見どころをご紹介していきます。
放送開始前に、刀鍛冶の里編の注目ポイントを押さえておきましょう。
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あなたがアニメ刀鍛冶の里編、第3話に期待することを、是非コメント欄で教えてください。
では参ろう。
アニメ第3話の構成
まず初めに、アニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編第3話の構成について考察します。
第2話の放送終了は、おそらく縁壱零式登場で幕を閉じるはず。
そうなると、第3話の始まりは原作12巻の第103話からです。
103話から描かれるのは、少年漫画における修行回。
縁壱零式というかつてない強力な稽古相手に立ち向かい、炭治郎がパワーアップするための回です。
修行回が続くのは、105話の中盤まで。
105話後半からは、いよいよ上弦の鬼2名が刀鍛冶の里に襲来します。
アニメとしての区切りの良さで考えると、修行回である103話から105話を丸々描きつつ、上弦の鬼が襲来したところで引く、という形が最も収まり良さそうです。
縁壱零式と小鉄少年
103話冒頭は、縁壱零式と時透の訓練を背景に、縁壱零式の説明が入るパートです。
絡繰人形の顔に、どうにも違和感を感じる炭治郎。
それもそのはず、縁壱零式のオリジナル・継国縁壱は炭治郎と関わりが深い人物であり、”ヒノカミ神楽”こと”日の呼吸”の使い手です。
さて、そんな縁壱零式は、縁壱の人間離れした動きを再現するため、6本の腕が取り付けられているとのこと。
制作時期は戦国の世であり、事細かな記録は残されていないようです。
技術についても詳細が残っていないため、もし壊れてしまった場合、直すことができないとのこと。
縁壱零式の所有者である小鉄は、父親を急に亡くしており、兄弟もいません。
だからこそ、自分がしっかりしなければならない、と強く考えているようです。
時透無一郎の出自
縁壱零式と小鉄の紹介パートが一通り終わると、次は時透無一郎の紹介が入ります。
縁壱零式と互角に立ち回る時透をみて、思わず感心してしまう炭治郎。
時透の鎹鴉いわく、時透は”日の呼吸”の使い手の子孫とのこと。
才能に裏打ちされた実力は本物であり、だからこそ刀を握って数ヶ月で柱にまで上り詰めることができたようです。
炭治郎と縁壱
時透の鎹鴉との問答の末、縁壱零式への既視感の正体に勘付いた炭治郎。
それは、彼がかつてみた夢でした。
非現実的な炭治郎の答えに、平然と毒を吐く鎹鴉。
一方の小鉄は、炭治郎の”夢”に対し、「記憶の遺伝」ではないかと伝えました。
刀鍛冶の里では、姿形だけでなく、記憶も遺伝するのだという言い伝えがあるようです。
縁壱零式の真実
記憶の遺伝のまとまりが終わると、場面は再び時透と縁壱零式へと戻ります。
作中で既に明かされた通り、壊されれば直すことができない縁壱零式。
時透は、そんな縁壱零式に刀を打ち込み、一部を大きく破損させてしまいました。
訓練中の出来事とはいえ、一族によって大切に受け継がれてきた絡繰人形のあられもない姿を見て、小鉄は逃げ出してしまいます。
追いかけた炭治郎は、木の上にうずくまる小鉄を説得。
「今できないこともいつかできるようになるから」と小鉄を奮い立たせました。
炭治郎の真っ直ぐな瞳と言葉は、小鉄少年の心に刺さり、彼に縁壱零式と時透の訓練を見届ける覚悟を抱かせました。
訓練は夜まで続くはずだという小鉄は、それまでに心の準備をすると零します。
しかし、それから程なくして、小鉄と炭治郎の真横を徒歩で通り抜ける時透。
夜まで続くはずだった訓練は、比較的早い段階で終わってしまったようです。
その後、小鉄の心情に呼応するように雨が降り出しました。
森の中には腕が折れ、顔の内部が露出した、哀れな姿の縁壱零式の姿が。
それを見て立ち尽くす小鉄。
炭治郎は、そんな小鉄に声をかけ、まだ動くかどうか確認すべきだと諭します。
小鉄が動作を確認した結果、動き出した縁壱零式。
悲しみを怒りに変えた小鉄は、炭治郎を時透よりも強い剣士にすべく、縁壱零式を用いて修行を行うことに決めました。
炭治郎の修行パート
縁壱零式を用いた修行は、壮絶なものでした。
時透によって腕が一本減ってしまったため、全盛期よりは劣っているはずの縁壱零式。
しかし炭治郎にとっては、それでもなお強過ぎる練習相手であり、命の危機すら覚えはじめます。
一方の小鉄は、時透の横暴によって生来の毒舌キャラを取り戻し、鬼のような厳しさで炭治郎の修行を監督。
”分析上手”という特技をフルに活かし、炭治郎を効率的に鍛え上げます。
そんな小鉄が受け継いだ縁壱零式は、寄木細工のような側面を持っていました。
縁壱零式は、決められた手順で決められた動きを行うことにより、動きの型を変えることができるのです。
つまり、縁壱零式との訓練を効率的かつ有意義に行うためには、持ち主と共に訓練を行う必要があります。
小鉄の調整を終え、再びはじまった炭治郎の訓練。
前述のように分析力は高い小鉄ですが、剣術指導に関してはズブの素人です。
だからこそ、小鉄の指導は、人間の限界を度外視した危険なものでした。
スパルタを極めた訓練内容は、言われた通りにできなければ水も食料も与えられないという、現代であれば一発アウトのものです。
スポーツ強豪校もびっくりの訓練方法により、三途の川を渡りかけた炭治郎。
しかし、そんな死線を潜る体験が奏功し、なんと炭治郎は、動作予知能力の獲得に至りました。
それ以降、縁壱零式の動きを的確に捉えることができるようになった炭治郎。
縁壱零式の隙を見つけた炭治郎は、渾身の一撃を振り抜こうとします。
小鉄の「壊れてもいい!! 絶対俺が直すから!!」という声がけにより、炭治郎は迷わず剣を振り抜きました。
謎の刀と鋼鐵塚蛍
炭治郎が渾身の力を込めて打った一撃は、縁壱零式の頭部を破壊します。
そして、砕けた体の中からは、戦国時代のものと思しき刀が姿を表しました。
興奮のあまり、その場の2人は思わず過呼吸に陥ります。
そんな中、小鉄の勧めにより、刀を抜いてみることにした炭治郎。
質が良いという戦国時代の刀を前に、2人はドキドキワクワクを隠せません。
しかし、いざ刀を抜くと、刀身が錆びてしまっていました。
大きな期待を胸に刀を抜いた分、落差によって大きく落ち込んでしまった炭治郎。
ここで現れたのが、炭治郎担当の刀鍛冶・鋼鐵塚でした。
はち切れそうな筋肉を携えて登場した鋼鐵塚。
見事に引き締まった肉体は、弱い鬼であれば拳一つで倒してしまえるのではないかと思わせるほどのものです。
後からやってきた鉄穴森曰く、鋼鐵塚は山にこもって修行をしていたとのこと。
パワーアップを果たした鋼鐵塚は、縁壱零式から現れた錆刀を預かり、研磨を申し出ます。
こうして炭治郎は、研ぎ上がりを待つべく、あと3日間里に滞在することとなりました。
玄弥の歯
里の宿に帰り、1日の出来事を玄弥に伝えた炭治郎。
急に距離を詰め出した炭治郎に対し、玄弥は「知るかよ!!」とやや困惑した表情で拒絶します。
そんな中、大きく口を開いた玄弥を見て、炭治郎はあることに気がつきました。
それは”歯”です。
里の温泉で見かけた際、前歯が抜けていたはずの玄弥。
しかし、現在の玄弥には、全ての歯が生え揃っています。
指摘された玄弥は「お前の見間違いだろ」とはぐらかしますが、炭治郎は玄弥の歯を保存していました。
現時点では明らかにならなかった、玄弥の異常な再生能力。
その正体は、刀鍛冶の里編の中盤以降で明らかになります。
脅威、襲来
炭治郎と玄弥のパートが終わり、場面が切り替わります。
綺麗な三日月の下、湯上がりの刀鍛冶が一人。
そんな彼の行先には、なんの変哲もないツボが一つ。
刀鍛冶が壺に手を伸ばすと、たちまち中へと吸い込まれてしまいました。
しばらくした後、大量の水と共に変わり果てた姿で吐き出されてしまった刀鍛冶。
壺の中からは、上弦の伍・玉壺が登場しました。
付近の屋根の上には、上弦の肆・半天狗の姿もあります。
刀鍛冶の里に、前代未聞の脅威が差し迫っていました。
第3話は盛り上がりが薄め?
以上、刀鍛冶の里編第3話で放送されるであろう内容についてご紹介しました。
3話のストーリーのメインは、炭治郎の修行回。
そして、それに付随する形で、縁壱という人物や時透無一郎についての掘り下げが散りばめられています。
また、原作105話の最後、つまりアニメ第3話の最後には、いよいよ上弦の鬼が登場。
これから描かれる激しい戦闘に向けて、ストーリーが徐々に盛り上がりを見せ始めます。
やや盛り上がりに欠けるアニメ第3話の内容。
しかし、今後の盛り上がりを強く印象付けるためにも、ストーリーに緩急は必要です。
また、作品の根幹に関わる”縁壱”や”日の呼吸”についての情報が出た、という意味でも、第3話の働きは大きいと言えるでしょう。
甘露寺蜜璃の隊服
アニメ第3話で描かれるであろう原作103話から105話には、甘露寺蜜璃が一切登場しません。
それもそのはず、一足先に刀の研磨が終わった甘露寺は、既に刀鍛冶の里を後にしているからです。
一方で、原作102話と103話に挟まれたおまけ漫画では、甘露寺の隊服にまつわる描きおろし8コマ漫画が掲載されています。
ストーリーに関わる内容ではないものの、小ネタとしては面白い内容ですから、アニメ最後の大正コソコソ噂話のネタとして使われる可能性が高そうです。
時透無一郎の強さ
縁壱零式の解説に紛れて、サラッと明らかになった時透の出自。
全ての呼吸の始原たる”始まりの呼吸”を用いた剣士の子孫である時透は、血筋に負けない圧倒的な強さを持っています。
”始まりの呼吸”とは、つまり炭治郎が用いる”ヒノカミ神楽”こと”日の呼吸”。
未だ明らかになっていない要素の多い呼吸ですが、続くストーリーで重要な要素となってくることは間違いなさそうです。
鬼殺隊にとってこの上ない血糖のもとに生まれた時透。
今後の活躍に大きな期待がかかります。
縁壱零式という名の対鬼決戦兵器
実在した鬼狩り・継国縁壱を再現した絡繰人形の縁壱零式。
戦国時代に作られたという縁壱零式は、現時点では途絶えてしまった技術が用いられているようです。
腕を6本に増やすことで継国縁壱の動きを再現した縁壱零式は、戦国時代の産物としてはどう考えてもオーバーテクノロジー。
ともすれば、現代でも実現が不可能であるように思われます。
さて、ここで気になるのが、”そんな縁壱零式を実戦投入した時に起こること”です。
本物の縁壱には圧倒的に劣りつつも、柱を相手にまともな訓練相手として機能するという点を考えれば、下弦の鬼程度であれば瞬殺してしまうのではないでしょうか。
訓練相手の柱は、上弦の伍を単騎で倒してしまった霞柱・時透無一郎。
もし戦国時代に縁壱零式を量産することができるだけの技術力、人的資源が揃っていれば、鬼殺隊はとうの昔に鬼を根絶させていたかもしれません。
本編ではあくまで訓練用としてしか登場しなかった縁壱零式ですが、実戦投入されている様子も見てみたかったものです。
まとめ的なもの
以上、アニメ『鬼滅の刃』第3期・刀鍛冶の里編第3話のストーリー展開を予想しつつ、見どころや注目ポイントについてご紹介しました。
刀鍛冶の里編は、当サイトが予想する構成通りに進んだ場合、4話から指数関数的な盛り上がりを見せます!
最終話までノンストップと言ってもいい盛り上がりを前に、備えておく必要がありそうです。
アニメ第3期を巡っては、放送時期や構成の考察、魅力の発信なども行っていますので、他の記事も是非チェックしてみてください。
今回の記事はここまでとなります。
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それではまた♪