鬼滅の刃

【鬼滅の刃】時透無一郎のすべて|短くとも幸せな人生【きめつのやいば】

2021年4月26日

時透無一郎の総まとめ

みなさんこんばんは。今回は「時透無一郎」についての総まとめです。みなさん大好き時透無一郎。可愛くて、かっこいい。アニメ・刀鍛冶の里編が本当に待ち遠しい。今回はそんな時透無一郎について、僕なりに全てをまとめてみました。

プロフィール

霞柱・時透無一郎。誕生日は8月8日。年齢14歳。身長は160センチ、体重は56キロ。出身地は景信山。趣味は紙切りと折り紙。死ぬほど飛ぶ飛行機が作れるそうです。好きなものはふろふき大根で、声優は河西健吾さんです。

腰に届くほどの長髪で、髪の先が綺麗な青のグラデーションになっています。ロップイヤーのような特殊な髪形で、ツーサイドアップとも言われます。雰囲気が中性的で、そこが無一郎の人気の秘密でもあります。

初登場の秘密

無一郎は、アニメ1期の柱合裁判にて初登場。炭治郎の裁判にはこれといった興味を示さず「あの雲の形なんて言うんだっけ」「すぐに忘れるから」と、どこかうつろな表情を浮かべていました。

これは本当に裁判に興味が無いというわけではなく、本当に忘れてしまうため知っても仕方がない、という気持ちだったのでしょう。
そして、それを周りも理解していたのだと思います。普通なら、ボケッとしてるだけで実弥に怒られそうなものです。

しかしそういった様子がなかったのは、無一郎の過去をみんなが知っていて、理解していたから。特に実弥は、鬼によって家族を失ったという点で、無一郎の気持ちが痛いほど分かる人物ですから。

無一郎には、過去の記憶がありません。このあたりは詳しく後述します。

普段はうつろな表情をしている無一郎ですが、感情がないわけではありません。炭治郎と実弥がもめた時「お館様の話を遮ったら駄目だよ」と、少しだけ怒りの表情を見せていました。

この時無一郎は、炭治郎に玉砂利をぶつけて場を制しました。指弾術のようなものを使っているようなのですが、ここで無一郎の握力の凄さが分かります。

無一郎は、指で玉砂利にヒビを入れているのです。指で玉砂利にヒビを入れるとは、なんともすごい握力です。

柱の腕相撲ランキングでは7位の無一郎ですが、握力で言えば相当なものを持っています。実はこの握力こそが、後の赫刀発現に繋がっていったのでしょう。

無一郎は黒死牟戦で、赫刀を発現しました。あれは死の淵に追い詰められた状態での、万力の握力と伊黒小芭内は言っていました。しかしそれだけではなかったということが、この初登場で砂利にヒビを入れた握力から、分かるような気がするのです。

性格の秘密

無一郎が大活躍する、刀鍛冶の里編。2021年4月現在はアニメ遊郭編の放送前なので、刀鍛冶の里編はもう少し先です。本当に待ち遠しい。記憶のない無一郎の基本理念は、合理的で正しい選択を取るということでした。そのため邪魔をする者には容赦がない。

「一人を守って時間を浪費するよりも、数十人の命を守る方が先」「責任の重い柱と、それ以外の人間との時間の重さは平等ではない」

どこか機械的で無感情だった無一郎は、炭治郎いわく「正論だけど配慮に欠けていて残酷」とのこと。天然の義勇さんとはまた違うタイプのコミュ障。

しかし無一郎に悪意というものはなく、本当に心からお館様の期待に答えたいと、鬼殺隊の理念に則った行動をしていただけなのです。

そのため、匂いで感情が読み取れる炭治郎も、無一郎からは悪意を一切感じていません。辛い過去による後遺症の一つとして、感情の欠如・人への感情も薄れていたのです。

公式ファンブックでは、無一郎が元からぼんやりした性格だったことが明かされています。ぼんやしりしていながらも、強かで神経が図太い性格だった。

鬼殺隊に入る前から、嵐が来ようが雷が落ちようがどこでも寝れるし、食欲が無くなることもなかったそうです。無一郎は、記憶をなくしてからこの性格になったのではなく、元からぼんやりしていたし、元から図太い神経をしていたのです。

初登時の言動や、刀鍛冶の里編での何事にも動じない様子。そして柱稽古の時の言動や、黒死牟と対峙した時の冷静さなども、無一郎の強かで図太い性格というのがよく表れています。

また、無一郎の一人称は、僕と俺が混在しています。このあたりも、後の項目で詳しく触れましょう。

記憶喪失

無一郎は、過去の悲劇から頭に霞がかかったように、物事をすぐに忘れてしまうという後遺症を患っています。

記憶は海馬を通じて短期記憶・長期記憶へと仕分けされていきます。無一郎の場合はそこに何かしらの支障をきたしていた可能性があります。

これは一種の自己防衛本能。過去の辛い記憶を思い出し、心が壊れてしまわないように、無一郎の脳が自己防衛本能を働かせたのです。

お館様はそこを分かった上で「自分の信じた道を進めば失った記憶は必ず戻る、心配いらない」と無一郎を励ましていました。

無一郎は記憶を失っても、鬼への怒りは忘れたことがありません。心を守る自己防衛本能と、忘れられない怒り。

そういった感情が交錯しながらも、無一郎はお館様の言葉を心の支えに、必死で鍛錬し鬼殺隊になり、たった2か月で柱まで上り詰めてしまいました。

天賦の才?

無一郎ほど、恵まれた血筋の柱はいません。兄弟とはいえあの縁壱の兄である、継国厳勝の血が混じっているのですから。

だから刀を握ってたった2か月で、柱になることができたのでしょう。実はこれ、ものすごい事なのです。

刀を握って2か月です。たった2か月で、最終選別を突破できるレベルまで体を鍛え上げ、そこから階級をほとんどすっ飛ばして、柱になっていると思われます。

普通なら早くても、2か月で最終選別を突破できたらいい方でしょう。悲鳴嶼さんですら、柱になるのに1年です。しかも無一郎は、まだまだ成長期の段階でこの早さです。

しかしこれは、血筋という一言だけでは片づけられません。無一郎の努力の凄さもあります。死の淵を見た無一郎だからこそ、できた偉業なのでしょう。

無一郎も小芭内も炭治郎も、鬼滅の刃では死の淵に覚醒するといったシーンが何度もありました。それを無一郎は、柱になる際にも発揮したのでしょう。

日の呼吸?

鎹烏は無一郎のことを、日の呼吸の使い手の末裔と言っていました。しかしここは難しい問題です。継国厳勝は日の呼吸を使えていないからです。なので正確には、「無一郎は月の呼吸の使い手の末裔」となるのでしょう。

縁壱に子供がいたわけではないので、日の呼吸の使い手の末裔は、間接的に炭治郎となります。そう考えると「日の炭治郎と月の無一郎」とも考えることができます。

これが実は、他にも関連するところがあるのです。それが分かるのが、この118話の表紙。右の炭治郎は目が日輪のような形。対して左の無一郎の父は、日食のような形をしています。

これは面白い。まさに日の炭治郎と、月の時透家。無一郎の霞の呼吸にも、月に関する名前のものがいくつかあります。そちらもやはり、月の呼吸の使い手の末裔を意識したものなのでしょう。

無一郎は縁壱クラスになれたのか?そういった話題もありましたが、実はそうはならなかったと思います。

縁壱は唯一無二の存在。継国厳勝が憎悪を抱くほど嫉妬した相手。無一郎は厳勝クラスにはなれても、縁壱クラスまでとはいかなかったでしょう。それは、日の呼吸を受け継いだ炭治郎も同じです。

霞の呼吸

無一郎の刀は白色、霞の呼吸を使います。作中で登場したのは、壱から陸ノ型です。

壱ノ型・垂天遠霞(すいてんとおがすみ)
弐ノ型・八重霞(やえがすみ)
参ノ型・霞散の飛沫(かさんのしぶき)
肆ノ型・移流斬り(いりゅうぎり)
伍ノ型・霞雲の海(かうんのうみ)
陸ノ型・月の霞消(つきのかしょう)
漆ノ型・朧(おぼろ)

霞の呼吸は、使用時に霧のようなエフェクトが出ます。これは本当に霧の効果があるのかというと、そこは不明です。月の呼吸にはエフェクトによる攻撃判定がありましたが、あれはそもそも血鬼術だったという話もあります。

無一郎は、柱の俊足ランキングで7位と下位にはなりますが、霞の呼吸肆ノ型・移流斬りは、他に負けず劣らず速度の速い技です。

この技は半天狗や黒死牟相手に、そして無惨に対しても使おうとしていました。とにかく先手を取りたいときに、出す技が移流斬りです。

そして先ほども触れた、月が名前に入った月の霞消や、月へんが付く朧なども、無一郎らしくて魅力的な技です。アニメの作画に期待です。

装備の秘密

無一郎の日輪刀は白色。刀身には悪鬼滅殺と彫られています。これは元々、鉄井戸という老人が制作した刀です。

鉄井戸は無一郎を柱として扱わず、家族も記憶も失った天涯孤独な子供として扱い、無一郎の境遇や性格について理解を示していました。鉄井戸は無一郎の刀から、すべてを悟っていたのです。

鉄井戸は自身が老い先短い事を悟り、後の刀匠である鉄穴森へ手記を遺していました。鉄穴森はその通りに刀を打ち、玉壺戦で無一郎に新しい刀を渡します。

そして、その刀で玉壺を討伐。鉄穴森が打った刀は、無一郎が最後の最後まで使い続ける、愛刀となりました。無一郎が刀を赫刀にできたのも、鉄井戸さんから受け継がれた、しっくりくる刀だったからなのかもしれない。

無一郎の隊服は、柱にしては珍しく、通常の鬼殺隊士と同じく背中に滅という文字が書かれたもの。脚絆もつけておらず、全体的にダボついた容姿になっています。

これにはきちんと理由があります。公式ファンブックによると、わざと大きな隊服を着ることにより、手の長さや向き、関節の向きなどを分かりにくくしている、という意味があります。

そうすることで、間合いや次の動作を悟らせなくするのです。反面蜜璃や天元などは、腕や足がもろに出ているので、そこが不利に働くこともあるでしょう。合理的な無一郎らしい選択です。

鎹鴉の秘密

無一郎の鎹鴉にも、一つドラマが隠されています。無一郎の鴉は、鎹鴉には珍しいメスの鴉で、名前は銀子と言います。まつ毛が長い特徴があります。

少し嫌味な言い方をするけど、無一郎のことを誇りに思っており「あの子は天才」といい意味で親バカな鎹烏です。

実は炭治郎の鎹鴉と仲が悪く、銀子が彼を下っぱと罵り、それに対抗するように炭治郎の鎹鴉は、銀子をまつ毛ブスと呼んでいます。

炭治郎は、無一郎の匂いには悪意がないと言っていましたが、銀子には悪意があると言っていました…w

銀子は、無一郎が死んだことで元気をなくし、やせ細って具合を悪くしてしまいました。そこを炭治郎の鴉が慰め、なんと二羽は夫婦になったそうです。憎めない銀子。

かなしい過去

時透無一郎は、山の中に住む杣人の家に生まれます。父母と兄の有一郎の四人で暮らしていました。しかし無一郎が10歳の時、両親が亡くなってしまいます。そして、兄の有一郎と二人で暮らすことになった無一郎。

有一郎は「情けは人のためならず。誰かのために何かしてもろくなことにならない」と言い、無一郎は「ちがうよ、人のためにすることは、巡り巡って自分のためになるって意味だよ」と言いました。

こういった意見の食い違いで、二人の仲はよくありませんでした。これは仕方ない部分もあります。

無一郎と有一郎の父親は、嵐の中病気の母親を助けるため薬草を採りに出かけましたが、最後は二人とも亡くなってしまったのです。この事件があり、有一郎は人のために何かしてもろくなことにならないと、そう強く思うようになったのです。

10歳の子供です。そう思い込んでしまっても仕方がありません。しかし有一郎の本心は、本当は少し違ったものです。本当は、無一郎を守るために強くあらなければいけないと、そういった想いが強かったのです。

だからあまね様も追い返した。人と関わるとろくなことにならないと思っていたから。そして、本当は無一郎と静かに暮らしたいと、そうも思っていたのではないでしょうか。

有一郎は悔いていました。自分には余裕がなく、無一郎に優しくしてやれなかったこと。しかし、この有一郎の無一郎を想う気持ちは、決して無駄にはなっていません。

無一郎は、瀕死の状態になり記憶をなくしてしまいました。その際兄のことも忘れてしまっています。

そして、ぼやけた記憶の中の有一郎が、まるで自分なのではないかと、そう錯覚しています。そのことで、無一郎は一人称が僕になったり俺になったりしていたのです。

そして、記憶を取り戻した無一郎は、そこで初めて兄の有一郎の存在を思い出します。無一郎はこう思ったそうです。

「記憶をなくしていた時、兄が僕を守ってくれていたようで嬉しかった」

とても感動的な話です。兄の強さは、記憶をなくし辛かった無一郎を陰で支えていたのです。有一郎は死の間際にこう言いました。

「無一郎の無は無限の無なんだ」

「お前は自分ではない誰かのために、無限の力を出せる選ばれた人間なんだ」

この言葉によって、無一郎は痣を発現。目にはハイライト、光が戻りました。この有一郎の最期の言葉は、煉獄杏寿郎の心を燃やせに匹敵するほどの、偉大な言葉です。

短い命

兄との別れは11歳の時。あまね様たちの救出により、無一郎はなんとか一命を取りとめます。そこからどれくらい眠っていたのかは不明です。

起きてからはひたすら鍛錬し、刀を握ってたった2か月で柱に昇格。そして柱として、どんどん成長を遂げていった無一郎。まだまだ成長の余地は無限大でした。

刀鍛冶の里編で、炭治郎の言葉をきっかけに徐々に記憶を覚醒。そして有一郎との記憶により、痣を発現。

そして、黒死牟との戦いへ。そこでは死の淵に立たされながら、透き通る世界、赫刀を発現。呼吸以外のブーストスキルを、全て手に入れたのです。しかし、惜しくも黒死牟戦で殉職。ようやく真の力に目覚めたというのに…。本当に悲しい。

でも、無一郎に悔いはありませんでした。最後の有一郎との回想。無駄死にだと言う有一郎に対し、無一郎はこう言いました。

「僕は、幸せになるために生まれてきたんだ」

「僕は幸せだった、家族四人で暮らしていた時も」

「一人ぼっちになってから、つらいことや苦しいことがたくさんあったけど、仲間ができて、僕は楽しかった。また笑顔になれた」

「幸せだと思う瞬間が、数えきれない程あったよ」

「それでも駄目なの?僕は何からも逃げなかったし、目を逸らさなかった」

「仲間のために命をかけたこと、後悔なんてしない」

無一郎は自分が生まれ持った「人のために」という想いを、最後の最後まで貫き通しました。そしてこうも言いました。

「無駄死になんて言わないで。他の誰かになら何て言われてもいい」

「でも兄さんだけは、そんな風に言わないでよ」

有一郎は、無一郎に死んでほしくなかった。その気持ちを兄として、涙を流しながら伝えた。有一郎だって本当は分かっています。無一郎は人のために無限の力を出せる弟なのだと。でもやっぱり、無一郎が死んでしまったことが辛かったのでしょう。

無一郎の回想は、他とはまた違う、悲しい描写となっています。どうか二人天国で、ゆっくり話をしてほしい。そう思います。

まとめ的なもの

無一郎の最期の回想では、11歳で時が止まっている有一郎と、14歳の無一郎という描写が描かれています。この身長差は、無一郎の成長を表しています。

無一郎は本当によくやりました。14歳の精神力とはとても思えない。もしも20歳の時透無一郎が生きていたら、どこまで成長できていたのでしょう。

そのあたりも気になりますが、無一郎の力は、鬼を滅ぼす重要な一手となりました。無一郎がいなければ、黒死牟との戦いもどうなっていたか分かりません。

そして最後に、鬼滅の刃23巻の無一郎からのメッセージについてお伝えします。

「幸せは長さではない。見てほしい。私のこの幸せの深さを」

この言葉。まさに無一郎にピッタリの言葉です。14歳という短命ながらも、幸せの深さは誰にも劣っていない。僕たちも、無一郎を見習いませんか?幸せは長さではない。深さなんだと。一つ一つの出来事を深く感じ、幸せをかみしめる。

僕もたまにそう意識することがありますが、そういった意識の積み重ねは、後から心身ともに影響を及ぼしてきます。

というわけで、今回は時透無一郎について、語れるだけ語ってみました。みなさんも無一郎について、コメント欄で熱く語ってください。それではまた♪

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