鬼滅の刃 柱稽古編8話・最終話にて、柱と炭治郎が 無惨に向けて繰り出そうとした技について。
あの時それぞれが、どのような技を繰り出そうとしたのかについて、ご紹介したいと思います。
柱稽古編8話・最終回
柱稽古編最終回にて、鬼舞辻無惨がお館様を襲撃。
お館様はあえて無惨と対峙することを選び、ここから始まる 無惨討伐の戦略の一手を打ちます。
自身のみならず、妻と子供、屋敷ごと巻き込んだ大爆破。
突然の大爆発により、さすがの無惨もまともにダメージを受けてしまいます。
爆薬の中には、無惨の再生を遅らせるための 撒菱も仕込まれていました。
少しの間、再生に手こずる無惨。
そこに、愈史郎のフダで隠れていた珠世が出現。
無惨の体内に、珠世としのぶが共同開発した薬を打ち込みます。
実は珠世の真の狙いは、無惨に薬を吸収させることでした。
また、最初の攻撃に浅草の血鬼術を選んだのは、浅草の血鬼術を吸収させるため。
浅草の人の血鬼術は、体内で棘が細かく枝分かれしており、簡単には抜けません。
無惨なら吸収するはず。
そう思い、珠世は浅草の人の血鬼術で拘束した上で、そこに薬を打ち込んだのです。
そして、作戦は見事に成功。
浅草の人の血鬼術を 無惨が吸収するタイミングで、薬ごと吸収させることに成功しました。
そして次に現れたのは、これまた愈史郎のフダで隠れていた、岩柱・悲鳴嶼行冥。
一瞬の隙をついての 頭部への一撃。
無惨の頭は吹き飛びます。
しかし、無惨は頸を斬っても死にませんでした。
進撃の巨人のような再生を見せ、頭部を復活させた無惨は、行冥に向けて血鬼術を発動。
それを行冥は、岩の呼吸でしのぎます。
そこに、続々と到着する柱、そして炭治郎。
行冥の「あいつが無惨だ!」という号令と共に、それぞれの技を繰り出していく柱、炭治郎。
今回の本題は、ここの技の詳細についてです。
霞柱・時透無一郎
無一郎が繰り出そうとしたのは、肆ノ型・移流斬り。
これはもう、アニメでもおなじみの技。
半天狗や、玉壺の生み出した鬼に向けて使用していました。
この技については、いち早く攻撃を繰り出したい場面で使用されています。
おそらく無一郎の考えとしては「誰よりも早く無惨を斬りたい」という想いがあったのではないでしょうか。
ちなみに移流斬りの名前の由来は、実際にある気象現象から来ていると思われます。
移流霧とは、湿った暖気が冷たい地表面上を移行するとき、設置気層が冷却されてできる霧のこと。
蟲柱・胡蝶しのぶ
しのぶが繰り出そうとしたのは、蝶ノ舞・戯れです。
これは那田蜘蛛山で、累の姉役を倒す時に使用していた技です。
上空に飛躍し、超高速で敵に複数回の突きを浴びせる。
アニメの使用シーンでは、演出が強化されています。
技を放ったしのぶの姿が消え、蝶の群れが通り過ぎた後に、残った1匹の蝶に敵が触れた瞬間に 身体が腐敗。
その後、しのぶの突きが炸裂した。
実はこれ、幻術の一種ではないかと言われています。
蝶ノ舞・戯れは、無一郎と同じく 最速で攻撃を当てるための技のように思います。
この時の、しのぶの毒の調合が気になります。
童磨戦に使おうとしていたものを、そのまま打とうとしていたのか。
それとも無惨用に、特別な毒を用意していたのか。
しのぶがカナヲに託していたオリジナルの毒かとも思いましたが、あの毒は カナヲに渡したもので最後のような言い方をしていました。
しのぶが最後の無惨戦にいたら どのような戦いになっていたのか。
そういった世界戦も見てみたい。
しかし、しのぶは童磨に吸収されるまでしか 想定していなかったようにも思える。
皆さんはどう思いますか?
蛇柱・伊黒小芭内
小芭内が繰り出そうとしたのは、壱ノ型・委蛇斬りです。
これは、無限城内部の無惨戦で使用した技です。
柱稽古編最終話では発動できなかった技を、ここではしっかり発動。
委蛇斬りは一気に間合いを詰める技で、無惨にいち早く攻撃を当てたいという想いが見えます。
この技は、まだアニメでは未登場。
無限城編でこのシーンが描かれるなら、劇場版・無限城編三部作で観られるはず。
委蛇とは、くねくねと曲がりくねっている様を表します。
恋柱・甘露寺蜜璃
蜜璃が繰り出そうとしたのは、伍ノ型・揺らめく恋情・乱れ爪です。
この技は、半天狗・憎珀天の最強の血鬼術・無間業樹をいなした広範囲な乱れ斬り。
しなる蜜璃の刀だからこそ、可能な広範囲の技。
蜜璃の場合は前線に飛び込むというよりは、中間でのサポート役的な攻撃を狙っていたのかもしれません。
下手をすると、味方まで巻き込んでしまう攻撃。
そこは蜜璃の太刀さばきによって、うまく味方だけを避けながら攻撃をしつつ、無惨のカウンターも防ぐ。
そのような意図で放たれた技なのではないでしょうか。
水柱・冨岡義勇
義勇が繰り出そうとしたのは、参ノ型・流々舞いです。
水流のごとく流れるような足運びで、攻撃をかわしながら敵の隙を狙う。
義勇の役目としては、敵を翻弄する役目といったところ。
少し控えめなところが 義勇らしいといえば義勇らしい。
蜜璃が中距離のサポート役なら、義勇は近距離のサポート役。
無惨の攻撃を水のように受け流し、隙あらば攻撃を当てる。
波のない水面の様に、落ち着いた判断とも言える。
流々舞いには、流々舞い・朝影という派生技があります。
錆兎がヒノカミ血風譚で使用していた技です。
ここは『錆兎の想いも乗せて』みたいな裏話があってほしい。
風柱・不死川実弥
実弥が繰り出そうとしたのは、勁風・天狗風です。
黒死牟戦でみせた技であり、アニメでは未登場。
こちらは無限城編で確実にみられる技です。
空中で体をひねりつつ、旋風のような縦回転による連撃を繰り出す。
実はこの技、仲間の刀に風を纏わせることで 威力を底上げするという、サポート役の意味も持つ。
皆の刀に風を纏わせ、それぞれの威力を増幅させる。
何とも素晴らしいバフ技。
こういった団体戦で、数が多いとさらに効果が高まる。
一般隊士に、風の効果を付与する実弥とか見てみたい。
勁風は強く吹く風、天狗風は突然吹き降ろす旋風のこと。
日柱・竈門炭治郎
炭治郎が繰り出そうとしたのは、ヒノカミ神楽・陽華突です。
半天狗との戦いで 初めて使用した技。
陽華突は、水の呼吸・漆ノ型・雫波紋突きとよく似た技。
雫波紋突きは、水の呼吸最速の技。
つまり陽華突という最速の技で、無惨にいち早く攻撃を当てたいという、炭治郎の想いが推察されます。
無惨が頸を斬っても死なない鬼と聞いた炭治郎は、突き技による無惨の固定を狙ったのではないでしょうか。
最後の最後、無惨を追いつめ壁に固定したのは、この陽華突です。
柱稽古編最終話のこのシーンが、最終決戦の無惨に陽華突を当てるシーンに繋がっている。
そういった見方も面白い。
まとめ
霞柱 時透無一郎 | 霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り |
蟲柱 胡蝶しのぶ | 蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ |
蛇柱 伊黒小芭内 | 蛇の呼吸 壱ノ型 委蛇斬り |
恋柱 甘露寺蜜璃 | 恋の呼吸 伍ノ型 揺らめく恋情 乱れ爪 |
水柱 冨岡義勇 | 水の呼吸 参ノ型 流々舞い |
風柱 不死川実弥 | 風の呼吸 漆ノ型 勁風 天狗風 |
日柱 竈門炭治郎 | ヒノカミ神楽 陽華突 |
いかがでしたでしょうか。それぞれに想いがあって繰り出そうとしていた技。
無一郎・小芭内・炭治郎は、一気に間合いを詰め、とにかく無惨に攻撃を当てようとしていた。
胡蝶しのぶは毒による弱体化、蜜璃は中距離からの全体の防御と攻撃。
義勇は近距離での無惨の翻弄と、攻防一体の攻撃。
実弥は近距離から中距離にかけての攻撃と、味方の刀に風を纏わせ威力の底上げ。
そして炭治郎は、最速の突き技で無惨を固定する。
今回あらためて考察してみて、それぞれの技に想いや意味があったことが判明しました。
皆さんは、誰のどんな役目が好きですか?
コメント欄で教えてください。
今回の記事は以上です。
それではまた。